BitcoinHackathon参加レポート

初めまして!HashHubでインターンをしている望月です!!今回は 8/18(土)~8/19(日)にHashHubにてBitcoinHackathon(主催:Yenom,CryptoAge、スポンサー:Bitcoin.com)の参加レポートです。

今回のハッカソンでは、Yenomさんが開発したBitcoinライブラリを使用し、Bitcoinを活用したモバイルアプリ開発をチームに分かれて行いました。当日は全11チーム(約40人)が凌ぎを削り、大変白熱したハッカソンになりました。

審査員には安土さん(chaintope, Inc.CTO)宮本ジョーさん(CAMPFIRE)さらにBitcoin.comの方々に行っていただきました。

1位には1BCH、2位0.5BCH、3位0.25BCH。特別賞としてYenom賞、HashHub賞、Kenさん賞が用意され、結果発表も大変盛り上がりました。

参加者全体の1/3ほどの人が徹夜で行い、多くの方がビットコインスクリプトを書いたことがないのにも関わらず、実装されたデモ画面まで作成していました。ユニークなアイデアだけでなく、現実的にプロジェクトとしてリリース出来るのでは?と思えるようなものが多く、大変質の高いハッカソンだったと思います。

一日目スケジュール

  1. Txの説明
  2. Bitcoin開発のためのハンズオン(Yenom CEO 宇佐見さん)
  3. Bitcoin.comによるBITBOXのハンズオン
  4. OSごとに分かれてBitcoin開発ハンズオン
  5. Bitcoin Contractの説明
  6. アイデアソン
  7. 開発開始
  8. 安土さん(chaintope)による講演「Bitcoin Scriptで作るSmart Contract」
  9. 宮本ジョーさんによる講演「Bitauth」

2日目スケジュール

  1. 前日からの開発の続き
  2. プレゼン準備
  3. 発表
  4. 結果発表
  5. 懇親会

Bitcoin開発のためのハンズオン(Yenom CEO 宇佐見さん)

ビットコインのLock Script、Unlock Scriptの仕組み、活用の仕方などを勉強しました。またビットコインスクリプトで使用されるスタックマシンの説明も行われました。

基本的に講演中の説明内容はちゃんと理解していると思っていたのですが、説明途中に配られた練習問題を見てびっくり!あれこれどうやるんだろうと思う点が多々あり、如何に普段分かった気になっているかを痛感しました。

Bitcoin.comによるBITBOXのハンズオン

BitcoinScript開発を容易にするためのBITBOXの説明をしていただきました。発表者が日本語が話せないということで急遽Yenomの宇佐美さんが同時翻訳していただくことになりました。ハンズオンの予定でしたが、時間が押しているということで説明のみになってしまったのは残念でした。

自分は使っていないので詳しくはわかりませんが、周りの声を聞くどドキュメントがわかりやすくて好評でした。これから日本語対応もしていく予定らしいので、その時は是非使ってみたいと思います!

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OSごとに分かれてのBitcoin開発ハンズオン

いよいよ本格的なハンズオンです!ここからはiOS,Androidに分かれて行います。各グループに運営スタッフが付いて送金、Multisigなど基礎となるScriptの実装を行いました。これも時間の関係で全てを行うことはできませんでしたが、気になる人は後で聞きに行くという形で終わりました。

残念ながら自分はセットアップの時点で大分遅れてしまいましたが、ブロックチェーンに任意のデータを刻むやり方は、実際にコードを見て初めて理解できたと思います。(OP_RETURNのinput,outputの中身など)大変貴重な機会でした。

Bitcoin Contractの説明

ここではBitcoin Contractの実用例を紹介していただきました。位置情報×BitcoinのtakaraやSNS×BitcoinのMemo.cashなど現実的な実用例を分かりやすく提示していただきました。

特に多くのサービスはMultisigとLockTime指定によって実現できているという説明が印象的でした。もちろん色々な機能を組み合わせることも大事ですが、大事なのは本質を押さえて必要な機能を実装することなんだなと思いました。

安土さん(cahintope)による「Bitcoin Scriptで作るSmart Contract」

いよいよ審査員の方々による特別講演です!安土さんからはHTLC( Hashed Timelock Contracts)を利用したBitcoin Contractの実用例を紹介していただきました。かなり専門的な話だったので、事前知識がない参加者には難しい話だったのではないかと思います。

実際に自分もお話を聞くだけは全てを理解することはできず、後でスライドを読み返して何となく理解できる程度でした(笑)それでも本当の技術者がどのようにコードを書いているのかを垣間見れる貴重な機会でした。

宮本ジョーさん(ビットコインエンジニア)による「Bitauth」

ジョーさんからはかなりマニアック?な話をして頂きました。これはビットコインの秘密鍵管理に関するプロジェクトです。今はあまり盛り上がって議論されていないが、今後必ず必要になる部分なので今のうちに把握しておくべきとのことでした。

自分はこのプロジェクト自体初めて聞いたのでとても興味深くて面白かったです。特になぜ必要なのかを、過去から追っていくことで理解が深まるという話は大いに納得できました。

ハッカソンで提案されたアプリ

優勝:遺産相続などの解決を目指したウォレット(beef100パーセント)

2位:Atomiswapに使用するウォレット(苔川)

3位:投票用ウォレット(CraftChain)

Yenom賞:万歩計とGPSを連動したウォレット(sumo)

HashHub賞:チケット転売防止ウォレット(team_crypt)

Kenさん賞:時間労働者への給与支払いする際のウォレット(長野から来たチーム)

その他

・有料記事を利用する際のウォレット(Newkorock)

・自動運転タクシーで使用できるウォレット(Volare-Osala)

・Bitcoin Cashを使ったnoteの販売サービス用ウォレット(lightning)

・利用した際に取引証明書が発行できるウォレット(team E)

・カジノ専用ウォレット(team I)

まとめ

Bitcoinというと仮想通貨のイメージが強く、Bitcoinスクリプトを利用してコントラクトを書けるということはあまり知られていません。そのような中で、もっと多くの人がBitcoinを使えるようにしたい、という思いのもと開催されたイベントでした。実際にYenom運営スタッフ、講演者の方々が参加者からの質問に一切嫌な顔を見せず、一緒に考えたりアドバイスをしている姿も非常に印象的でした。

Bitcoinをテーマにしたハッカソンは珍しいということで、イベント当日は多くの方が差し入れや、特別賞を作っていただきました。まさにイベント参加者全員で作り上げたイベントだと思います。

Bitcoinを使ったアプリがまだまだ乏しい状況です。これを機に多くの方が「Bitcoinもっとやれるんじゃない!?」と思えるきっかけになったと思います。

改めて運営スタッフ、Bitcoin.comの方、特別審査員、参加者の皆さん含め本当にお疲れ様でした!!

ちなみに第二回の開催も決定しているため、興味ある!もう一回参加したい!という方々は参加してみてはいかがでしょうか?