やってよかった5つの英語勉強法

Miho Terada
henngeblog
Published in
10 min readJul 2, 2020

はじめに

Photo by Siora Photography on Unsplash

こんにちは。2019年9月にHENNGEに入社した寺田です。Customer Success Division でHENNGE One の導入支援を担当しています。

英語の勉強は実は嫌いではなく、学生時代もコツコツと勉強をしていました。それでも、TOEIC L&R の点数を上げるのには苦労し、いろいろな方法を試してみました。900点を超えられるほどの英語力が身に付くまで、紆余曲折しながらも、その中で個人的に効果が得られた勉強法を5つご紹介したいと思います。みなさんにとって、自分に合った勉強法を見つけるための参考になれば嬉しいです。

1.TOEIC L&R にはこれ!

TOEIC の点数を上げたいんだけど何をすれば…という方におすすめな本があります。その名も、TOEIC 特急シリーズ
https://publications.asahi.com/toeic/lineup.shtml

TOEIC って、高得点をゲットするテクニックがあるんです。なんせ、時間制限があるので、リスニングの読み込みが間に合わない、いつも最後の方はマークシートを適当に塗りつぶして終わっている、という方は、効率よく問題を解いていく練習が必要です。

その点、この特急シリーズは、TOEIC百戦錬磨の講師陣が解説した書になるので、TOEICの解き方のコツがたくさん詰まっています。もちろん、TOEIC のコツを記した参考書なんて世の中に山のようにありますが、読むだけで疲れる長文の書ではなく、内容がコンパクトにまとまっており、紹介されているテクニックも試しやすいです。

ありがたいのが、サイズもコンパクトなところ。文庫本サイズなので、鞄にそっと忍ばせられて、移動のお共に最適です。また、シリーズ内にはPart1から7それぞれに特化したものもあるので、苦手なPartを重点的に勉強したい、という場合にもおすすめです。

私の勉強法

このシリーズを集めるのが好きな私ですが、特におすすめなのが 1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急です。
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10823

Part5 は穴埋めです。語彙力と文法力、そしてスピードの勝負です。このPart5 がなかなか曲者で、ひととおり文法は勉強したのに、文の大意はわかるのに、どれを選んだらいいのかわからない、みたいな問題が結構出てきます。

この本では、問題の種類ごと(単語、文法など)に、どのように解にアプローチをすればよいかが紹介されています。1問にかける目安時間も記載されていますので、時間を気にしながら、テクニックを使って問題を解くことを繰り返し、早く正確に問題を解くことを練習しました。間違った問題にはチェックをつけて、何度も解きました。そうすると、だんだんPart 5の解き方が分かってくるようになりました。

2.ネイティブのように発音したいなら

ネイティブのような発音がしたい、カタカナ英語は卒業したい。これは英語を勉強し始めた頃から私が抱いてきた強い思いです。残念ながら義務教育では(少なくとも私が学生の頃は)発音ってあまり重きをおかれない部分でした。少しでもいい発音にしようと頑張ると、周りのクラスメートから冷やかされたものです。そして練習不足がたたり、成長してから R と L の地獄に苦しむことになるのです。th で舌を噛むのです。(余談ですが、th は舌を噛むのではなく舌を挟むものです)

鬱憤はさておき、発音を向上したいなら、おすすめのYouTubeチャンネルがあります。それは「英語のそーた」です。おすすめの理由は、日本人でもネイティブのようにかっこよく発音できるコツをわかりやすく、かつ楽しく紹介してくれているからです。特に好きなのは、かっこいい洋楽に合わせて発音を覚えてみようというもの。歌の中で出てくる単語で、どう発音したら綺麗に聞こえるか、というのを紹介してくれています。例えばこちら。

【発音&歌詞和訳】We Are Never Ever Getting Back Together /Taylor Swift 日本語訳&カラオケ(R発音①)
https://youtu.be/FZfq018s4Ik

テイラーの曲をかっこよく歌いたい~という気持ちもありますが、日本人が苦手な R が曲名だけでも大量に出てくるこの曲を通して、いかに R を発音するかをわかりやすく説明しています。

動画で紹介されている発音テクニックを普段のスピーキングにも意識してやってみると、カタカナ英語と揶揄される発音からは一歩前進できます。自分でネイティブのように発音できるようになると、ネイティブの発音も少しずつ聞き取れるようになります。リスニング力を上げるにはぜひ、発音にも注目してみてください。

3.日常会話の語彙を増やしたいなら

Duo 3.0 という単語帳をご存知でしょうか。何かのプロトコルかな、と耳を疑うユニークなタイトルのこの本、実は非常に優秀なのです。

「重要単語1600+熟語1000を重複なしで560本」というのが本書の構成ですが、ぜひ例文に注目してほしいです。この本で紹介されている例文は、どれも「これ言いたいんだけど、英語でなんていうんだっけ…」というもどかしい気持ちを解消してくれる、痒い所に手が届く例文ばかりなのです。

例えば、「僕、高所恐怖症なんだ」って言いたいとき、acrophobia なんて難しい単語を使わずに、 ”I'm scared of heights.” と紹介しています。他の単語帳って、「こんな複雑な文使う機会ないんだけど」とか「例文の中に難しい単語入りすぎてて覚えられないんだけど」みたいなの、ありますよね。

その点、本書で紹介されている例文のほとんどがシンプルで、日常英会話でも使うシーンがありそうなものばかりなのです。また、例文同士が実は繋がっていてひそかにストーリ性があり、きっとこの本の最後の方のページをめくるころには登場人物のボブに愛着がわいていることでしょう。

例文の中ではもちろん TOEIC でも頻出の重要な熟語や文法を抑えているので、単語帳として持っておきたい1冊になるかと思います。

https://www.amazon.co.jp/DUO-3-0-%E9%88%B4%E6%9C%A8-%E9%99%BD%E4%B8%80/dp/4900790052

私の勉強法

例文まるごと覚えるぞ!ということで、まずはひととおり本を読みました。並行して、読んだ記憶があるうちに、日本語訳だけを見て英文を書いき起こしました。そうすると、わからない単語、わからない構文が何かがわかります。それを、後述のオンライン単語カードに登録していき、単語カードを使って覚えます。単語をひととおり覚えた、というところで、また例文を日本語訳から書き起こしてみて、それでも書けなかった例文のページをブックマーク(付箋)して、そのページを集中的に勉強しました。
そして、覚えた例文を英会話の先生と話すときに使ってみました。実際に使って相手に伝わった文は、印象が強く残り、定着するので、こうして使えるフレーズを増やしていきました。

4.時代はオンライン単語カード

学生の頃、単語を覚えるのに単語カードを作りませんでしたか?私はQA形式で繰り返し学ばないと覚えられないタイプなので、単語カードを量産していました。ただ、単語カードを作るのってなかなか労力がかかるし、出かけるたびに毎回単語カードを持ち歩くわけにもいかない。

そんなときに役立つのが、オンライン単語カードサービス、Quizlet です。
https://quizlet.com/ja

使い方は簡単です。学習セット(=単語カード)を作成し、用語と定義を入力していくだけ。作成した単語カードは、めくって覚えるというオーソドックスな単語カードの使い方の他、さまざまな学習法が用意されています。用語を4択クイズで覚えたり、筆記したり、自動で作ってくれるテストを受けたり。ゲームまであります。

また、うれしいのが、他のユーザーが作成した単語カードも参照できることです。誰かがすでに作った熟語集を使って勉強するのもいいですよね。(内容の正しさは保証されないので、自己責任で)

アカウント登録は必要ですが、上記の機能は無料で使えるので、試してみてください。もちろん、IT用語など、英語以外にも使えます!

5.同じ目標を持つ人同士励ましあうアプリ

最後にご紹介するのは、「みんチャレ」というアプリです。これは、英語学習用のアプリではなく、三日坊主防止アプリなのです。新しい習慣を身につけたい人が最大5人でチームを組み、チャットで励まし合しあうことで、チャレンジを継続しようという趣旨のアプリです。

同じことをチャレンジしている人の頑張りを見ると、やる気がでますよね。投稿にいいねも付けられるので、自分のチャレンジを見てくれている、という励みにもなります。

どういうチャレンジにするかはチーム作成者が決められるので、「毎日3つ英単語を覚える」とか「毎日10分 TOEIC の問題集を解く」など、具体的で続けられそうなチャレンジを掲げるのがおすすめです。または、誰かが作成したチームのチャレンジ内容に意欲がわいたら、そのチームに参加してみるのもいいですね。

私の勉強法

私の場合は、「英語で日記をつけよう」というチームで、3日に1回以上日記を書くチャレンジをしていました。文章を書く力を向上したいと思っていたところに、このチームを見つけたのです。

自分1人で英語日記をつけても、自分の英語が合っているかわからないし、日本語ですらなかなか書かないものをいわんや英語をや、ということで続きませんでした。

このアプリでのチャンレンジでは、自分の書いた日記に他のチームメンバーがリアクションしてくれるので、書いた後にも達成感があり、続けるモチベーションにつながりました。他の人に伝わるように書く、という意識が芽生えるので、1人で日記をつけるよりもいささか質の高い文章ができたと思います。また、他の人の日記で読解の練習もできるので、一石三鳥くらい得られました。

さいごに

いかがでしょうか。自分に合うなと思える勉強法や興味のある勉強法はありましたでしょうか。自分に合った勉強法はそれぞれ異なります。目で見て覚えることが得意な人、耳で聞いて覚えることが得意な人、体を動かして覚えることが得意な人。
※自分がどのタイプなのか客観的視点が欲しい場合は、 ”NLP診断” で調べてみてください。

なので、1つの勉強法にこだわらず、試してみて、失敗したら違うやり方を試してみて、続けられる勉強法を探してみてください。私もまだまだ英語は勉強中の身なので、楽しめながらも身に付く学習法を模索し続けたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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