HashiCorpのエンタープライズ製品について
日本の皆様、HashiCorp Japanの伊藤といいます。我々HashiCorpは、Vagrant, Packerというオープンソースプロダクトを開発したMitchell HashimotoとArmon Dadgarの二人で設立された会社です。本社はサンフランシスコにあり、今も活発にオープンソース界隈を盛り上げる製品を活発に開発しています。
さて、オープンソースといえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「誰でも使える無料のソフトウェアだよね?」
「ソースが見れるから、自分勝手にカスタマイズできるよね?」
「誰がソース書いてるかわからないから、品質は微妙だよね?」
こんな感じで個々のユーザーとしてはガンガン利用してる人もいる反面、大きな企業としてはまだまだ利用に踏み切れてないところもあるのではないでしょうか?
先に述べたMitchellとArmonはオープンソースに大きな可能性を感じ、プログラマーとして便利で有益なプログラムをそれを必要とする人へ提供するのを使命と感じています。
ただ、やはり大きな責任を負う大きな企業においては、オープンソースの利用には抵抗があるのが事実です。自社で扱うものは「きちんと検証」し、自社で「サポート」でき、必要であれば「新機能の追加」できなければなりません。
ここでポイントとしては、
·「きちんと検証」
·「サポート」
·「新機能の追加」
が出てまいりました。
はい、そこを解決するためにHashiCorpが選んだ道は、「会社設立」です。
自社で製品のQAを行うエンジニアを雇い、質問や疑問に答えるサポートチームを確立し、そして未来を見据えたロードマップを作るプロジェクトマネージャを雇い、それらを実現するプログラマを守る。
そのためには、自分たちでお金を稼ぎ、そのお金で使命を真っ当する必要があります。
そのために、HashiCorpは商用プロダクトを出して行きます。
基本原理として、もちろんオープンソースの開発も続けて行きます。
商用プロダクトとして次の4つがあります。
·Terraform
·Vault
·Consul
·Nomad
これらのプロダクトについては今後のブログでオープンソース、商用両面から説明してきます。
あと最後に、2018年9月にHashiCorpは日本法人を立ち上げました。
今後、弊社の商用プロダクトについても発表していきますので、お楽しみを。