5月22日は妊娠記念日

Aya Satoh Hoshina (ほしなあや)
いろどり
Published in
4 min readMay 23, 2019

人生には、自分の誕生日をはじめ、パートナーや子どもの誕生日、交際記念日、結婚・入籍記念日など特別な日がたくさんあって、長く生きれば生きるほど、それは増えていく。

昨年の昨日(5月22日)、私に、そして我が家にとって、そんな大切な記念日がもうひとつ増えました。
それは、「妊娠記念日」。

夫のカズキさんと私が、今は生後4か月になる娘・ベビデビさんがお腹のなかに入ったことを初めて知った日です。

もちろん、妊娠検査薬が陽性だったからといって、妊娠しているとは限らないし、そもそも医者から妊娠確定の診断がもらえるのは胎児の心拍が確認できてから(だいたい妊娠7週頃)だったりするのだけど。

でも、「やった! 妊娠したー!」ってもっとも強く感じたのは、検査薬の結果が表示される窓に縦線が入っていたのを見た、あの瞬間なのです。

夫氏と付き合い始めてそう経っていない頃から、「子どもほしいねー」って話していて、生理が遅れるたびに検査薬を使ったり、「また生理きちゃったよー」なんて会話を交わしていたりしていたから、特に思い入れが強いのかなと。

夫氏も同じ気持ちのようで、昨日はベビデビさんが寝たあと、当時のことをふたりで語り合っていたとき、当時と同じように涙を流してくれました。

こういう感覚を夫婦でシェアできるのってすごく大切だし、あらためてこのような人と出逢えてよかった。

陽性が出た翌日に、胎嚢(赤ちゃんが入る袋)という形でこの世に存在しているのが産婦人科のエコー検査で確認され、その後お腹のなかですくすく育ち、予定日の3日前に超絶安産で生まれた娘は、すでに生後4か月。

最近は、そばにあるものを片っ端からつかんで口に持っていき、よだれまみれにしたり、自分に注目してくれないと奇声を発して気を引こうとする技を会得したりと、これまた超絶順調に育っています。

睡眠や授乳のサイクルはいまだに整っていないし、相変わらず寝かしつけに夫婦そろって苦戦しているけれど(娘よ、なぜ午前2時に目がらんらんなのじゃ……)、大人2人の生活から家族3人の生活へ確実にシフトしてきている今日この頃です。

初めての育児で不安だらけで、常に暴風が吹き荒れていた心にも、最近は爽やかな風が吹くときもあって、少し慣れてきたのかなと。

でも、妊娠記念日をきっかけに、妊娠したときのブログを読み返していて、娘がお腹のなかにやってきてくれたときのことを鮮明に思い出して。

「初心忘れるべからず」、「当たり前のことが当たり前ではない」、あらためてそう感じました。

実はまだ更新途中の妊娠日記。

出産からすでに4か月も経っていて、今更感もかなりあるけれども、こうやって何かのタイミングをきっかけに読み返すこともあるので、今後もゆるゆると更新していこうと思います。

そして、4か月も経っているのに、相変わらずぷにぷにのままのお腹もなんとかせねば。

体重は妊娠前より減っているのに、お腹周りは一向に痩せないという不思議な現象を体験しつつ迎えた妊娠記念日でした。笑

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Aya Satoh Hoshina (ほしなあや)
いろどり

Japanese-English food/travel/lifestyle writer & translator. Lived 11 years in U.S., 5 years in Thailand. 海外居住歴16年の日英バイリンガル翻訳者/ライター。元記者/編集者。Loves 食/住/旅/写真/宝塚歌劇/猫