HOPRガバナンスv0.7結果と分析

Satopin
HOPR Japanese
Published in
May 16, 2023

7回目のHOPRガバナンス実験の結果が出ました!

コミュニティの議題は、新設されたHOPR持株会社への投資を株式と引き換えに行うかどうかでした。

プロポーザルはほぼ満場一致96%の投票率で可決されました!

プロポーザル

この会社、HOPR rise holding AGは、RPChを含むHOPR上の製品の開発をサポートします。設立されたら、コミュニティからの貸付金は新設のHOPRコミュニティ信託が保有する株式に変換されます。この信託は、HOPRガバナンス実験と同じプロセスを使用してトークン保有者によって管理されます。

HOPRライズの正確な評価額は、今後の投資ラウンドによって決まりますが、今回の実験からの拠出は10〜24%の投票権に値する株式に変換されます。

これはHOPRコミュニティにとって素晴らしい発展であり、私たちのガバナンスにおけるエキサイティングなマイルストーンです。このような機会は通常、VCや他の伝統的な投資家に限定されています。私たちはweb3で可能なことを拡大できたことを光栄に思っています。今後数か月でHOPRライズについて、そして計画されたHOPRガバナンスシステムの進化について、さらにたくさんお話しすることになるでしょう。

参加者

HOPRにとって、これはまたもや高い参加率のガバナンスラウンドでした。100人以上のユニークなディスカッション参加者と350票以上の投票がありました。投票結果はSnapshotでご覧いただけます:https://snapshot.org/#/vote.hopr.eth/proposal/0x40760c8440daf1fbfff80080752dd113010d80599ef96eb4af67594ae51f3c43

この投票のために、私たちは新しいSnapshot投票ストラテジーを構築しました。これは、あなたの投票力をSnapshotフロントエンドに依存するのではなく、ストラテジーレベルで平方根の算出を行います。(これがプロポーザルページの投票力総数が通常よりもはるかに低い理由です:すべての投票力はフロントエンドへの提出前に平方根で計算されます。)

最大の単一の投票は1.4kの投票力を持ち、最小はわずか1でした。平方根のおかげで、その高い投票は約200万のHOPRトークンを保有していることを表しています。一方、1の投票力はたった1つのトークンです。これは、小さなホルダーが重要な声を持つことを確実にするQuadratic Votingの明確な力を示しています。

報酬は近々計算され、配布されます。

モデレーションの特性

HOPRガバナンスの議論はモデレーションするのが容易です。非常に建設的な参加があり、ほとんど攻撃的でなく、トローリングやSybilingもありません。通常どおり、投稿をフラグまたは削除する必要はありませんでした。

私たちが経験する最悪のことは、「すばらしい!」や「これを支持します!」のような一般的な熱意を表現する低い内容の投稿からのノイズくらいです。

しかし、前回の実験から一つ変わったことがあります:人々がコンテンツを書くのを助けるAIツール、ChatGPTなどの広範な利用可能性です。そして、これの影響は非常に顕著でした:AIツールを使って明らかに書かれた投稿が大幅に増えました。

ある人々は、それらを意図的かつ明示的に使い、それはクールです。他の人たちは、それらを言語の補助として使っているようで、私たちはそれも支持しています(私たちは、英語のみの制限が私たちのガバナンスの弱点であることを非常に認識しています)。しかし、インセンティブ計算の目的でスパムとしてフラグされないようなレベルの高いコンテンツの投稿を生成するために、それらを使用する第3のグループもいました。

現時点ではこれは単なる面白い特性ですが、これらのツールがより洗練され、広範になるにつれて、私たちはそれについて考える必要があります。実際、MakerDAOの友人たちは、ガバナンスのモデレーションとアクセシビリティを支援するために、AIアシスタントを明示的に統合する計画があります。ここには非常にクールなツールを開発するための肥沃な土地があるのですが、もう少し調査が必要です。

次は何?

この提案はHOPRにとっていくつかの面での大きなマイルストーンです。まず、HOPRライズの設立と投資は、HOPR製品の継続的な開発を大いに支援します。もちろん、ここでの大きな話題はRPChです:そのローンチはHOPRを稀有な会社に位置づけます。これは自己持続的なクリプトプロジェクトの一部で、自身の持続可能な収益源を生成します。そしてRPChはHOPRエコシステムに登場する多くの製品の最初の一つに過ぎません。

次に、投資自体は、通常VCに限定され、閉ざされた扉の裏で行われるクリプトの一面へのHOPRトークン保有者へのユニークなアクセスを提供します。コミュニティ信託が設立され、貸付金が株式に変換されたら、トークン保有者は他の株主と同じように、その株式を使用してガバナンスに参加することができます。これはweb3で可能な素晴らしい新しいことを示す素晴らしい発展です。

最後に、HOPRライズとHOPRコミュニティ信託の設立は、HOPRガバナンスシステムがより頑健でダイナミックでパワフルなものに進化するための最初のステップです。これを開発するために裏側で大量の作業が行われてきましたが、ついに共有を始めることができるのを楽しみにしています。

Sebastian Bürgel,
HOPR Founder

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