ホームスクールの始め方(手続き編)

ホームスクール開始までの学校・行政とのやり取り

Takahiro Sasaki
Mar 29, 2017 · 23 min read

ここでは日本ではまだまだマイナーな家庭教育、通称「ホームスクール」についても発信しています。今回は我が家のホームスクール開始の記録、第3弾。学校とのやり取り編です。

さて、2016年の夏頃、ホームスクールを本格的に検討し始めた我が家ですが、2017年3月現在で学校には5回行きました。主に校長先生とのお話がメインでした。学校側の基本スタンスはもちろん「学校に来させる」ことと、「虐待などの疑いをチェックする」ことですので、わりかし教育感などについてグイグイ質問もされましたし、学校に来るように説得される感じでした。

あくまで推論ですが、校長先生は教育委員会始め、指導主事などからも色々と助言(?)を得ているらしく私達家庭と、偉い方たちとの板挟みになってたようでしたね…。お忙しい中ありがとうございます。

我が家は、アンチ学校なわけではなく、何よりいざこざするのは面倒。上手くホームスクールをスタートしたいという気持ちもあったので「学校がダメ」といったスタンスではなく、あくまでも一つの選択肢としてホームスクールを選んだんだ、ということを真摯にお話してきました。

その結果、話もスムーズで特に心配な点もなく、4月から日本でホームスクールを始められることになりました。

1年生に就学する6歳男子、学校には行かずに4月1日からホームスクールを開始します。

今回は、そこまでのやり取りの軌跡と、最終的な決定事項をお伝えしたいと思います。

※なお、以下の情報は2017年3月現在の横浜市のものです。すべての地域・学校で共通することかは定かではないので、ご了承ください。


学校とのやりとり。

流れとしてはこんな感じで今に至ります。

  1. 【2016年 夏ごろ】ホームスクールに決めた。

上記、時系列でコメントを交えながらお伝えしていきますね(^^ )。

※質問や不明点などがありましたら、追記編集もしますのでフェイスブックなどでお気軽にご指摘ください。


1.【2016年 夏ごろ】ホームスクールに決めた。

家族内で議論が進み、ホームスクールで教育を行うことを決めました。そこで問題となってくるのが、学校の法律上の手続き。

教育委員会に電話で問い合わせて見たところ、端的に言えば「正直私達は一般的なことしか言えないので、個別に学校の先生と相談して決めてください」といった対応です。

教育委員会の「就学課」が窓口でした。

「10月頃に就学証明が自宅に届き、これと同時に在籍予定校へ名簿が行く。それ以降に校長と連絡を取るように」と指示もありましたので、「まぁ、10月まで待つか」といった感じになりました。その間、私達も知識が足りないと思い、インターネットや本などでなんとなくリサーチをしつつ時を待ちました。


2.【10月】教育委員会に電話で問い合わせ。

10月手前、「そろそろ小学校の就学通知が来るかな〜」というタイミングで教育委員会に再度電話してみました。

当然ながら違法性があった場合、元も子もありません。

ただここまでに調べた結果、幸か不幸か日本にはホームスクールが制度として「存在しない」ということがわかっていました。
今の日本の法律に「ホームスクールはやっていい」とも「いけません」とも書かれていません。つまり、違法ではありませんし、推奨もされていません。

一方で「不登校」という形で「学校に行かずに勉強をすすめる」といったことはケースとしては今もあるわけで、そういった家庭にもちろん違法性はありません。

単純に、日本の教育においてホームスクール自体の認知が「ない」のです。

つまり、国民は今まで「学校に行くこと」があたりまえのこと他の選択肢には目を向けてこなかったわけですね。

「え、そうなの?」と思うかもしれませんが、実は公立の学校でランドセルの購入も任意です。筆箱もしかくのパカパカするやつでないといけないなんて決まりはありません。どれも「あたりまえ」という思い込みの産物ですね…。

唯一のボーダーラインは「本人がホームスクールを望んでいる(もしくは学校に行きたくないと行っている)」というところで、本人が「行きたくない」なら、別に行かせる必要はなく、全くもって義務教育違反では無いのです。

ちなみに就学義務は日本国籍の子に限ったことで、外国籍を持っている子どもには就学義務が発生しないケースがあるのだとか。
そういう子は学校からも特にうるさいことは言われずに、「ホームスクールです」の一言で義務教育の議論は取り除けると聞きました。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなことを頭に入れながら教育委員会に再度電話をかけました。

「どうやったら出来ますか?」「届け出とかはいりますか?」

結論としては、ホームスクーリングを行う上では所定の届け出などは必要ありませんでした。

家庭での指導案も(もちろんあるにこしたことはないが)提出の義務はありません

つまり、やろうと思えばいつでもやれるのです。

前回同様「学籍を置く学校の校長先生と面会してホームスクーリングを希望している旨を伝えてください」とのことでした。

ということで、すぐに学校に電話させていただきまして、「来年度学校に入る学齢の親ですが、ホームスクールを考えておりまして」とお伝えしました。

幸いとても理解のある副校長先生が対応してくれて、名前と連絡先を教えてくださいと言われました。まだ手元に就学通知がなかったので、先方も名簿は持っていないようで、通知が届いた時点でこちらから連絡、校長先生と面会の流れになりました。


3.【11月】校長面談①(ホームスクールって何?なんで?といったことについて色々聞かれる。)

前回問い合わせた際に、「とりあえず面談しましょう」というお話になっていましたので妻と休みを合わせて小学校に行ってきました。

ここから何回か校長先生との面談が続きますが、「今後うまく学校とやり取りをしていく上で校長先生との面談は絶対必要」ということは実感しています。
教育委員会からも、「地域にすんでいる子どもの教育面での管理は校長が担う」と言われましたので、校長先生といかにコミュニケーションを上手く取るかがホームスクールを円滑に進めていく上で本当に重要になります。

初回のスタンスとしては「家庭の話を聞く」でした。

学校について、インターホンを鳴らしました。「校長先生とホームスクーリングの件についてお話しする約束がある」と伝えましたら、若手の丁寧な先生が校長室まで案内してくれました。

部屋では校長先生と改めてご挨拶。電話ではありがとうございました~、とかそういった感じです。

先生とは対面ではなく直角?斜め?に座るような形で、なんでも「正面よりもこちらの方が話やすいと思いまして」ととてもお気遣いいただいている様子でした。

そこで早速「まず、今日の目的はお父さん、お母さんの意気込みというかホームスクーリングをやろうと思ったきっかけを教えていただくことなので、よければ教えていただけますか?」といわれました。

そこでお伝えしたこと。

  • 長男は何かを強制的にやらされることに極端にアレルギーを示すこと。それが時に身体的な反応に出ること。(運動会が嫌すぎて連日夜中に吐く。学芸会でいわゆる子どもらしいかわいい演劇をやることを拒み、強制されると鬱々としてしまう。「みんな一緒に、いっせーの…」が苦手。マイペース。etc…)

校長先生は終始傾聴の姿勢で、熱心に話を聞いてくれました。

おそらく、今後の流れをスムーズにする大事なポイントとして

話をしているうえで感じたポイントがあるのでこちらもお伝えしておきます。

  • 当然ですが、ホームスクールを始めるのであればきちんとした理由(子ども本人が学校ではない場所に教育の場を求めている)はもちろん、親の教育観とホームスクールの実現性を説明できることは必須です。

先生が柔和な方だったということが何より大きいのですが、基本的にはホームスクールと扱いが同じであろうモンテッソーリ小学校に就学している子どもの受け入れの実績があったことには少し背中を押されました。

意外だったのは「教育現場にいる方でもオルタナティブ教育に関しての認知度は現場でもそこまで高くない」ということ。これは否定的な意味ではなく教育の一線にいる方も知らない、というのが「ホームスクール」なのだと受け止めました。先生も「ホームスクールについてはまだ知識が浅く、どういったものか勉強しつつ今後進めていきたい」とおっしゃっており、この新しい選択肢について今後の共有が大切になってくると思いました。

ホームスクールを知らないから「日本の教育は悪い」のではなく、今後日本各地でホームスクーリングの選択をする人が増えてくることで徐々に浸透させていくべきものだと思います。頑張りたいですね!

日本でのホームスクール、当面は親と先生のタッグで成り立っていくものだと思います。この場を借りて「よろしくお願いします!」と伝えたいです。


4.【11月】授業参観の見学に招待されたので行ってみた。

1回目の面談の際、「ぜひよかったら」とのことで授業参観に招待されました。

特に断る理由もなく、「ちゃんと学校も見た上での判断」というところを示したかったので行ってみました。

通常の授業参観にふらっと参加。各クラスの授業を見たり、構内を回ったりと色々しました。また、「本が好き」ということを伝えてあったので、閉鎖している図書館もわざわざ開けていただいて、校長先生と長男も少しお話しました。先生は長男の様子を見つていましたが、とくに問題もなく終了しました。

帰り道、長男に「どうだった?」と聞いたら「つまんなかった」と一蹴。(笑)そんな感じの2時間でした。


5.【11月】集団の健康診断に行ってきた。

就学通知が来ますと、一緒に集団の健康診断の案内が来ます。同じ学年の子と親が一度に集い、簡単な健康診断(視力チェックやコミュニケーション力も見る)を行います。

通常の入学をする家庭は、これが初めての学校に入る機会となるはずなのですが我が家はすでに3回目の入校。

体育館に案内され、子どもたちだけ連れて行かれます。親は1時間パイプ椅子で待機です。特にイベントなどはありませんでした。(すごく寒かった。)

順当に検査を受けて、子どもが戻ってきて帰りました。

あの検査にどんな意味があったのかは正直わかりませんが(身長体重、視力などは各々報告でも良いはず…)とりあえず「つまらなかった」ようです。(笑)

私も寒かった…。


6. 【12月】校長面談②(学校に来たほうがいい理由を沢山伝えてくれた。)

11月初旬の一回目の面談に続き、健康診断、授業参観見学からの面談です。2か月で4回。結構頑張っています。

毎回新たな発見や気づきがあります。足を運び、現場を見るということはいいことですよ!

くどいですが、我が家の基本方針は学校と「協力体制」を築いていくこと。正直、ホームスクーリングって「学校と絶対かかわらないぜ」っていうものじゃないと思います。

ということで今回も子ども中心を心に、面談に臨みました。

「どのようにしたら長男にとってベストな選択になるか」

幸い、長男が籍を置く予定の学校の校長先生は大変理解がある方です。
1回目の面談やこちらの意向を受け、教育委員会や指導主事と相談をしていただいたようでした。

そういった方々の意見を踏まえ、さらに長男とも面会したうえで「何がベストか」という意見を校長先生から聞く、というのが2回目の流れでした。

結論からいうと、校長先生的には「学校には来た方がよい。」という話になりました。(そりゃそうですね。)


学校の言う「学校に来た方がいい理由」

これから面談!という方のために学校のいう「学校に来たほうが良い理由」と面談内容をそのまま列記します。

①ホームスクーリングではやはり集団活動がしにくいというデメリットがある。
→その通りです。ですので外の活動(我が家は空手とボーイスカウト)や日々の地域活動への積極的な参加を親も含めて行っていきます。

②先日図書室を案内したとき、(初回に本が好きだということを伝えていたので、授業見学をさせていただいた際に図書室を案内していただいた。)興味のある話のときは入ってきて、自分の話をし終えたらまた読書に戻った。今は未習なのでそういったマナーの点は仕方ないが、「興味があることだけに取り組ませる」という姿勢は場合によっては子どもにとってマイナスに働く恐れがある。
→興味があることだけに取り組ませようとはしておらず、その時々の本人のペースに合わせて学習をしたいと思っています。読書のくだりも、たぶん6歳児としては自然なことだと思います。

③校長室に来た時も、真っ先にソファーに座った。これも未習なので徐々についていく力で、今問題視する必要はないが、社会での立場や礼儀は集団生活で身につくものである。
→おっしゃるように今は6歳で部屋に入るときや座るときの許可や「失礼します」の一言など未習なので、今後学んでいくと思います。集団生活で身につくというよりは、礼儀に関しては家庭教育が重要だと思います。(学校という機関で必ずしも礼儀が備わるとは限らず、理由としては弱いです。)

④他者とのコミュニケーション、信頼できる仲間は学校のほうが作りやすい
→コミュニケーションの幅でいえば学校の外の方が大いにあります。ただ、仲間が作りやすい、といった点では学校は優位な環境にあると思います。

⑤学校は縦割り活動に力を入れており、そういった異年齢のつながりなどの社会性に自信があるのでぜひこういった活動には参加したほうがプラスである。
→ホームスクールでもコープシステムなど、ホームスクーラー同士の集まりをはじめ、いろいろな地域活動にも積極的に参加していくので異年齢との交流はむしろ増えます。

⑥地域活動に力を入れていて、近くの私設の大きな公園や「なし園」などがあり課外活動を積極的に行っている。これはホームスクーリングでは難しい。
→確かにそうですが、単発でそういった施設に行っても個人の興味の有無や知識体験の定着といった意味ではあまり意味がないと思います。」


読まれて感じることだと思いますが、学校としても絶大なメリットは提示していません。(そして心なしか、それをおっしゃっていた校長先生も、理想通りできるのならホームスクールの方が自由度が高く、学校教育には制限がある、と考えているように私には思えました。)

学校でできることは(親の努力によりますが)ほとんどホームスクーリングでもできますし、やはり大人数教育と個別教育では1つ1つの活動の質が違いすぎます。

私たち夫婦が「どうしても公教育には限界があります。」ということを言うと、校長先生自身もうなずいて「学校の価値とは何だろう?と改めて考えました。いい機会になりました。」と笑顔でおっしゃっていました。

誤解していただきたくないのが、この先生と私たちの議論には勝ったも負けたもないこと。事実として、学校教育のメリットはホームスクールのメリットの前ではかすんでしまうということがわかるだけです。

ただし学校は社会インフラ。協調関係は必須。

ただし上記もお伝えしました通り、2017年3月現在ホームスクーリングは日本での運用ルールが確立されていません。

なので、よく言えばフリーダム。悪く言えば学校長の判断がかなり強い効果を持ちます。

まだまだケーススタディがすべての世界なので、以下、ホームスクールの運用について2回目の面談で確認したことも含めてまとめてみます。(一部重複あり)

①ホームスクーリングの許可はどうとるのか?
→許可はどこにも必要ありません。やりたい人は誰でもできます。しかし、子どもがそれを望んでおり、また親もきちんと教育を行える環境でないといけません。何を教育と呼ぶかはグレーです。でも、子どもの為になることとして大人が真剣にやっており、またそれがはたから見て教育として見えるならOKです。※アンスクーリングが「虐待じゃない?」みたいに言われるのはこの教育にあたる部分が周りに伝わりにくいからです。

ただし、学校と無関係でいることは不可能なので始める前にコミュニケーションは絶対に取るべきです。「学校全無視!」というのは人として…ということもありますし、児童相談所が来たり、除籍処分(生存確認が取れないとして子どもが学校のリストから削除され、管轄から外れます。これが持つ意味は詳しくは分かりませんが、なんだか面倒くさそうです。)

②カリキュラムなど学習予定の提出
→原則必要ありません。学校との取り決めによるところが多く、これを出すと出席扱いにするよ、というケースもないことはないようです。この判断は校長ですが、学校は提出を強制したり、親も提出するから出席扱いにしてね!みたいなことはできません。

③ホームスクールの出欠扱い
→校長判断。我が家のケースでは、カリキュラムを提出しても出席扱いにはできない(つまりホームスクールは不登校扱い)ということで合意しました。理由としては病欠の子の親が「家で勉強していました」ということを書面で提出したとしてもそれは欠席となるので公平性の観点から~ということでした。

出席日数は「指導要録」という記録に住所、名前、成績とともに20年保管されます。要録は「1年間学校に1回以上登校すること」で保持されるそうです。反対に、年度に1度も顔を出さず、生存確認が取れないという状況になれば除籍扱いとなり、この記録から抹消されるそうです。(普通にホームスクールをやる人であればまずこのケースはありません。)

何を持って「登校した」とするかは校長判断ですが、我が家はたまに設定する面談(いまのところ1ヶ月に1回の予定)に子どもも連れてくることで「登校」としてくれるそうです。
もちろん、遅刻早退扱いにはなりますが、除籍処分にはなりません。4月は教科書を取りに行く、ということで出席になります。

③教科書や学校で配布される情報について
→すべて必ずもらえる権利があります。受け渡し方法は基本親か子どもが取りに行くことになります。親切なところは郵送してくれるかもしれませんが、学校がこの手間とコストを持つというのも変な話なので取りに行くのが普通だと思います。

学校が提示してきた運用パターン

とっても重要な今後の進め方についても2回目の面談で話し合いました。学校として準備できるのは以下4パターンとのことでした。
これらパターンを参考に家庭なりの判断をもって、3回目の面談をすることになりました。

パターン①:基本はホームスクール、無期限。
→一番シンプル。ただし、強制ではないが学習度合いの共有は月に1回程度してほしいという学校側の希望も言われました。
絶対的に従うべきものではないですが、「地域の小学生の学習に関する管轄責任」は学校にあるということと、我が家としてもいつ長男が「学校に行きたい!」というかわからないので、そのために籍を置くクラスの担任の先生と密に情報交換をしたいという気持ちもあり月1の面談には今のところ協調姿勢です。

パターン②:期限付きホームスクール
→とりあえず1年間やる。その後学校へ入学、というパターン。場合によっては留年措置(原級留置と言います)で1年生から再入学も可能…。うちは知的な遅れがあるとかではありませんので、あまり現実味がないです。この選択肢はまずないでしょう。

パターン③:基本学校。いやだったら来なくてOK。
→一般的な不登校対応といった印象。これもかえって周りの目が気になったり、不必要に先生が気を使ったりすることが予想されるなど、子どもにとっては望ましくないと判断。来ない日は自己欠席ということになり、病欠とは別の扱いになる。(これにどんな意味があるのかは不明。)

パターン④:基本ホームスクール、来たい時だけ学校。
→興味がある課外活動や催し、教科によっては参加してOK。子どもの意思に任せる。これは現実的なチョイスです。

我が家は結果的に①となりましたが、④も悪くないと思います。④は周りの目をどれだけ気にするかだとは思いますが、うまくできる子なら大丈夫だと思っていますし、「友だち作りの場としての学校」といった面で課外活動とかにちょいちょい顔を出すのはよいのかなと思いました。

以上、大変長くなりましたが2回目の面談はここまでで幕を閉じました。


7.【3月初旬】校長面談③(最終判断の確認。今後の運用について取り決め。)

いよいよ大詰めになってきた3月。ここでは、最終決定とそれに基づく今後の取り決めについて話し合いました。やや前回と内容が重複しますが、大事なことなので話したことをそのまま書いていきます…。

前回、学校からいろいろと進め方の選択肢は得たものの、結局我が家は100%ホームスクールを選択しました。
ですので除籍を免れるための進捗共有時、もしくは子どもが望んだ場合を除き、原則学校には行かないことになりました。

扱いとしてはモンテッソーリなどと同じで、面談をもって出席扱いにしている事例はたくさんあるので、除籍は難なくクリア。面談の回数は学校と家庭の取り決めでOKで、内容は子どもの成長の様子や教育の進み具合についての共有です。(ちなみに、モンテッソーリの子は4半期に1度の面談で良いとのことでした。)

「除籍」というのは、つまりその学校の生徒ではなくなるという意味なので小学校の卒業資格を得ることができなくなります。これは、まず避けたほうがいいですね。

→出欠の判断は学校によって様々なようです。モンテッソーリなど教育団体として立派な施設があり、活動が証明できる場合は、何故か公立校でも出席扱いとするケースが有るようですが、一般的には籍をおく公立校で授業を受けていないかぎり欠席となるということを覚えておきましょう。

成績に関して

ここで前述の「指導要録」がここで出てきます。これは、この先20年間の資料として保管され学業成績・進学にかかわる資料ですが、残念ながらはホームスクールの場合は学校にて評定が不能なため、最低点がつきます。

ただし、但し書きとして、「この子はホームスクールで教育を受けていたため、学校での成績を付与することができませんでした」などと記載はしていただけるとのことで、気にしなければどうってことはありません。また、これが最低点だからと言って「中学や大学に入れない」なんてことはありえませんので、安心してください。

ただ1つ納得がいかないのは、公教育と全く異なるモンテッソーリやインターナショナルスクールに通うの児童はその通学校の成績を無理やり指導要録に準じた成績に変換して保管するということ。本来であれば、彼らだって「評定不能」として、但し書きに「モンテッソーリで学習しました」とすべきだと思いました…。

その他、最終調整での決め事

ここまで来たら、あとは「どうやってうまくやっていくか」につきますので、お互いに不便がないよう抜け漏れの確認をします。

  • 席は準備しない、また、名簿にも記載しないし、ロッカー、靴箱も準備しない。(必要だったら、あとで追加できる)

だいぶ長くなりましたが。

以上の経過を追って、我が家は来週から動き出します。

今日もお風呂で、来週から何やる?「映画作る?」「外で絵をかきたい!」「泳げる訓練は?」「メアドつくりかた教えて!」など様々なアイディアが飛び交っていました。

本当に楽しみです。この楽しみがもっと日本の家庭に届くといいなと思っています。

我が家の体験が少しでもホームスクールの普及につながれば嬉しいです。また、ご質問、不明点につきましては、お気軽にご連絡ください。フェイスブック、ツイッターなどいずれの方法でも構いません。体験ベースのお話しかできませんが、きっとなにかお役に立てることがあります。

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Takahiro Sasaki

Written by

Education designer. Writer. Father of 4. Husband. Japanese.

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