南房総台風15号後レポ③
2月12日 — 館山市富崎地区 —
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2 min readMar 4, 2020
南房総市は私の所属する山代研究室と以前からお付き合いがあり、今回台風15号で多くの被害が出たことでレポを書くことになりました。第3回目です。前回に引き続き南房総市富浦地区に寄ったのち南側にある館山市富崎地区その中でも布良、相浜を歩きながら街の方々を歩いて来ました。
天気は久々に快晴で富浦の桟橋の先に富士山がうっすら見えました。台風後飛んで来た木などで覆い尽くされていた海岸は綺麗になっています。この桟橋は風景の綺麗さで有名でしたが台風により壊れて人が今はあまりいません。写真家や撮影もされていて多くの人がいたのを覚えています。
こちらは布良の写真。夕日が綺麗ですが、この狭い範囲だけでも修復が入っている住宅より、ブルーシートがかかったままの住宅が多いことが見えます。
さすがに平日だからか今日はボランティアの方が見えませんでしたが、今ではボランティアを受けるにもお金がかかることもあると住民の方からお聞きしました。ボランティアの一時的な修復にお金を払う余裕がなく、ちゃんとした業者にお金を回すためにボランティアすら呼べないとも。
労働代を取らないぶん人手をどのように集めるのか。労働代は取らなくとも材料、ものの処分などどこまでを無料でどこからは被災者にも負担してもらうのか。そういう問題が出てきてしまうことは仕方がないと思います。一方、ボランティア側が全ての費用を負担し続けるのは難しいと思います。復興という長期の問題においてどういったバランスでやって行くと続けられるのか考えることが重要に感じました。(記:岡廻由貴子)