EOS WeekEnd 一日目参加レポート ①EOSエコシステムとEOSを使ったDAppsの事例紹介

Sasakky
HashHub
Published in
5 min readNov 5, 2018

先日HashHubで開催された「EOS WeekEnd」の初日では、非開発者&開発者向けにEOSの概要とエコシステムについて解説されました。当日は、60人ほどの参加者が集まり、懇親会も含め、大いに意見が飛び交い盛り上がりました。弊社平野のスピーチを除く3つの当日コンテンツについて、内容を紹介します。

最初はEOSリサーチャーとして、各種イベントやSteemitへの投稿など精力的に活動されている成田さん(@moromaro6)に、EOSエコシステムの概観とEOSを使ったDAppsの事例を紹介していただきました。

EOSエコシステムについて

・EOSはActivityの面で堂々のトップであり、二位のBTSと二倍以上の差をつけている。他のプラットフォームプロジェクト等に比べて、オンチェーン上ですべて処理しているものとしては実績がある。

・現在EOSプロジェクトとして表明しているものは257個くらい存在し、プロジェクトの種類は、Exchangeからゲームまで幅広く存在する。さらにプロジェクトの絶対数としても、特定の領域に偏っていない。これは、メインチェーンのローンチから3ヶ月の割には多い方ではないかと感じている。

・EOSプロジェクトはAirdropが盛んであり、大半は自分たちのプロジェクト認知を目的とする。まだまだこれからというプロジェクトも今現在動いているゲームなども含めて、全体的にAirdropでの認知獲得を図っている。

・EOSと細かいトークンがすぐに変換できるようなプラットフォームになっている。

・他のプラットフォームと比べてどのくらい違うのか
Total DApps数の割に、transactionの数・DAUの数が圧倒的に多い。具体的に上位に来ているものは、スピード感が求められるギャンブルゲームなどが多い印象。特に、素早く正確なトランザクションが必要なDappsは、EOSで作られがち。

・開発費用について
EOS開発は費用が初期開発に集約されており、ある程度最初に払っておけばそのあとは追加で支払うことはない。また、サービス終了時にはstakeしていたEOSトークンが戻ってくる。

DApps事例紹介

・Everipedia
EOS版Wikipedia。お金がかからない。投稿者の評価自体がオープンになっているので、より健全なwikipediaと言える。

・EVA
分散型UBER

・ONO
EOS版Steemit。中国で活用されているSNSプラットフォーム。

・HireVibes
ジョブマッチングのプラットフォーム。

・Clemental Battles
EOS版クリプトゾンビ。

・ONEPAY
モバイル決済プラットフォーム。EOSは決済系には強い見通し。

以上となります。個人的には、EOSのDAppsは80個しか動いていないのに対して、一日のtransaction数は、2051個のDAppsを抱えるEthereumの約3倍近い量を誇っていることに驚きました。如何にEOSのトランザクションが高速であるかが伺えます。まだメインネットのローンチから三ヶ月ほどしか経っていないEOSですが、今後ますます多くのDAppsが開発されることが大いに期待されます。

当日の資料は下記からご覧いただけます。

https://speakerdeck.com/moromaro/eos-uikuendo-fei-kai-fa-zhe-kai-fa-zhe-xiang-kegai-yao-toekosisutemu

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