新規開拓営業マンがカスタマーサクセスに片足を突っ込んだ場合。
■はじめに
はじめまして、Takuyaと申します。HENNGEに入社してから2年と少しになる視点で記事を書かせてもらいます。
私自身のこれまでのキャリアは営業職になり、HENNGEでは新規営業開拓のチームに所属しております。並行して、既存のお客様のコミュニティ（chameleon）に関するプロジェクトにも関わっておりまして、今回はそちらについて紹介できればと考えています。
■Chameleonとは
一言でいいますと、HENNGE Oneのユーザー様同士で各種情報交換ができる会員制のコミュニティです。従来の弊社からのお客様への一方向な情報発信だけではなく、ユーザ様同士やユーザ様から弊社を含めた双方向のやり取りができるプラットフォームを設けることで、お客様の満足度向上を目的としています。
トピックとしては、HENNGE One 製品に限らず各種 IT/クラウドサービスに関するQA、情報システム部全般のお悩み相談、自己紹介や時事ネタなどカジュアルな内容を含めたものになっています。まだ発足して1年が経とうとしている段階なので、試行錯誤しながらより良いものを創り続けているところです。
[ HENNGE ユーザーコミュニティ「chameleon (カメレオン)」]
■どんな活動をしているのか。
主に、定例会にて以下を議題に活動しています。
・投稿ネタの議論
・記事コンテンツの精査
・既存ユーザに役立つ情報を新規側の視点を取り入れた展開方法の模索
私の場合は、これからHENNGE Oneユーザになるお客様への営業部門の所属ですので、直接的にはコミュニティの運営に関わらない業務を行っています。
ですが、現在サービスご利用のお客様も元々はいわゆる新規ユーザ様でしたので、新規提案の観点を含めたトピックや話題の切り口を作り出せないかという視点でアイデア出しや記事執筆を中心に関わっております。
■なぜ新規セールスの自分がChameleonチーム参加しているのか
本当のキッカケは既存のお客様担当チーム（Renewal Sales Section）の同僚からのお声掛けに乗っかったからです笑
ただ乗っかっただけではなく自身で考えてみると、ユーザコミュニティってサブスクリプションのビジネスモデルのヒントだらけなのではないかと興味が湧いた事が参加を決めた大きな理由になります。
世の中全体に視野を広げるとフェラーリやハーレー、オンラインサロン等々、歴史あるものから新しいものまで、共通しているのは「ファンがいる」という事です。不変的だけどどこか新しい匂いがする「ユーザコミュニティ」に関わる事は、自身のキャリアにも役に立つでしょうし、興味深い。何より新規営業の部署で関わっているメンバーが居ない点もキッカケになりました。
社内的なお話になりますが、同じCloud Sales Divisionの中でも新規開拓の部署は新規のお客様だけを、既存お客様担当部署は既存のお客様だけを、といったそれぞれ独立した部署って意識を感じていました。
これだけ書くと誤解されてしまうと思うので補足すると、勿論業務上の連携はありますし、人間関係も良好です笑
ですが、既存お客様から得られたデータベースや傾向を新規側に踏襲した動きに伸びしろがあるのは事実です。
それって勿体無いと思うんです。というのも2000社以上の導入実績がありながら『SaaS Annual Report 2021』(https://ubv.vc/contents/scaling/report-2021/）によれば国内のID管理SaaSのARRで1位、国内SaaSのARRでいえば12位のシェアを占めるのがHENNGE Oneだからです。なぜ流行っているかをより体系化できれば、きっと新規開拓側にもより良い提案のヒントがまだまだ眠っているはずです。
ゼロイチの売り方や市場開拓するマインドも大切ですが、既に十分なデータベースが手の届く範囲にあるなら、活用しない手はないという気持ちで取り組んでいます。
■まとめ
Chameleonに関わって良いなと思うのは、利用ユーザ様の声やご意見を伺う事で、お客様は今何を考え、関心を持っているかをリアルタイムに近い形で認識できる点です。
とはいえ、まだまだ走りながら正解を模索している段階です。けれどもそれがHENNGEで働く楽しさでもあります。
同じソリューションに関わっていても利活用方法や要望を通じて気づきが増える、という点でマンネリ化が少ないサービスという事にも気づけました。
殆ど誰も手を付けていない事にチャレンジさせてくれて、奨励してくれる環境は、学び好きで成長欲が強い人にはHENNGEは刺激的な環境だと思います。
HENNGEでは、一緒にへんげする人を募集しています！募集職種については採用サイトをご覧ください。
