EOS Weekend 一日目参加レポート ②EOS上のリソース調達コストと使用状況、PoS型のベースプロトコルの将来像

二番目は、アットコイン株式会社CEOで、EOS周辺のサービス開発や外部企業の開発支援に取り組まれている野原さん(@shusuke_nohara)に、EOSのリソースシステムやEOSのビジネス応用などについて紹介していただきました。

EOSのリソースシステムについて

・EOSの特徴
①高速なトランザクションが可能
②手数料ゼロでブロックチェーンが利用できる
(ただし、EOSは送金の際にいくらかのEOSをstakeする必要がある。stakeしたEOSは解除してから3日後から使えるので、預けたお金が返ってくるという意味で「手数料がゼロ」と呼んでいる。)

・トランザクション送信、計算コスト、データの保存の3つの性質の異なる処理に対し、それぞれ別個のリソースを使用する。(後述)

・スマートコントラクトはアカウントによって保持される
コントラクトは常に開発したヒトのアカウントの中に存在し、「コントラクトを使うユーザーはリソースを用意しなくてもいい」、というような設計もできるので、柔軟なサービス設計が可能である。

・codeのアップデートが可能

EOSにおける3つのリソース

①RAM:EOSのブロックチェーン上に保存できるデータの数
②NET:直近72hでどれだけデータを送信できるのかを示す数 データの量と重さ
③CPU:直近72hで使用可能なCPU時間

・それぞれをどうやって調達するのか
NETとCPUは全く一緒で、EOSトークンをstakeすることで入手可能。さらに第三者による実行でも調達可能である。一方で、RAMはEOSトークンを払って自分で買う必要がある。このとき、第三者が買うことはできない。

・EOS上のリソース利用の実例
①RAMを消費するコントラクト
Ex. Everipedia:大量に情報を載せていかないといけないのでRAMを大量に消費する
②CPUを消費するコントラクト
Ex. BetDice:ギャンブルゲームは、オンチェーンで情報の透明性を担保しないといけないので複雑な処理が必要。
③NETを消費するコントラクトはあまり見たことがない

EOSのビジネスへの応用

ポイント①:手数料ゼロでブロックチェーンが利用できる。
→オフチェーンの情報をリアルタイムでオンチェーンに取り込む

ポイント②:スマートコントラクトはアカウントによって保持される。
→外部の第三者によるコードの監視サービス
EOSは継続的にコードの書き換えが可能であるため、ハッキングにより悪意あるコードに改変される恐れがある。そのため継続的なコード監視が必要となる。

ポイント③:第三者によるリソース調達代行
→delegateによる資産運用
Ex. トークンホルダーが開発者にリソースを提供し、それに対して開発者は金利2%とかをトークンホルダーに提供するなど。

当日の資料は下記より見る事が可能です。

https://speakerdeck.com/shusukenohara/eos-weekend-fa-biao-zi-liao

以上となります。EOSのリソース周りの話は深く調べたことがなかったのですが、知識不足の僕にも非常に簡潔でわかりやすい説明でした。Ethereumと比較したときのビジネスでの応用分野の違いが興味深かったのですが、今後多様なチェーンが現れ、その上でサービスがローンチされる度に、各チェーンごとに異なるサポートビジネスが生じてくる可能性を考えると、ブロックチェーンが生み出すサポートビジネスの領域は広いなと感じました。(どこかのチェーンに集約されるかもしれませんが)

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