timesの日報やアウトプットをもとに遡って書く。

ざっくりサマリーだと、今年はプレイヤーの割合が多くできたのがよかった。

去年までは、配下にマネージャーを配置しながらもレポートラインを設計しながらも自立 的な組織を作ることを意識していました。今年は全体の育成が促進され、マイクロマネジメントではなく、1言えば10わかるメンバーがどんどん増えました。なので、自分へのインプット量を増やしたりプレイヤーとしての時間(主にPMやPdMとして実際に案件を動かす)だったり、分析する時間(定量・定性両方)、多少でもコードを書く時間が取れたり、少し上の視座(経営)で物事を考えることができました。

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「α室」という組織の立ち上げから関わって、自分も兼務でジョインした。室長にはCTOの渡辺さんがいる。

わかりやすく言えば、DMMの数多くを占めるプラットフォーム事業のPdM、PM組織。それに紐づくクリエイター組織(1,200人)の横断的な管理までスコープに入ってきた。はじめは何者かわからなかった組織(名前的にも)だったら1年経って良い存在になってきた感触はある。DMMは事業部制、もしくはカンパニー制を取っているのでサイロ化しやすく、情報が集中していなかったがα室があることで中央集権型に集まってくるようになったのが、個人的に良かった点。逆にこっちから情報を渡したいときにも情報伝達が良くなった。

ソフトウェア資産について考えていたなと。既存の固定資産の棚卸し、機能開発に対する正しいソフトウェア資産の計上区分。DMMは2月決算この時期は事業監査の準備。予算管理、来期戦略を淡々と。

あとは、管轄のプロダクトがもう1つ増えた。新しくマネージャーに昇格させながら、管轄人数が70名程度になった。

メンバーが成長していって、適切で正しい仕事を渡せ、高い期待値をもとに仕事を渡せることほど嬉しいものはない。

1月に読んだ本

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2月ぐらいから、ChatGPTが本格的に導入するみたいな動きになり、事業的な面や業務プロセス改善が動き始めた。自分自身もちょっとしたコード(Apps Script)やSQLはほぼGPTに書いてもらって生産性がn倍になったことを実感した。

中旬ぐらいにデブサミ2023の登壇。

ここで述べた、Disagree & commitの精神は常日頃に目指している。

フィードバックや感想もたくさんもらえてよかった。

広告収益最大化のセミナーに登壇。あんまり事業的な話をすることがなかったので新鮮だった。こっちが本業だったりする。

事業監査が終わり、神経をすり減らす作業が完了してホッとした。

3

これはいい話だった。

この月は、評価と査定の連続。

3月ぐらいから、α室の活動として全社の案件管理をどう把握してリソースマネジメントの最適解を出していくかを担当していた。そのときにまとめは以下。

特にリソースの分配については難しさを覚えるとともに、このあとに続く開発生産性の可視化に大きく影響を与える。

生産性を考えるときに、縄文時代について調べたり。

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生成AIに、自分の画像と記事の文章を読み取らせて自分をジェネレートしたり。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/techp5189/

この頃から、徐々にオフラインでのイベントが増えてきた。

業務だと、かなり外部会社とのアライアンスに関するミーティングが増えてきた。SaaSに自社プロダクトを接続する際のノウハウも貯められたし、ただ接続するだけでは全然ユーザーに響かないことも学べた。

5

ここで、会社としてマネージャー職を完全に離れて、権限以上。管理監督者一本でマネジメントするようになった。よりレポートライン設計の重要性を理解しつつ、どう組織のモニタリング基盤をマイクロマネジメントにならずに管理していくかを考える時期へ。

予算→目標(戦略)→仮説(戦術)× ソフトウェア × 組織 → 実行→KPI予実→学習をサイクルをどう管理するか。

GWは、沖縄に旅行。楽しかった。

これに共感したり。

https://yyyank.blogspot.com/2023/05/blog-post.html

5月(GW)に読んだ本

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7月から、NewsPicksにてトピックオーナーに就任しました。
テーマは「群知能から紐解く、スケールする“組織“の作り方」

イベント登壇は、2つ

こういう理論的に語っていくのが好き。

このぐらいの時期に、会計的作業と契約書まわりの業務がピークになった気がする。法務と事業経理とずっと会話して開発に入る前のリードタイムの速さの重要性を知る。

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DMMとして、クリエイター組織(エンジニア、デザイナー、PM)が統合されはじめ、あらためてリソースマネジメント、開発業務比率としての開発生産性の可視化を始めた。

まずは、BigQueryに人事データとBPMのデータの投入準備を始めた。社内が協力的で素早く実施してくれたのと既にDWHがあるのですんなり行った。 こういう設計をしているときは楽しい

人材のアウトプットと市場価値について。

9

本格的にプロダクトにAI導入の準備やPoCが進み始める。CSプラットフォームのシステムから。コールリーズンの自動登録から。もともとは電話対応したときにサポートさんが手で要約してログを残すフローを自動化。
性能としては、やはりMicrosoftが強いのでAzure作っていった。

定量目標については、これが勉強になった。

「任せるコツ」という本が良き本だった。

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本部の採用周りの改善作業をすることになった。

まずは、データドリブンに以下のデータを見ながら人事メンバーと会話を繰り返した。

  • 採用ファネル(応募数→カジュアル面談→一次面接(通過率/辞退率)→ 二次面接 → 内定承諾 → 内定承諾率)
  • 各媒体ごとのファネル数値
  • 退職の分析

それによって弱い数値の部分を下期の施策をして取り組む仕掛けづくり。

例えば、フィーの変動させるとかもあるがもっと愚直に、内定承諾率を上げるためにオファー面談のフォーマットが体系化されていなかったのでテンプレートを用意したり、採用を各チームごとに行うのではなく一本化したり。

オファー面談

本部のピッチ資料を作ったりして、カジュアル面談時に使いやすいように、かつ非同期で本部のことを知れる人を増やす施策をしたり。

来年の2月ぐらいにどのぐらいの成果が出てくるか楽しみ。

Findy社が行っている、開発生産性について2年連続で受賞したり。

MVPの考え方はこれが参考になった。

これも良い。

https://twitter.com/tommy1969/status/1717183031612715146?s=46&t=5S9MoJE00ccFPVOW9GMsbw

登壇は2件。ゲスト講演。

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寄稿系で、CreatorZineというメディアでクリエイター組織の生産性について書いた。

忙しいアピールはしないようがいい。みたいなことを行ったり、

管轄部署のチームがDMMアワードを受賞したり、

年末にむけて、こういう動きが多くなったりした。

開発優先度が高だらけになる件について考えたりもした。

登壇系は、開発生産性カンファレンスに登壇した。

ちょうど、3Qあたりから考えていたことを体系的にまとめて話せた感じがする。

今年も色々新しいことを見つけて、着手できた年でした。

来年も見ているものがいくつかあるので今のうちに仕込んでおくとします。

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Masato Ishigaki
Masato Ishigaki

Masato Ishigak / DMM.com LLC / Division Maneger / Engineering Maneger