こどもには“How”が大事

子どもは勝手に育たない

「子どもは勝手に成長します」

という意見に僕は物申したい。

人は勝手には成長しません。

子どもは周りの人とのコミュニケーションや、行動を通してまなび、育ちます。

そして、育つときに彼らが必要としている情報は「どのようにやるのか」です。

わかりにくいと思うので、例えば子どもが何か新しいことに挑戦しようとしているところを想像してください。

例えば、子どもがレゴでヘリコプターを作りたがっているとしましょう。

「ヘリコプターを作って与える」というのは教育的には論外だとして、大部分の大人は以下の2通りに別れると思います。

  1. 「ヘリコプターを自力で作るのを待つ」か
  2. 「作り方を教えてやる/見せてやる」です。

「自力で作るのを待つ」タイプの大人は「想像力が育つからいいじゃない。」といいます。

確かにそうかもしれません。

しかし僕がホームスクールをしながら思う良策は、後者の「作り方を見せる」です。その後で、それを真似して作らせます。

一人でうんうん悩んでいるならさっさとやり方を見てしまって、それを真似して作ればいい。

子どもはお手本を見ながら「ここはこうなってるんだな」「ということはこの中はきっとこうなっている」などと想像を膨らませながら作り、途中で挫折することもありません。

悩んで悩んで、膨大な時間がかかってろくなものができないのなら、目的を視覚化し、やり方も見せるほうがずっと効率的です。


「すでにあるもの」の再構築にたいした価値はない

情報化社会を生きる子どもたちにとって、物を手に入れることそれ自体は大した手間もコストもかかりません。

スマホを叩けば欲しい情報はたいてい手に入ります。

重要視すべきは、既存のものをどのように使いこなし新しいものを生み出すか、です。

少々残酷かもしれませんが、誰にでも作れるようなものを自力で作ることはもう大したことではありません。

レゴに関しても、設計図通りにヘリコプターを作ることそれ自体は(もちろん年齢的に、諦めずに達成できた、などの尺度で褒めることはあれど)社会的に大絶賛されるようなことではないのです。

現代の価値は、「出来上がったヘリコプターを本当に飛ばすにはどうしたらいいか」などの発展した思考です。

時間はそのために使うべきです。

Howがわかれば一瞬でわかる課題をゆっくり解く、というのはインターネットが普及している世の中ではナンセンス。

「レゴでヘリコプターを何も見ずに作れる」ことよりも、「レゴでヘリコプターを作る方法をgoogleで調べられる」方がよほど大切な能力なんですね。

大人はそのために効率よく成長過程を省いてあげないと子どもたちの時間は無駄になります。これは、僕がこどもとホームスクーリングをやりながらとても強く感じるところです。わかりきったことに時間はかけなくていいのです。


今後のキーは自分の「変数化」だとおもいます。

これについてはまた今度詳しく書こうと思うのですが、簡単に言うと、今後世の中にあるものをマネする力(または、正解を知っていること)はさして重要視されず、むしろ今あるものを応用して全く新しいものを生み出す力が「価値」とされます。

自分というブラックボックスに今ある正解をぶち込んで、全く違った価値を生むこと。これが本当に意味のあることです。、

だから、正解はさっさとググって調べればいい。前人の知識はどんどんに踏み台に使わせてもらった方がお得です。。

今、子どもたちには「好きなだけよそから借り」、「自分で組み立て直すこと」に時間を割くことをおすすめしたいです。

自分という変数をもち、みんなが手に入れられるものに価値を付与する。

どれだけ面白い変数になれたかがその子の価値につながります。


wikipediaを見れば一瞬で専門家になれる

そんな情報社会で、うんうん頭を抱えてうなっている子どもを放置しているのは、彼らの時間をいたずらに消費しているとしか言えません。

情報は武器です。

子どもたちには早く情報を与え、時間を「創造」に費やすこと、おすすめします。

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