現地レポートVol.1
三鷹・吉祥寺エリア
本プロジェクトの記事は、「現地レポート」と「調査編」で構成されています。今回は三鷹・吉祥寺エリアの「現地レポート」です。
調査日:2020年6月27日(土)
店舗数:4店舗(+α JA東京むさし、サニーマート、 ニッポンスタンダー ド)
レポートは以下のフォーマットでまとめた↓
1. 基本情報
-アクセス(地図)
-運営会社or店の沿革
-店舗オープン年
-コンセプト
-調達・取り扱い基準の有無2.現地調査レポート
-店の印象
-取扱い商品
-POP、説明表示
Table of Contents
- こだわりや
- ナチュラルハウス
- ボンラスパイユ
- F&F
- +α:JA東京むさし、サニーマート、 ニッポンスタンダー ド
- 現地調査振返り
- 次回予告(調査編 Vol. 1)
1. こだわりや
1. 基本情報
沿革
- 1947年創業の池栄青果(東京都豊島区)が起源
- 1987年無添加、有機栽培生産品販売”こだわりや””こだわり市場”部門を事業化。1991年㈱こだわりやとして独立
- 現在都内に13店舗
オープン年
2015年11月
コンセプト
Our Policy
「主役は人と自然。食の選択の提案をいたします。」
「自然とオーガニックな暮らしの案内人として、みなさまへ。」
調達・取り扱い基準
2.現地調査レポート
- ポップアップの説明が丁寧で製品への理解が深まる
- 野菜の価格が高いため、手が出しにくいことに加え、生鮮食品の取扱いが少ない
- 売り場面積は小さめな印象
2. ナチュラルハウス
1. 基本情報
沿革
- 1978年ナチュラルマートとしてオープン
- 直営店12店舗/フランチャイズ店1店舗
オープン年
2010年
コンセプト
◆ストアコンセプト
Organic, 自然と調和しながら生きる。
Local, 地産地消で身近な地域をささえる。
Sustainable, 環境や資源を守りつづける。◆商品コンセプト
WHOLE TRADE, 野菜・果物・穀物などの原材料
WHOLE DEAL, 収穫物をむだなく使った加工品
WHOLE CULTURE, 地産地消で身近な地域をささえる。
WHOLE BEAUTY, 栄養補助食品・化粧品・エコ雑貨
調達・取り扱い基準
食品取扱基準とビューティー取扱基準が設けられている
2. 現地調査レポート
- 店舗は小規模
- 食料品の他に化粧品等の日用品の取扱いもしている
- 自社ブランドのポップアップの説明が丁寧
3. ボンラスパイユ
1. 基本情報
沿革
2013年、4店舗、(株)アイセ・リアリティーの食品事業
オープン年
2017年
コンセプト
誰もが気軽にナチュラルライフを楽しめる場をイメージした自然食品のセレクトショップ
【Product】
1.青果
有機JAS認定や、農薬・化学肥料不使⽤の野菜。農家さんから直送の野菜。
2.調味料
国産または有機栽培原材料使⽤や、伝統製法で作られた醤油、味噌、砂糖。⾃然の恵みたっぷりの天⽇塩や岩塩。
3.豆腐類・乳製品・肉類
国産⼜は農薬使⽤を抑えた⼤⾖からできた⾖腐・納⾖。低温殺菌⽜乳、こだわり飼育の⾁類、合成添加物不使⽤のソーセージ類。
4.菓子
できる限り国産原料を使⽤し、合成添加物不使⽤、または有機JAS認定のスナック、クッキー、煎餅、飴、ドライフルーツ・ナッツ等。
5.酒
オーガニック原料を使⽤したワインやビール、⽇本酒。伝統製法の焼酎やみりん。合成添加物不使⽤の果実酒等。
4.自然食品の店 F&F
1. 基本情報
沿革
- 1992年7月8日
- 日本レストランシステム株式会社の100%子会社
- 都内に14店舗
オープン年
2010年
コンセプト
◆Our Policy
「主役は人と自然。食の選択の提案をいたします。」「自然とオーガニックな暮らしの案内人として、みなさまへ。」
(引用:自然食品の店 F&F HP)
調達・取り扱い基準
「F&F安全基準(化学合成の添加物使用無し、農薬控える)」
「農家と直接契約(約200軒と契約し、産地直送で仕入れ)」
「オリジナル商品(厳選素材で加工品製造、商社を通さず有機食材を仕入れている)」
2. 現地調査レポート
- 加工品のポップの説明は普通のスーパーと変わらない
- GI(地域特有の伝統的な農産物)の取り扱いがあった
5.(+α)JA東京むさし、サニーマート、ニッポンスタンダード
6. 現地調査振返り
今回、初めてオーガニックスーパーに焦点を当て、巡ってみた結果、主に以下の3点の気付きを得た。
- 日常的に通うスーパーというよりは専門店っぽい印象
- 生鮮食品の取り扱いが少なく、高価格
- 店ごとのPOPの表示内容に特徴が見られる
7. 次回予告(調査編 Vol. 1)
調査から得られた気づきを元に、以下のテーマで情報収集を行うことにした。
「有機農産物の流通課題を先行研究等の資料から把握」