採用ではなくキャスティングという言葉を使う

Shigeta Togashi
トイレで書く
Published in
2 min readDec 19, 2017

なんでも職人的なフレームワークとか制作プロセスとかいろいろあるけどその対象やその周りの環境や背景、業界を理解してダイブし、とことん追求できるのが一番パフォーマンスとして高いし見るべき要素だと思う。

これはスキルとか経験とかだけで差がつくわけじゃないので才能を発揮できるキャスティングが大事。

ライターならライティングスキルが高いとか、デザイナーならデザインスキルが高いとかいろいろあるけど、本質はその対象とその周辺に対する没頭具合だ。

自分たちのインタビューをしてもらうとして、どんな人に頼みたいかを考えるとわかる。自分たち重視する特定の領域に関するめちゃくちゃ詳しかったり、同じ方向を向いていたり、周辺領域へ追求する姿勢、前のめり感がある人と一緒にやりたいと思う。*(1)

ハード的なスキルは補完可能だがソフト的なスキルは見えづらいし補完しづらいし、レア。まあそんなにオリジナリティないものなら実力があればいけそうだけど。

あくまでも一定ラインではスキルでいけると思うけどそれ以上を目指すならという話。特に何か始めるフェイズではダイブ力みたいなのが大事だと思う。

だから今始めたてのプロジェクトばかりの僕たちは、採用ではなくキャスティングという言葉を使っている。*(2)

*(1) UI CrunchでのFOLIOのデザイナー広野さんのスライドがイメージに近い。自分が起業家ならこんなデザイナーとやりたいと思った。

*(2) 僕が考えたのではなくLiBという会社さんがやっているのを取り入れただけ。

余談だけどこういう没頭して周辺環境から追求する人は社会に対するデザイン機能を担うと思っている。

最近読まれていたデザイナーの分類の記事にはこういった存在が入っていないけど、僕は事業成長でも自己理想追求も良いと思うけど、社会に対するデザイン機能を担いたい人と一緒に仕事をしたい。

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