ミッションは「広報」を広めること

Kayo Matsubara
Hamonia
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5 min readAug 5, 2016

2015年9月に会社を設立してまもなく1年。個人的には、創業ゼロ期と捉えていました。

10年勤めたカヤックを出て、面白法人の枠組を取り払って、何ができるのか、何がしたいのか。個性の強い会社でずっと広報をしていたわけなので、私自身の考え方も成長も、少なからず会社の理念や指針、成長と共にあったところもあり、そこから分離していく期間は必要でした。

独立後は想像以上に新しい出会い、新しい体験があり、スピードも増しました。広報の実務を請け負ったり(※実務とは主にリリースからメディアリレーション、PR活動全般)、広報対象の事業自体のコンサルに入らせていただいたり、広報体制の構築に携わらせていただいたり。

半年ほど経つと、知人から「面白法人っぽさ」がなくなった、と言われるようになったので、やはりデトックス的な期間は必要だったのでしょう(笑) ※毒ではありませんけども!

そんな1年を過ごし、『独立しよう』と決めたときから、ずっと抱いていた思いが確信となりました。

企業広報は外注すべきではない。経営者はじめ社内で取り組むべきだ。

そうなんです。広報の受託を事業のひとつにしたものの、広報PRは人任せにしてはならない、社長やその事業責任者を中心に社内に置くべき、と思う私がおりまして。とりわけ企業広報は。

メディアリレーションを持っている広報経験者を入れれば、一時的にメディアに出る機会は増え、広報できてきた感は出るかもしれません。また『広報PRを依頼する=メディア露出が増える=広報ができた!』なんて図式をたてる企業も事実あります。が、それは一時的、表面的なことにすぎないわけで、結局は中長期続く企業活動に併走する、広報の考え方とその企業独自のスタイルが根付くことがいちばん大切ですよね。ゆえに自走できるようになり、私の仕事がなくなっちゃった!そんな状況となることが、いちばんハッピーなわけです。

そう思い、仕事のお話をいただいた時にはお話するようにもしていました。そして約1年経ち、確信へと変わりました。

素敵な面白い会社や事業を、世の中に広めるお手伝いします。

それは私がやることはそれじゃないな、と。

オウンドメディア、ソーシャルメディアなど世の中とのコミュニケーション手段が多様化し、個々人が会社や組織の外で、さまざまな繋がりを広げコミュニケーションする時代において、企業にとって、個人にとって、社会で生きるために、社会とコミュニケーションする「広報」という概念や手法は、ますます必要となることは間違いないと思っています。個人にも「広報」が必要な時代になると思っています。

「広報」を広めること。

ゆえに、これをミッションとすることに決めました。こっちのほうがやりたいことだなと。

そのために、もちろん企業の広報コンサルティングはおこないます。広報セクションに限らず、「広報」の手法をとりいれたい、学びたい人はお手伝いします。もちろん法人だけではなく、個人も。

とはいえまだまだ学ぶことはある。広報のプロの経験を伝える。

広報専門誌「広報会議」でのインタビュー連載を7月より開始しましたが、これも「広報を広める」ためのひとつの形と捉えています。

社会人に成り立ての頃、「広報」という仕事を任されたとき、何それ?面白いの?と思ったぐらい、お恥ずかしながら企業や社会に疎く、意識が低かった私です(だから面接をして「広報PRの仕事をしたいんです!」という学生さんが来るともう、それだけで関心&なんて意識が高いんだ!と驚くわけで・・・、私が低すぎたのかもしれませんね、、、)。それが何の縁か、広報は切っても切れない仕事になり、なんだかんだとコミュニケーションを仕事にするようになりました。とはいえ、まだまだ、若輩者、私自身も学び途中であるのも事実です。

「広報会議」の連載では、広報のプロフェッショナルの方々の経験、考えをお伺いし、私自身も対峙しながら、これから広報を学ぶ方、広報の現場で仕事やキャリアに悩む20代〜30代前半の方に伝えたいと思い、インタビュー&ライティングをしています(こんなお話をくださった広報会議様、ありがとうございます)。

広報を知ってもらい、広報を広めます。

手法はいろいろな形があるので、さまざまな手法にチャレンジするとして。「広報を知ってもらい、広報を広めること」これが2期目以降、やりたいこと、集中したいことのひとつです。※もうひとつ挑戦したいことがあるのですが、それははまた改めて。

なお、このミッションに共感してくれる人、これやりたい!っていう人がいたら、パートナーなり仲間なりも欲しいなぁなんて思い始めてもいます。

興味のある方は気軽にご連絡いただけると幸いです。

http://www.hamonia.jp/

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Kayo Matsubara
Hamonia

(株)ハモニア代表取締役 兼 (株)カヤックLiving代表取締役。広報、Webメディア編集、ライティング、Web事業開発が主戦場。コンサル→編集→面白法人カヤック→独立 そして 縁あってカヤックLiving(現在地) http://www.hamonia.jp/