2021インフラデータチャレンジ~ウェビナー&アイデアソン~を開催しました!

2021年11月18日(木)に、オンラインにて、インフラデータチャレンジ~ウェビナー&アイデアソン~が開催されました。

主催:土木学会土木情報学委員会インフラデータ・サービス共創研究小委員会 共催:山口大学工学部附属社会基盤マネジメント教育研究センター)

土木学会 インフラデータチャレンジ(IDC)は、土木学会における取り組みとして、インフラデータ・交通関連ビッグデータをICTにより賢く活用して、行政などのインフラ管理者や交通機関の利用者が抱える課題を解決するアプリやアイディア、データを募集するもので、2018年より行われています。

2021年度もインフラデータチャレンジ2021が開催され、土木関係者のみならず、ITはじめ他分野の方も含め、コンテストへの参加が広く募集されています。

https://urbandata-challenge.jp/news/idc2021

そこで、今回のインフラデータチャレンジ~ウェビナー&アイデアソン~では、主催の土木学会土木情報学委員会・インフラデータ・サービス共創研究小委員会に参画されている先生の所属大学である法政大学、山口大学、大阪経済大学、摂南大学、及び共催の山口大学工学部の学生さんたちで開催しました。

当日は4大学の学生さん、全部で46名の方に参加いただきました。

第1部 ウェビナー 13時00分~14時30分

まずは関西大学の山本先生委員の司会の下、インフラデータ・サービス共創研究小委員会副小委員長の法政大学今井先生さんから、本アイディアソンの趣旨説明があり、インフラデータを活用して私達の生活が便利になる仕組みを考えましょう!との呼びかけがありました!

次に大日本コンサルタント株式会社 吉田敬宏さんより、講演1「ICTを活用した地域ニーズへの効果的な対応方法の検討」のお話をいただきました。

次に福井コンピュータ株式会社の竹内幹男さんより、講演2「建設現場のDXの鍵は遠隔と見える化 ~施工現場を変革を支援する」のお話をいただきました。

最後に中央復建コンサルタンツ株式会社 松島敏和さんより、講演3「スマホを用いた簡易な道路劣化診断」のお話をいただきました。

AI画像認識技術を活用できるスマホを用いた道路劣化診断事例の具体的なお話があり、IDC2021提供データには「道路損傷画像」もあることから、学生さんも大いに意欲が高まってきたようでした。

https://urbandata-challenge.jp/idc/idc-road

第1部 ウェビナーが終了し、いよいよ第2部 アイデアソン 14時45分~17時30分が開始されました。

アイディアソンの最初に法政大学今井先生から、学生さんたちに向けて、アイディアソンの勘所を教えてもらえるというビックプレゼントがありました。この要点を押さえたら、きっと入賞間違いなしです!

今井先生の説明の後、いよいよアイディアソン開始です!

アイディアソンでのグループワークではZOOMのブレイクアウトルーム機能を使って、8チームに別れてもらって議論をしてもらいました。みんな初対面のため、まずはそれぞれの自己紹介!そのあと、アイディアソンが開始されました。

学生さんのフレッシュな頭で考えてもらった柔軟な発想に基づく素敵なアイディアが、土木業界の悩みを解決することに役立つことが大いに期待されます。

各チームには各大学の先生とウェビナーでご発表いただいた土木業界の実務精通者のみなさんにメンターとして入ってもらい、学生さんたちにアドバイスいただきました。

今回はオンラインでのアイディアソンのため、Google jamboardを使って、オンライン上でディスカッションしてもらいました。まずはまちづくりでの課題をブレーンストーミング法により、できるだけたくさん挙げていってもらいます。

ブレーンストーミングでの課題出しができたら、次はKJ法でブレーンストーミングにて、多くのオンライン付箋に書き出したアイディアを関連性の高い内容ごとに、空間的に近い位置に付箋を配置して行きます。さらに、各カテゴリを〇で囲い、カテゴリ名を付けていきます。Google jamboardでは、このような作業が直感的な操作で簡単にできます。そして、各カテゴリの内容を説明する文章を作成し、アイディアを具体化していきます。各チーム共、だんだんとアイディアがまとまってきたようです。

ある程度、アイディアがまとまったら、発表用の資料をGoogleSlideにてオンライン上で協働編集して作成していきます。

16:50–17:20 各チームの成果発表

約2時間の時間でしたが、各チームアイディアを出し合って、まとめた上で、成果発表資料を作ってもらい、チームごとにアイディア発表を行ってもらいました。(詳しいアイディアの内容は現時点では秘密にしておきます。是非、インフラデータチャレンジ最終審査会で披露されるのを楽しみにしてください。)

16:50–17:00 先生からの講評、次回アイディアソン2回目(10/10)の案内

各チームの発表後、各先生より、今回の各チームの成果について、ご講評をいただきました。各チームのアイディアへの評価と今後の課題について、アドバイスいただき、各チームとも今後の進め方について大いに参考になったようでした。

最後にみんなで記念撮影をして、2021インフラデータチャレンジ~ウェビナー&アイデアソン~は終了しました。

また、今回はコロナ禍の中、全国の4大学が連携してオンラインで学生さんの積極的な取り組みを応援するイベントということで、大学の広報担当者さんも取材でご参加いただきました。こちらの方で今回の取り組みを取り上げて頂いています。

■摂南大学HP トピックス

https://www.setsunan.ac.jp/news/detail.html?id=5401

フレッシュな各大学の学生さんが参加した土木インフラデータチャレンジ2021・アイディアソン!学生さんの柔軟な頭で考えてもらった発想に基づく作品応募と受賞作品が生まれることが大いに期待されます!!

(文責:あおき地理情報システム研究所)

--

--