「この人たちとなら何をやっても楽しく働ける」アトラエ取締役 岡利幸さんに学ぶ家族主義型採用論
今日はメルカリ Takaya Ishiguro さん、アトラエ岡さんとの情報交換ランチでした。
麻布十番にある三幸園の焼肉丼が旨すぎて悶絶しましたし、メルカリさんの採用力の高さに気絶しそうになりました。
アトラエさんのオフィスにチョコっとお邪魔。
ランチが早めに終わったので、近くにあるアトラエさんのオフィスにチョコっと訪問。
アトラエさんは、IT業界の求人サイトGreenや、最近リリースされたyentaを運営しているベンチャー企業。
「家族主義経営」を感じさせるアットホームな雰囲気が素敵すぎました。
「何をやるか」ではなく「誰とやるか」
今日は岡さんとお会いするのが初めてだったので、職業病である「原点ヒアリング」をスタート。
岡さんは2007年に、新卒一期生として今の会社に入社されたそう。当時はyentaはもちろん、Greenすら影も形もなく、やってることは人材人材紹介業のみ。
そんな中、なぜ岡さんは入社を決めたのか?
就職活動当時、ベンチャーには全く興味がなかったんですよ。両親も兄貴も大手メーカー企業に勤めていて、何の不自由もなく幸せな家庭だったので何となく自分も「大手企業のサラリーマンになるのかな」と思っていました。
そんな中、当時飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていたベンチャー企業、リンクアンドモチベーションに出会い「ベンチャーって面白そう」と、ベンチャーに興味を持ち始め、片っ端からベンチャーを受けまくったんです。
そんな中出会ったのが、当時社員数名で、yentaどころかGreenすら影も形もなく、人材紹介業しかやっていなかったいまの会社でした。
では、ベンチャーでもいろんな選択肢がある中、なぜアトラエ(当時I&Gパートナーズ)に入社を決めたのか。
その理由を「この人たちと一緒なら仮に『たこ焼き屋』でも何でも面白くできそう、成功させることが出来そうだ」と心底思えたからだそうです。
仮に今やってるビジネスが上手くいかなくなっても、この人たちとだったらまた新しいことを始めれば良い。
「何をやるかではなく誰と働くか」
これを徹底的に重視しているからこそ、営業から突然エンジニアに異動になっても、エンジニアから営業に異動になっても、全くモチベーションが下がることなく仕事ができてきたと言います。
仮に明日から経理に異動になったとしても、何の違和感も感じずにやれると思います。経理には全く向いてないですが、チームのために必要なことならば全然やります。それくらい、「何をやるか」に対するこだわりがないんですよ。
そう語る岡さんの姿が印象的でした。
「就社」ではなく「就職」をせよと言う人も大勢いますが、そんなものは人それぞれ。
「何をやるか?」については、その時々の会社の状況や、マーケット環境の変化によって変化するのでブレますが、「誰とやるか?」についてはブレませんよね。大手企業ともなるとそうはいかないかもしれませんが。
岡さん自身が入社した時から今に至るまで「この人たちとだったら、どんな仕事でも楽しめる」とお互いに思える人にしか内定を出していないそう。
その結果、新卒も中途も退職してしまう人はほとんどいないそうです。
一度採用を決めたからには、全力で育てるし、全力で養う。仮に生まれてきたわが子が出来が悪かったとしても、捨てたりしないじゃないですか?それと同じです。
そう語るアトラエさんが掲げるのが家族主義&実力主義という新しいカタチの家族主義。
ここから学べることは非常に多そうです。
岡さん、ありがとうございました!
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