防災教育を学ぶ者として出来ることとは・・・

スタディーツアー2014/2015in日本

鎮魂と復興の祈りをこめた花火を打ち上げることで東北を元気付ける活動をしているLIGHT UP NIPPONなどがプロジェクト事例を説明してくださいました

全研修の最後を締めくくる日本では、フェローは 2011 年東日本大震災の被災地支援活動や現 在の防災活動について学びました。

初日には東京でディスカッション・ワークショップを行い、東北支援 に携わる人々から様々なプロジェクト事例を学びました。

翌日から向った東北では、福島で神戸学准教授の槻橋修さんにより行われている「失われた街 模型復元プロジェクト」を 見学。地元の方がかつての街並みを再現した建築模型の上に、自分たちの心の中にある思い出をタグ付けするワークショップから、かつての故郷の様子を記憶に留めるだけでなく、表現し他者と共有することで、被災 者の方の心のケアにも資する様子を学びました。

失われた街 模型復元プロジェクトの模型

美術や映像芸術の活動拠点である、せんだい(仙台)メディアテークでは、震災の記憶と記録のドキュメンテーション化のプロジェクトについて学び、記憶を 風化させないアーカイブの重要性を学びました。

せんだい(仙台)メディアテークを訪問したフェロー
せんだい(仙台)メディアテークでは震災にまつわる記憶や記録が様々な手法で保存されている

若いクリエイターによる地域活性化プロジェクトを取 りまとめる「石巻 2.0」 と、東北にできることを自由に討議するワークショップも実施。フェローと石巻の若いクリエイターが一緒になり意見を戦わせるなど、プロジェクト立案の一端を経験しました。

東 北での最終日には、宮城県南三陸町で津波の被害にあった小学校を訪れ、遺族である教員の方から被災当時の状況を直接うかがい、フェローは改めて防災教育に携わることの重要性を心と頭に刻み付け、防災への思いを更 に真摯で強固なものにしました。

宮城県南三陸町で津波の被害にあった小学校を訪れたフェロー

東北を出発する前に宮城県南三陸町で、地元に伝わる和紙を用いた伝統工芸である切子の体験ワークショッ プに参加。フェローは、豊かな伝統工芸というクリエイティブな素材が、被災地を経済的に活性化し、被災者への心理的側面にもプラスの効果をもたらしていく可能性を感じ取りました。

アクションプランを策定するフェロー

最終日は東京に戻り、フェローはこれまでのスタディーツアーで学んできたこと全てを総括し、2 年目に 実施するアクションプランを策定し、プレゼンテーションを行いました。アクションプランは、現地 ニーズの調査、実現可能性の検討などを経て、2015–2016 年の実現を目指します。 〔了〕

国際交流基金関係者、プログラム関係者などの前でアクションプランを発表した
プレゼンテーションを追え、全てのスタディツアー日程を終えたフェローと関係者