「人が増えると生産性が上がらない」はコスト増ではなく採用リスクの増加問題

Masato Ishigaki
Masato Ishigaki
Published in
Feb 20, 2024

人が増えると生産性が上がらないというのはよく語られることで、コミュニケーションパスの増加やオンボーディングが原因だと考えられているが、足元を観察すると実はチームに合わない人を「採用するリスク」が増えることに寄与している可能性がある。

人を増やす=採用フローが必ずバリューストームとして存在するので当然といば当然。

チームはたった1人の行動で簡単に揺らぐものだと立ち返ると、人を一気に増やしたり採用リードタイムを短縮しだすと採用の精度低下が起こるので、チームに合わない人がjoinする確率が上がる。

それによって業務委託の人は1ヶ月でチームを離れることもあるしプロパーは異動をするケースもよく見る。

逆に優秀な人がチームに数多くjoinしてきたときは、コミュニケーションパスの問題やオンボーディングとかは能動的に解決してくれるので、人が増え続ける = 生産性が下がるにはならない気がしてきた。

そこの人数閾値の見極めがおそらく採用する人 / される人のスキル感、チーム内のスキル感、扱っているプロダクト / プロジェクトの難易度×影響度によって違うから難しい。

あまりコストをかけずに採用を進めるにはきちんとチーム文化を明文化し、双方納得する形でないと人力での見極めには限界がある。

Jigar Panchal

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Masato Ishigak / DMM.com LLC / Division Maneger / Engineering Maneger