インフラデータチャレンジ2020が始まりました
土木学会が主催する「インフラデータチャレンジ2020」のキックオフイベントが、2019年度に引き続き「アーバンデータチャレンジ」と共同開催されました。今年はオンライン開催となりましたが、たくさんの方にYouTubeライブ配信をご覧いただけたようです。今年も土木関係者のみならず、多くの方にインフラデータチャレンジに参加頂けると嬉しいです！
キックオフイベントはオンライン開催
2020年6月30日、キックオフイベントが開催されました。多くの方がYouTubeライブを見てくださったようです。ご視聴頂いた皆さん、ありがとうございました！全国の様々な取り組みを知る機会となりました。また、リアルタイムに質疑も沢山寄せられ、盛大なキックオフイベントとなりました。
見逃した方は、Youtubeのアーカイブ動画をぜひ御覧くださいね！
約４時間の長い動画になっています。動画の概要欄に、イベントのプログラムとタイムスタンプがあるので、気になる講演をチェックして下さいね！
インフラデータチャレンジ（IDC）とは
土木学会では、近年発展著しいAI、ICT等の革新技術を土木分野の課題解決に適用すること、さらには土木とICTの融合を促進することを目指した検討を行ってきました。 この一環として、「土木学会 インフラデータチャレンジ」と題したチャレンジを、アーバンデータチャレンジ（UDC）と共同運営の形で開催していきます。
2018年からスタートしたIDCは、今年３年目の開催です！
アーバンデータチャレンジ（UDC）と違うの？？
先日、キックオフイベントが「アーバンデータチャレンジ(UDC)」共同開催されましたが、UDCと何か違うのでしょうか？
アーバンデータチャレンジ(UDC)は、地域課題の解決を目的に、主に地方自治体を中心とする公共データを活用したデータ活用型コミュニティづくりと一般参加を伴う作品コンテストの2つのパートで構成されています。前者は2014–2018年の5年間に「地域拠点」と称して，各都道府県単位から1つづつ活動の核となる場を作りながら、地理空間情報の流通や利活用を日本各地で促進する活動を行ってきました。後者についても毎年、広く募集を行い、地域課題解決に資する優良な作品を表彰する取組を行っています。
社会インフラ・土木分野にフォーカス
アーバンデータチャレンジ（UDC）との大きな違いは、インフラデータチャレンジ（IDC）は、社会インフラや土木分野にフォーカスしている点です。UDCと共同運営の形で開催していきますが、データ・ICTを賢く活用して、インフラ管理者や利用者が抱える課題を解決するアプリやアイデアを募集します。
コンテスト（作品応募）スケジュールや方法は基本的に同じ
コンテストのスケジュールは、インフラデータチャレンジ（IDC）とアーバンデータチャレンジ（UDC）は、基本的に同じです。キックオフ、コンテスト応募作品のエントリーや〆切、受賞作品の発表は、UDCと共同開催となります。応募方法や応募要領は、秋頃にウェブサイトを通じて告知予定です。
IDC用に使えるインフラ関連の限定公開のデータ提供も
インフラ管理者ほか関係者のご協力により、インフラの設計・施工・運営・維持管理等に関するデータや、インフラに関連する諸データを、コンテストの参加者に提供しています。コンテスト応募に利用可能なデータは、UDCのWebページ（実データは「G空間情報センター」から）を通して提供される予定です。※8月1日時点で、2020年度提供データは整備中です。
例えば2019年度の例では、道路関連では、路線情報や交通量、橋梁点検データといったデータが、本コンテストに限定して利用することが可能でした。今年も2019年度に引き続き様々なデータが提供され、今年はさらに国土交通省による国土交通データプラットフォームに代表されるように、国や県のオープンデータ化も進んできています。提供データは順次増やしていく予定です。お楽しみに！
ウェビナーなどの情報発信
IDCとして、インフラデータにフォーカスしたウェビナー等のイベント開催や、本ブログでの情報発信をしていく予定です。社会インフラに関するの社会課題や、専門的な用語の解説など、IDCへ応募する皆さんのサポートを行っていきます。今後、IDC限定の提供データのご紹介もしていきたいと思っています。
近年発展著しいAI、ICT等の革新技術を土木分野の課題解決に適用すること、さらには土木とICTの融合を促進することを期待しています。土木関係者のみならず、ITはじめ他分野の方も含め、コンテストへの参加をお待ちしております。
