iOSDC2017非公式ガイドブック作った話
iOSDC2017がいよいよ明日になりましたね!y.imajoです。
↓前回はブーススポンサーとしてのポエムを書いたわけですが
その最後に触れたiOSDC2017 非公式ガイドブック 物理本を作りましたという話です。内容としては会場に関することや各発表についてのみどころを書いています。会場で一冊を見本として展示しておきますのでそこで詳しくはご確認いただければと思います。20部のみ販売します。
そして、この物理本の印刷については下記の通りです
- B5
- 24ページくらい
- モノクロ
- 左開きの中綴じ(B4で印刷されて左側で閉じられている)
- キンコーズで印刷
- マークダウンで書いてRe:VIEWでpdf化
製本苦労話
物理本にするための苦労話を書いておきます
B5にした理由
ガイドブックなのでA4以下にしたかったという理由ですね。A5でも良かったかもしれないですがキンコーズでA5にできるかどうか調べてなかったという感じです。
ページ数24ページくらい
中綴じの場合、一枚に2ページ分印刷するのでまず偶数である必要があって、さらに一枚の表と裏に印刷することを考えると4の倍数になるんですよね。なので4の倍数である24ページにするために余分な内容を削ったりして調整しました。ただ、この作業は最後の最後にしないと削った後にまた内容を付け足したり画像サイズを変更してページ数が変わってしまうと削ったのが逆に仇になるので、調整作業は最後、さらに文章を削るのは最後の最後がいいです。
左開き
気持ち的には右開きでもいいんですが、左開きにしました。横書きの文章の場合、視線が左から右に移動するので、次のページにいくときに左のページに行くのが自然なようで、ガイドブック的には左開きですね。キンコーズの印刷プロパティでも左開きがデフォルトでしたが、マンガとか雑誌のようなムック本を書くときは右開きにしたいところですね。
キンコーズで印刷
今回のために初めて利用しましたキンコーズ。いやー、怖かった。初めてだから怖いというのもあるし流儀がわからないと怖いですよね。店に入る前にもう帰ろっかな、と何回か思いました。
ということで印刷については、店内のPC利用というやり方を取りました。印刷するのにPC利用って何よ、って感じでしょう。
PC利用とは
- プリンタに接続しているPCから印刷をするために利用する
- 印刷専用ソフトがあるわけではなく、一般的な印刷手順と同じで各種ソフトの印刷を利用する(例: Acrobatの[ファイル]->[印刷])
- Actobatがインストールされているのでそこでpdfを調整する
- 印刷されるとホッチキスで閉じてくれる
キンコーズは、いろいろなプランが有りすぎてよくわからないのですが、このPC利用から自分のpdfを製本しました。よくある説明としてpdfを一度紙に印刷してからそれをスキャナ兼プリンターで製本するというのがあるんですが、条件として、モノクロで中綴じでページ数が少ないければPCからの印刷で製本したものが作れるようです(ココらへんの説明がいまいちよく分からなかった)。
店内のPCからActobatで設定したこと
上記の方法では、表紙と本文を分けずに一つのpdfにする必要があったようで、1ページ目に表紙を挿入、2ページめに裏表紙を挿入しました。裏表紙は用意していなかったので、カラのページを新規に追加したという感じです。
おそらく、印刷所にお願いする場合などは表紙は別pdfにするときがあるんじゃないかと考えて分けていたんですが、この場合は1つにしましたよと。さらに、Acrobatが入っていれば挿入はドラッグアンドドロップで済みます。
印刷設定については、自分のmacにAcrobatを入れて印刷設定を見てみると、店内のWindows PCのAcrobatとほぼ同じ設定ができるようですので、自宅で一度印刷してみて設定項目を抑えるのが良さそうです。
キンコーズで何がわからなかったか
最初にやりたいことを説明した際に店員さんから「PCから送って下さい」と言われて、”どうやって送るのか”、”送るとは何?”というのがまったく分かりませんでした。PCから専用ソフトを起動してそこでpdfを送信するのかな?という感じでした。
これ、あらためて考えると「データはpdfですか?そうであればAcrobatの印刷からプリンターを選んで印刷設定を進めて、印刷を選択してもらうと製本します」って言ってくれればわかったんですが、彼は彼らの世界の中で生きているのでそうなったんでしょうね。まあこれは自分たちが仕事をする上で、顧客に伝わる言葉を使わなければ意味がないという事を感じさせてもらいました。店員みんながそんな感じだったわけではなく、特定の店員がそんな人だっただけで、クレームではないです。勉強になったな。
おわりに
組版のためにRe:VIEWを使ってみていろいろ思うことはあったのですが、それはまた今度にします。