今を生きる意味。欲しがればわからなくなるし、わざわざ無意味に感じることになるよ。

河野晃典
HakoBoku
Published in
3 min readJul 30, 2016

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今を生きる意味。欲しがればわからなくなるし、求めれば求めるほど無意味に感じてしまうもの。

そりゃそうだ。生きる意味なんて「先に」は絶対にわからんもんやわ。

今を生きる意味なんてのは事後的に、しかも勝手に見えるもの。

今に意味がほしいってのは、先に結果がほしいっていうのと同じで無理なこと。

そうであるという、ただそれだけのことを受け入れて、ただ楽しもうとする今にこそ「意味」みたいなもんが生まれてくるんやと思う。

今に意味を求めすぎないことが、後に意味づけになる。

今、この瞬間にも意味があってほしいと思う。それと「自分の存在価値」と言えるような、崇高な使命みたいなものを欲している。

しかし「今」ってのはたんなる「事実」であって、そこに「特別な意味」なんて存在しない。

例えば過去を振り返るとき、今を基準に過去を意味付けしている。

その当時の事実を、今と比較することで、どんな意味があったのかをわかろうとする。過去の偉人の話で「当時は大変だったけれど…」ってな部分を、「その時代があったからこそ!」なんて解釈するみたいに。

辛かった出来事も、それが後によい結果に結びついたなら「良かった事」として意味づけされたことが、きっと誰でもあると思う。

つまりいい意味で適当に、今に意味などないことを受け入れることが、後々、今に意味を見出すことにつながると思う。

意味がほしいってのは、今に満足していない証拠

その事実を受け入れられず、自分で自分を「これでいいんだ」と認められないとき、生きる意味っていう、客観的な認知をほしがっているだけなんやと思う。
意味づけしたがるのは、今のその状態を、自分自身に納得させたいからとちがう?

そうして正当化しないと潰れていまいそうになるくらいの不安から、ただ「意味」ってものにすがって逃れようとしているだけなんやと思う。

そもそも「ない」ものを探すから、当たり前に「ない」って答えにたどり着いて、「今が無意味」だなんてわざわざ感じてしまっている。

意味なんてない。意味なんて事後的に解釈する事実にすぎない。そのことを受け入れて、まずその意味を求めている今その瞬間を楽しもうとすることが最優先なことやろ。

意味なんて初めからないんやから「どう役立つのか」なんて関係ないしどうでもいい。

ほんの小さなことでいいから、自分で自分を大切にして楽しませて、認めてあげることが、何よりも意味あるなんやで。

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河野晃典
HakoBoku

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