トップダウンが多すぎて主体性がないと合議制が過ぎて意思決定が遅いの間
何かしらの責任者から見える目線。
どんどん組織人数が大きくなると、昨日までトップである自分のところに意思決定事項を持ってきてもらって意思判断する、もしくはトップダウンで戦略/戦術を降ろすという仕事の仕方からあるとき「自分の意志決定や考えていることを皆はどこまで理解しているのだろうか」という葛藤に駆られる時が来る。時にはメンバーからもっとボトムアップの意見も反映してほしい、提案したいということもあるだろう。
じゃあ、合議制にしてみんなに平等に情報を与えて会議に参加してもらったり、資料を公開したり、1on1で一人ひとりに説明したり。合議制のメリットは「物事を複数の目で見ることで慎重に決断することができ、堅実な間違いのない選択ができる」とされているがだいたいそんな風にはならない。
人は意思決定者が多いと意思決定を人任せになる。
さらにプロセスの中で、みんなで意見を出し合う。もしくは誰か1人のメンバーにたたき台を作ってもらって議論の土壌に乗っけてもらったときに「沢山案がでてきてどれが正解かわからなくなった。だからトップダウンで意思決定してほしい」と来ることもしばしば。それだったら最初からトップダウンで意思決定を走らせ、その思考のプロセスを共有して皆が思考を働かせたほうが有意義な気もしなくもない。
組織デザインにおける発散と集約、選択と集中のバランスだと思うが、意思決定力というのは難しい。