自分自身にいかに正しく難しい問題設定ができるか

Masato Ishigaki
Masato Ishigaki
Published in
Nov 16, 2023

自分自身、若干飽き性なので同じことを1年続けると飽きてしまう。続けていることで何か達成した気分にもなる。

実際には何も達成していないし、単純に自分や周りが決めた目標を達成したからやりきった感が出ているだけなことが多い。

そんな性格の中で意識しているのは、正しい方向にちょうどいい難易度で問題設定ができているか、且つ他人からの問題設定・課題設定を待っているのではなく自分で課題を設定しつづけられているか。一定のハードルを自分自身に置き続けらえるメンタルを持っているか。

これをやると、自分が置かれている環境のせいにしなくなることが良い。現場のせいにしなくなるし、上司や周りの人のせいにもしなくなる。他責思考がなくなる。

チーム開発の生産性ひとつとっても、以前までは「いまのチームは心理的安全性が高いし、開発も早い」といったことを言っていたが単純にぬるま湯に浸かっているだけだったと思う。市場を見たときに、自分たちより開発が早くクオリティーがいいチームもたくさんいるし、あらゆる場面で “そう思っているだけ“ が多い。

個人というスコープで見ても「今の現場でやれることはやりきった」というのは本来あるわけなく(権限移譲とか色んな変数はある)、やれることはあるし、視野と視点が広がっていないから課題が見えてこないとも言える。

答えの無い問題はない。ただ問題になっていないだけ

一番あるのは混沌とした環境の中にいると、何を見てても不確実性が高く見えて、一歩踏み出すのにハードルが高く尻込みし、だから何も見えていないから答えがなく見える。

逆に何もしなくてもいいのではないか。と考える人もいる。変化が苦手な人もこれに入る。

それは適切な問題設定ができていないだけで、問題を作り出し(課題を表出化させ)、答えをその場で出して進んで、失敗したら問題設定から変えていく。

何をもって判断するかを定量的・定性的に決めて、予測→改善ループを回していけばいいと思う。事業改善だと当たり前にできていることでも、人を扱う組織だとうまくできていないケースも多い。

Taylor Deas-Melesh

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Masato Ishigak / DMM.com LLC / Division Maneger / Engineering Maneger