チーム内での「ナナメの師弟関係」の充実
先日、募集を開始したアシスタント募集に、ちらほらと反応をしていただいている。ありがたい。
パラレル親方企画への応募も最終的には80名を越えて、いろんな人たちが応募してきてくれていた。
80人分の志望動機やらを読みながら、その人がどんな人なのかに思いを馳せてみる。すると、ウチの会社に合いそうかがおぼろげながら見えてくる。テキストからでも伝わることはあるんだな、なんて考えながら人事の人たちの大変さが少しだけ身にしみた。
フリーランスで活動していて、仕事ができるとあっという間に個人のキャパシティを超える。誰かに助けてもらう必要が出てくるのが現状だ。inquireのメンバーとして活動している 小山和之 くんも最近アシスタントの募集を始めている。
今年は長谷川リョーくんの事務所とは付き合いがあって一緒に仕事をしているし、小山くんもアシスタントを募集し始めたこともあり、ナナメの師弟関係みたいなことについて考え始めた。もちろん、パラレル親方という企画に誘っていただいたことも影響してる。
パートナーやメンバーの弟子にあたる人は、直接僕の弟子というわけではない。ただ、仕事でコミュニケーションをとることはあるし、関わる機会はある。であれば、自分が持つ情報や知識を出来る限り伝えていくべきなのではないか、なんて考えるのだ。
そもそも、人が人に何かを教えるというのは相対的なもので、絶対的なものじゃない。僕もきっとナナメの方向にいる弟子から教わることがあるんだと思う。そう考えると、ますます何か伝えるべきなのではと考える。
ライティングを学び合うためのコミュニティ「sentence」を始めて、最も学びにつながっているのは、きっと僕だ。文章や編集を人にも伝えるためにどう言語化するか。体感してもらうためにはどんなワークショップがいいのか。継続してスキルアップするためにはどんな環境が必要なのか。
試行錯誤を重ねてきた。それが、とても良い学びになっている。
来年から増えようとしているナナメの師弟関係からも、きっと学ぶことがあるのだろう。この新しい関係性は、互いに何を提供できるのか、今から楽しみだ。