がんとビタミンC

スコットランド、レーベン病院の外科部長であるエワンキャメロンは、多くのがん患者に手術をおこなっていたが、あまりの治療成績の悪さから、新しい治療の必要性を感じていました。

彼は1966年に「ヒアルロニダーゼとがん」を出版しました。

悪性腫瘍はヒアルロニダーゼという酵素を生成する。この酵素が周囲組織の細胞外マトリクスを攻撃し、壁を取り払うので、がんが増殖できるようになる。だからこの細胞外マトリクスを強固にする方法があれば、これに対抗できる、というものでした。

彼はいろいろなホルモン投与を行いましたが、失敗に終わっています。

同時期に、ビタミンCを研究していたライナスポーリング研究所のライナスポーリング博士は、ビタミンCがコラーゲン合成に大きく関わっているので、大量のビタミンCを投与することで、この細胞外マトリクスが強化されるだろうと考えていました。

ライナスポーリングが「ヒアルロニダーゼとがん」を読んだことで、2人の共同研究が始まったのです。

2人による共著の「ビタミンCとがん」

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