アジャイルを現象学と暗黙知で伝える〜組織の「集合知」をコントロールする〜

Masato Ishigaki
Masato Ishigaki
Published in
15 min readFeb 28, 2020

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組織におけるプロダクト開発の現場では、アジャイル開発が当たり前のプラクティスとして導入され始めています。イテレーテションの中で小さくプロダクトを作り、出荷可能な状態(MVP)でユーザーへプロダクトを提供し、フィードバックをもらう。それをもとに機能の優先度や品質をその都度、最適化しながらプロダクト開発していきます。

一方で、組織全体を通してアジャイル開発やその中でも代表的なスクラム開発を組織文化、開発手法として取り入れる際に、理論的にはベストプラクティスなのはわかっているけど、うまく周りを巻き込みながら導入まで進まないという人は少なくないと思います。

そんなときに、よくあることとして、スクラム開発で言えばスクラムイベント(レビュー、レトロスペクティブ、プランニング)のやり方だけを説明しながら実践するのではなく、その根底にある組織の個人と集団の関係性、相互主観性の「集合知」というものをアジャイル開発を通じて組織の中にどう作り出していくかを伝えていくと「なぜ」の部分が補完され理解が促進されます。

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Masato Ishigak / DMM.com LLC / Division Maneger / Engineering Maneger