台湾の地方物語|お茶の産地|台北近郊”坪林”

yiiping
和和 HoHo
Published in
Dec 15, 2019

日本の農村と同じく、台湾の農村も人口減少、人手不足など色々な問題が深刻化しつつあります。

台北近郊のお茶の産地「坪林(ピンリン)」というと地域もそのような問題に直面して来ました。
しかし、最近Iターンの若者やお茶の家業を引き継ぐ若者が段々増えて来るようです。
ですので、元々東行きの高速道路ができた影響により寂れたお茶の産地は少しずつ元気になりました。

その坪林に力を注ぐ人たちの中で、私の親友がいます。蔡さん(蔡 威德/あだ名:阿德 ア デぇ)と呉ちゃん(吳 姝嫻/あだ名:嫻嫻 シェンシェン)です!

蔡さん(左)、呉ちゃん(右)(ソース:金瓜三號)

2013年、修士論文のネタを探していた蔡さんが指導先生の紹介で初めて坪林へ来ました。
先生のお陰で、一つ空き家を貸してくれて、お茶についてのイベントを試しに開催しました。
お茶系のツアーもあったし、茶摘み、お茶の制作工程の体験など、自然系の川遊び、ピクニックとかのツアーもありました。
その時の屋号は「金瓜三號(ジン グア サン ハオ)」でした。

お茶巡りのツアー(ソース:金瓜三號)
(ソース:金瓜三號)

(ちなみに、その間蔡さんは可愛い呉ちゃんと出会って、カップルになって、そして呉ちゃんも坪林へ引っ越しました。)

坪林をもっともっと元気にするために、蔡さんと呉ちゃんが色々を試してみて、ツアー、また残したお茶を生かして、「坪林茶」の飴の新商品を開発しました。
その上で、呉ちゃんがシェフの資格をとって、お茶入りの食事やデザートも作り始めました。

(ソース:金瓜三號)

長年の努力して、Iターン者として初めて認められたことでは、区役所が「坪林」のPR計画を考えた際、PRのプロジェクトを頼まれました。

そして、PRのCMを初めて、展示会で県外や海外を回っています。

蔡さんがディレクターとして、「坪林」をPRする動画
お茶の家業を継ぐ若者をPRするプロジェクト(ソース:金瓜三號)

2019年、蔡さんと呉ちゃんが結婚する前に、まちの中心部で新しいお店をオープンしました。
今回の屋号は「坪感覺(ピン ガン ジェ)」。

素敵な空間で、美味しいお茶入りのランチやデザートはいかがでしょうか!
坪林について、地域を盛り上げることについて、もっともっと知りたいなら、ぜひ「坪感覺(ピン ガン ジェ)」へお越しください!

お店は古い建物を改装しました(ソース:坪感覺)
(ソース:坪感覺)
「坪感覺」についての動画

坪感覺(ピン ガン ジェ)

営業時間:11:00–17:00(土日-19:00)
定休日:火曜日
アドレス:新北市坪林區坪林街12號
交通方法:MRT(地下鉄)の「新店駅」で、市バスの緑12線、923線に乗り換えて、「坪林バス停」下車。
電話:+886 2 2665 7210
フェスブック:坪感覺
周辺のおすすめ:坪林茶業博物館(お茶博物館)(紹介の文はこちらであります)

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