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3 min readNov 28, 2017
冬の一日(午前)<#20>
家の中の寒さに慣れていない、暖房住宅育ちの私は
冬の朝は必死にあちこち暖めて回ります。
夫が着替える部屋、洗面所の小さなストーブ
居間のエアコン、ホットカーペット
台所では真っ先にお湯を沸かし、湿度も上げつつ
他に火を使う用事はないかとウロウロして
「そうだ、出汁を引こう!」と、もう一つ鍋を火にかけ
居間に戻り、子供たちの服をホットカーペットに並べ
クッションや半纏、ガウンを重ねコタツ状態に。
しばらくして起きてきた子供たちは
お約束のように思う存分モフモフしてから
ホカホカにできあがった服を掘り出し、着替えます。
私が子供の頃は「3分で着替えなさい!!」と母の怒鳴り声から始まり
自分のペースで過ごすなんて選択肢はなく
そんなことができるとも知らずに育ったので
こんな風に毎朝のんびりぬくぬくと過ごせる子供たちを見ると
「あぁ、なんか幸せそうだなぁ」と嬉しい気持ちになります。
朝食の後は、大体お勉強をしたり公園に行ったりしますが
今日は、先週子供たちが義父母と一緒に収穫した、大きな大きな大根を
おでんにして食べたいとの希望を叶えるべく
足りない食材を買いにスーパーへ。
毎度のことですが、一番大きい土鍋に溢れそうなほど仕込んだところで
「やばい・・・多すぎた」と気づきます。まだハンペンが入るのに・・・
そして一段落ついた辺りで、外で遊び始める子供たち
私も。よし、今だー!!
「お願い食べ終わるまで帰ってこないで」と祈りながら
おいしくおいしく頂きました♪