「集中」をそだてる

Takahiro Sasaki
Jul 25, 2017 · 3 min read

集中力はどうやって育つか。

「はい、集中!」「手を動かす!」

そう言いたくなる瞬間ってたびたび訪れますよね。

「だらだらと進めるよりもパパっと終わらせてほしい!」

そう思うのは子どもたちを思う親心なのでしょうか…。

未習という発想

学校や塾、家庭でどうしても集中できない子がいるのはなぜなんでしょう?

以前、どうしても集中することができず、必要なことを時間内に終わらせない子に;

「単純に知りたいから聞くんだけど、どうして集中できないと思う?」

と聞いたことがあります。

答えは「やらなきゃいけないのはわかっているけど、なんかできない。」でした。

その時、彼ら、彼女らは「集中する」という技術が未修得なんだと思いました。

まだ習っていないから体得できていない。それだけなんですね。

例えば英語を習い始めた子に、「英語で話しなさい!」というのは無理がある。

同じように「集中」を習っていない子に「集中せよ」というのは無理がある。

「なんか大人は怒っているなぁ、自分は何か悪いことをしたんだろうか?よくわからないけどとりあえず…、はーい、ごめんなさい。」

多分子どもたちの頭の中ってこんな感じだと思います。

習っていないものはできない。当たり前ですよね。

「集中力」は育てるもの

個人差こそあれ、これは大人がやってあげないといけないことです。

では、どうやったらこどもの集中力を伸ばせるのか。

簡単なアプローチは2つあります。
1つは集中できる環境の準備、そして2つめは集中する体験を積み重ねることです。

環境

環境には、その子にとって集中を引き出しやすい要因を多く取り入れ、反対に集中を阻害する要因を排除します。

具体的には、机、イス、文房具など、まなびに必要なものへの配慮や、音、光、においに至るまでをその子の特性を加味した環境整備です。

集中せざるを得ない環境を作ることが基本のきです。

これは学校などの一斉型の場所では難しいでしょう。家庭がイニシアティブを取る必要があります。

また、 大人との距離感が集中を阻害しない程度であることも大切な環境要因ですね。

大人が介入し過ぎればこどもはつまらなくなります。かと言って介入しなさすぎるのもつまらない。

ときには「時間はいくらかかってもいいからまかせる」「待っているから、終わったら教えて」というスタンスも意識するといいです。

集中を引き出すためには子どもが自発的に選んだ勉強を大人がうまく陰でサポートする。そんな関係が大切です。

また、「集中」というと勉学の環境を完璧にしようと考えがちですが、集中するためには、どこかで集中しない時間も必要です。なので発散する時間も大切にしましょうね!

集中体験の繰り返し

集中することの体験を積み重ねることも大切です。

集中していたのなら、素直に褒めましょう。

「今日の集中力が○○の本当の力だよ。すごかった!」など集中していた事実を(それが5分でも10分でも )大いに褒めてあげましょう。

ポジティブフィードバックの繰り返しで、「集中することの心地よさ」を感じさせてあげましょう。


集中することを覚えてしまえば、あとは子ども自身が「よし、集中してやっちゃおう。」となってくれる。

大人はその子の年齢にかかわらず、未習だということを受け入れてあげる。

ステップ・バイ・ステップでいけば大人も子どもも毎日が楽しいです。

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Takahiro Sasaki

Written by

Education designer. Writer. Father of 4. Husband. Japanese.

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