お盆休みは家族とともに
私の家族は仲が良い方だと思う。お盆休みも家の中は賑やかだった。母、妹A、妹B、甥、姪、猫、私、家のどこかに潜んでいるであろうゴキブリン、そして父が所狭しと休日を謳歌する。(※羅列の順番が家族の力関係を表しているといったことはありません)
家族みんなでお墓参りに行き、ご先祖様に手を合わせ、「南無阿弥陀仏」と口を合わせる。ボーダーのシャツ&ストライプの短パン姿の私は服の上下も合わせるべきだったのだが、いまとなっては後の祭り、いや、後の墓参りだ。
地元の盆踊り大会には心が躍らず行かなかったのだが、満喫してきた甥っ子と疲れ切った父の表情が全てを物語っていた。現代日本の祖父と孫の主従関係の有り様が窺える。
甥っ子にハンドスピナーの遊び方をご訓示していただき、回転中のそれに猫も参戦。おっぱいを飲んでしゃっくりの止まらない姪っ子を軽く驚かせてしゃっくりを止めてやろうとしたら、逆に泣かれてこっちが驚いてしまうといった逆転現象(しゃっくりだけに)もあり、その日はしばらく姪っ子が私を警戒するようになった。乳児の記憶力は侮れない。
別の日には今年になって車を運転するようになった妹Aの車で買い物に行った。車内での私のくだらないボケにも冷静に対応する余裕があり、タイヤが脱輪することもなかった。脱輪しているのはどうやら私のボケの方だったようだ。
満足のいく買い物もでき(「どうせ本だろ?」「はい、そうです」)、店内のフードコートでちょっぴり贅沢にローストビーフ丼を食べた。
近くに血管年齢を測定できるコーナーがあったので、母と妹二人と私で一番実年齢と誤差が少ないのは誰かで争った。こういうときにさっき食べたローストビーフ丼が効いてくる。納豆とか生タマネギを食べておけばよかった。
私の血管年齢は実年齢プラス5歳。結果用紙には「日々の運動を心がけて」と書かれていた。小さい文字で「ローストビーフ丼の摂取は控えるように」と書かれていたかもしれない。妹二人も実年齢よりは高く、唯一実年齢より若かった母の一人勝ちであった。母は誇らしげに喜んでいたが、血圧の薬を飲んでいるのだから、ある意味当たり前の結果ではないのか、むしろこれはドーピングではないかという言葉は飲み込んでおいた。
夜はみんなで花火をした。夏の星座にぶら下がって上から花火を見下ろし、幸せな日々にあらためて感謝の思いを抱いたお盆休みであった。
そこのキミ、そろそろ夏休みの宿題を意識し始めたかい?

