iOSDC2017会場を調べる(建物編)

y.imajo
iOSDC2017非公式Publication
5 min readSep 1, 2017

9月のiOSDC2017での発表資料作成において、気になるのは発表資料の文字をどのくらいまで小さくしても読めるのか、ということです。まず前提として、パソコンの前で作った資料っていうのは発表時に会場のフロアで違った見え方をするわけですよ。白い背景、黒い文字での細かな説明が、会場では見えづらいわけ。ポッドキャストをやるときは音質にこだわるように、発表資料というのを出来る限り読みやすくしたい。それで会場の広さ、プロジェクタの解像度や画面表示比率を知り、あらかじめどのように見えるのかを想像しておきたい。ということで会場のことを出来る限り調べました。

どんな施設か

まず会場は早稲田大学西早稲田キャンパス63号館だそうです。wikipediaによると住所は東京都新宿区大久保3–4–1。この西早稲田キャンパス自体は1967年に完成し2008年3月までは大久保キャンパスという名称だったらしいです。会場の63号館は2008年1月に竣工なので、検索していると大久保キャンパス63号館という名称でヒットすることがあります。

階ごとの役割は調べる限り次のようになっているようです

  • B1Fは電気電子関係の実験室
  • 1Fはホールとカフェテリア
  • 2Fは大教室と会議室(おそらくここがiOSDCの開催部屋)
  • 3Fが情報フロア(学生がPCをさわる部屋)
  • 4Fが研究室

そして新建築Onlineによると基本設計は古谷誠章(ふるや のぶあき)氏、設計は久米設計、施工は大林組・安藤建設・淺沼組建設共同企業体とのこと。

新建築Onlineから、1Fのホール

古谷市の他の建築ではアンパンミュージアムだそうです。

wikipedia から

2Fが実際にiOSDCのフロアということで間取りはどうなっているかというと、なかなか図がないんですね。写真はいくつかはあるんだけど2Fの間取り図がない(4Fや3Fはそこそこあった)。

かなり調べて一般社団法人日本塑性加工学会のpdfでようやく間取り図に近いものを見つけました。学会の案内図みたいですね。

日本塑性学会 より

この案内図から分かることは、2Fには2つの教室(201, 202)と3つの会議室(03, 04, 05会議室)があります。

この201, 202教室(別名01, 02教室とも呼ばれるらしい)を調べてみると、凄く分かりやすい写真がありました。

早稲田ウィークリーより

写真を見ると、この2つの教室は1つにできるっぽいですね。

今回の文章の本題であるプロジェクタについて言及すると、この写真を見るとプロジェクタで移した文字が黒、そして背景は白でとても見づらいです。プロジェクタは光をぶつけてその反射を見るわけで、文字を黒にしても黒色を光でぶつけることになるので、完璧な黒色には程遠いということと、背景の白が強く光るので書かれている文字の判別が難しくなります。プロジェクタの仕組みと液晶ディスプレイ上で見る資料というのはまったく違った見え方をするというのはそういうことが言いたいわけです。理想的には文字だけが光るほうが良いでしょうが、それは無理なので背景を暗くし、文字色を明るい色にすることが望ましいですよ、ということです。

教室に話を戻すと、この規模は200 * 2で400人くらいでしょうか。

なんということでしょう。メールのリンクから会場のキャパがわかりまして、Track Aが最大672名、そのほかは最大108名だそうです。

去年のiOSDC2016の会場であった練馬区立区民・産業プラザCoconeriホールではTrack Aが286席、Track Bが157席だったことに比べると席の数は多いですね。ただ、Coconeri ホールのTrack Aが狭かったとは思えないのが不思議な所、おそらく早稲田の会場は席と席の間が狭いのでしょう。

ということで、おそらくタイムテーブルのTrack Aは2つを繋げた部屋で行われるのではないかと思います。そして余った03, 04, 05会議室はTrack B, Track C, Track Dになるのでしょう。

ここまでのまとめです

  • 201教室, 202教室 … Track A, 最大672名
  • 03会議室 … Track B, 最大108名
  • 04会議室 … Track C, 最大108名
  • 05会議室 … Track D, 最大108名

まだまだ書くことあるんですが長くなってきたのでまた今度続きを書きます。次はもう少しプロジェクタについて書きます。

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