虐待誤認を避けるために我が家が取り組んでいる5つの方法

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2月の小4虐待死を受けて文部科学省は各学校教育機関に向けて実態調査の通知を出しています。

先週までに調査が終わっているようなスケジュール感ですね。

個人的には最もな対応であると思いますし、一方で対処療法的措置でやや遅いのでは?という感覚にもなります。

不登校児を中心に「虐待」を疑ってかかるのが当然な世の中

ホームスクール家庭は戦々恐々としそうな通知ではありますが、実はどんな家庭においても虐待誤認は起こりうるものです。

我が家は元は純ホームスクーラーで今もハイブリッドスクーリングで家庭学習と学校生活を進めています。

下校後、私が、宿題のチェック、調べ学習や工作のサポート。料理掃除を始め家事の教育etc…。本当に一緒にいる時間は長い。

家でしっかり見ている分、褒めることも叱ることも多くなる環境で、どのように外部からの目を柔らかいものに変えられるのか。

今日は我が家が(ほぼ無意識的に)取り組んでいる誤認回避の環境設定について書き記します。

外からよく見える、通気性のいい部屋

ケンカの声も笑い声も遮断せず。
外に聞こえるくらいがちょうどいいと思っています。

うちは一軒家。だからこそ最大限できることかもしれませんが、お風呂の声とか、日中ふざけてる声は外に漏れるくらいがちょうどいいと思ってます。マンションでも常にじゃなければいいんじゃないかな。

カーテンやシャッターもなるべく開けてますし、何なら外から覗こうと思えば見えるくらい開放。

当然しかり声も漏れてるでしょうし。笑
聞こえていれば「まあ色々ありますよね」となります。ちなみに子どもの愚痴というか、「うちのホント手がかかって、こないだなんて」みたいなエピソードはちゃんと発信すること。もちろん自慢もね。

そうすると人って自然に共感してくれるし、なんだか身の回りのエリアもアットホームになります。

日本人は人の前で子を褒めたり叱ったりしませんが、この辺がオープンになってくと共感を得やすく変な想像もさせないと思うのです。

大人も一緒にはしゃぐ

外で遊ぶときも、中で遊ぶときも、大人も一緒になってゲラゲラ笑う。

うちはゲームで一緒に遊ぶことが多いですがもうパパが一番はしゃいでます。大人が本気になってると子どもだって楽しい。

「くっそー!」とか言いながら遊ぶ。

さっきの声漏れ作戦にプラスでどこかで子どもが勝手に親子の時間をPRしてくれてる。

うちで一緒にゲームして遊んた、外で鬼ごっこした、などは友達や学校の先生にも言いやすいですし、そうなればもう誤解は生まれません。

家族行動は多めに、一緒に

買い物や外遊びなど、積極的にみんなでやること。ワイワイスーパーに行ったりでも人の目には付きます。

地域のお母さんネットワークは強力ですから、「あそこまたみんなでいっそに買い物してたわよー!仲いいよねー。」とか言われるくらいになっとくといいのかなって思います。

繰り返しになりますが、隠したり、外から見えない環境を極力作らないことが最も効果が高い。

こういう家庭の子がギャーギャー泣いてたとしても、親の顔もわかりますし安直に「児相に連絡!」とかにはなりませんよね。

学校とのコミュニケーションは密に

学校は仲間。子育てのパートナーくらいに思ってます。
先生方は力の差こそあれ、まあよくやってくれている。こんなうっさいの30人も毎日見てそれはもう大変でしょう。

私は、ちゃんとお給料はもらっている先生方とはいえ、ボランティア活動をしている人たちに対するそれと同じようなリスペクトを感じています。

いやよくやるなあ、と。

感謝です。

そんな先生たちなので、連絡帳で親密な関係作りをしています。

学校であったことは教えてくださいと言ってますし、家で頑張っていることは連絡帳でわざわざ伝えます。

おそらく熱心なお父さんだなあと思われているのでしょうが、それくらいでいい。熱心なお父さんからはたくさんの子どもの情報が聞けますし、学校で起きたことも言いやすい。

要は先生の良き理解者になれば、そのリターンとして子どももちゃんとひいき目に見てもらえるようになりますし、虐待誤認はまず起きないでしょう。

教師は教師たる前に人間であることを知れば物事は色々良い方向に行きます。

ブログや学習記録をつける

これが最も大切かもしれませんが、家であったことは何でも記録をつけておく。他の人が見えるようにしておく。

このご時世、他者からの目や鑑賞を一切受けないで生きていくなんてことは無理です。

僕はSNSは使いようによっては情報収集から日記的な役割までかなり応用が聞くと思っています。リア充アピールとか過大広告はおすすめしませんがありのままの我が家、ありのままの子育てみたいなのはどんどん取っておくといい。

日記書くと色々整理できて精神にいい、みたいな話もよく聞きますが、同じ時間をかけるなら発信して見守ってもらうのがいいでしょう。ちゃんとしてれば共感してくれるし誤認回避に繋がります。

「風通し」を良くするという意味でオンライン媒体は結構重要なんじゃないかとか。友達少なくてもできますしね。

大切なのは風通しと巻き込むチカラ

虐待誤認が起こる原因は「隠そう」という気持ちなんじゃないかとおもいます。

隠そうと思ってなくても、「あそこの家庭、何やってるかわからない」っていうのは良くない。

どんどんあけっぴろげに、堂々と褒め、堂々と叱ればいい。

風通しが良く、よく知られている家庭には調査は入りませんし不要なストレスも感じない。

ようは環境設定。

「疑われないように」というのは、家庭教育推進派の私たちが一番最初にやらないといけないことなのかもしれません!

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