サインアップのフローであれ、マルチビュー・ステッパーであれ、ありきたりのデータ入力であれ、「フォーム」はデジタル・プロダクト・デザインにおいて最も気を遣わなければならないものの1つです。
そこで、今回は一般的にフォーム・デザインで何をやり、何をやらざるべきかについてお話したいと思います。あくまで一般的なガイドラインですので、そのようなものとしてご理解頂いた上で、皆さんの参考になれば幸いです。
横に広がらない
項目表示はフォームの上に
項目表示と入力欄はできるだけ近づける
大文字にしない
選択肢が5つ以下ならドロップダウンにせず全て表示させる
プレースホルダーをラベルとして使用しない
チェックボックスは縦に並べた方が見やすくなる
CTAを分かりやすく表示する
エラーは埋め込みで表示する
ユーザーが入力している最中にではなく「入力後」にエラーを表示させる
ヘルプ表示は隠さない
アクションにおける優先順位を示す
アフォーダンスの観点から入力欄の長さを決定する
「*」は取り去り、「任意」にする
入力情報ごとにグルーピングする
何故フォームの考察が必要なのか?
任意入力に過ぎないものは省略して、他のやり方でデータを集めましょう。無駄な質問項目はないかいつも気を配るようにしてください。
データ入力はますます自動化されています。例えば携帯電話やウェアラブルデバイスは、ユーザーの自覚なく大量のデータを収集します。あなたが活用できる方法、例えばソーシャル、双方向UI、SMS、電子メール、音声、OCR、ロケーション、指紋、生体認証などどれが活用出来るかイメージしてみましょう。
楽しんで!
人生は短い。誰だって長々とフォームに必要事項を記入したいと考えていません。気軽な表現を心がけて面白くする、それがユーザーをハッピーにさせます。思いも寄らないことをしましょう。ユーザーの心に訴えかけて反応を引き出すのが会社のブランド力を高めるデザイナーの役割なのです。うまくやれば、最後まで入力してくれる割合も高まるでしょう。上にまとめた内容をぜひ参考にしてみてください。