Day 23 — 野球トリビア
昔トリビアの泉というTV番組があったのをご存知だろうか?
「生きていく上で何の役にも立たない無駄な知識、しかし、つい人に教えたくなってしまうようなトリビア(雑学・知識)」を紹介するという趣旨のフジテレビ系列の番組である。
昨今のコロナ禍で、打ち合わせはZoom等のオンラインミーティングが主流となり、アイスブレイク的な雑談の機会が激減してしまったように感じる。
もちろん、効率よく要件だけを議題に会議をすることは重要だが、ときにはどうでも良い内容の会話もあったほうがスムーズなのではと最近はよく思ってしまう。
ふと、冒頭で紹介した「トリビアの泉」が懐かしくなり、あえて今年のアドベントカレンダーはその内容で行ってみることにした。
「1アウト、ランナー1塁の状況。バッターが打った打球が1塁から2塁へ走塁していたランナーに当たってしまった。その場合、ランナーは・・・」
「アウトになる!」
とドヤ顔で答えたいところだが、それは誰もが知っている常識にすぎないので、もちろん続きがある。
「1アウト、ランナー1塁の状況。バッターが打った打球が1塁から2塁へ走塁していたランナーに当たってしまった。その場合、ランナーはアウトになり、バッターは1塁に進塁する。その際のバッターの記録は何になるか?」
今更ながら自己紹介だが、私はHENNGE株式会社の創業者であり取締役副社長の永留義己である。
が、それは平日の姿にすぎず、週末は息子の少年野球に付き添い、試合ではスコアラー(野球の記録員)として邁進している。息子は7年間野球を続けており、試合数は年間50前後。私はほぼすべての試合にスコアラーとして参加しているが、上記のケースは最近初めて遭遇した。そして、お恥ずかしながらどのように記録して良いのか分からなかったのである。
で、気になる答えは、
「ヒットになる」
ということだ。皆さんご存知だっただろうか?
打球がランナーに当たったということは、守備がいないところに飛んだはず。それはヒット性の当たりであった可能性が高いから、という理屈のようだ。
ということは、勘の良い読者ならお気づきかもしれないが、、、
守備(このケースの場合は投手や二塁手)がボールを取れずに弾いてしまったり、守備の股間を通過した打球(いわゆるトンネル)が、ランナーに当たってしまった場合は、
「ランナーはアウトではなくセーフ」
というルールなのである。守備がエラーしたため、ランナーはボールに当たる当たらないに関わらずセーフである可能性が高いからという理屈である。
「へぇー」と思った皆様、是非野球好きなお得意様にこのトリビアを披露頂ければ幸いである。
以上
This article is part of the 2021 HENNGE Advent Calendar. An Advent calendar is a special calendar used for counting down the days till Christmas. 2021 HENNGE Advent Calendar presents one article by one HENNGE member per day for 25 days until Christmas, 2021