--

教頭先生とお話2/就学前健診<#42>

夕方、教頭先生が娘の新しい教科書と来年入学予定の息子の就学前健診の資料を届けに来ました。

家の前でボールを追いかけて走り回る子どもたちを見て、「元気だなぁ」と嬉しそうに笑う先生。

就学前健診の話を始めると、息子が横から「行かないよ!」と大きな声で。

「うん、いいんだよ。資料を届けに来ただけだから」教頭先生は優しく答えました。

子どもたちの最近の様子をお話しして、息子に関しては今のところ就学前健診も入学式も本人の希望で行かない予定でいることを伝え、学校に籍は置くけれどクラス名簿に名前を載せないこと、PTAにも名前を流さないようお願いしました。

娘も、来年からはクラス替えの時に張り出される名前リストと名簿に名前を載せないでいただくことになりました。

気が変わって行きたくなったら連絡しますと言うと、「いつでもどうにでもできるので大丈夫です」と。

就学前健診に行かないと虐待など疑われますか?と単刀直入に聞くと、

「いやいやいや、大丈夫です」

「欠席の連絡も、今お聞きしたので大丈夫です」

「何かございましたら飛んで参ります」と心強いお言葉に、感謝の気持ちをお伝えしました。

あとは1月か2月に形だけの入学届けを提出するのみになったようです。

最近、ホームスクールに関するお問い合わせを個人的にいただくようになり、就学前健診についてご心配されている方がある程度いらっしゃることを知りました。

私は、学校との間で窓口になっていただいている教頭先生とのやり取りから「就学前健診は行かなくても大丈夫らしいです」とお答えしていますが、何も言わずに欠席すると心配されるので、連絡だけはした方が良いこともお伝えしています。

周囲のホームスクーラーさんたちのお話を聞いていると驚くほど学校や先生方の対応は様々で、一概に「これで大丈夫」とか「こうしたら良い」と言えることはありません。

ただ、どの方のケースでも、お子さん、そして保護者さんご自身がどっちつかずの状態の時が一番苦しそうで、自分で答えを見つけられずにいる場合が多いのかなと感じています。

もしかしたら我儘で自分本位とか、ただ我が強いだけと非難されることがあるかもしれない。でも、心の奥の奥に決して折れない太い芯が一本ある。そんな自分を思いながら目の前のアレコレ一つ一つと向き合うように過ごすことができたら、どうだろう・・・

問題と思っていたことと自分の間にきっぱりと境界線が現れて、何にも怯えることなく冷静に物事を判断できるようになるのかもしれないなぁと思いました。

--

--

小田 恵
ホームスクールジャパン【公式】

埼玉県越谷市で、ストレスフリーな生活目指してホームスクール満喫中♪