Magic Leap 1 の ML WebRTC サンプルの動かし方

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はじめに

2021年2月19日(金)にリリースされた Lumin OS 0.98.20、Lumin SDK 0.25 では WebRTCの機能が利用できるようになりました。(WebRTCについて以下ご確認ください。)

Magic Leap Unity Package 0.25には、WebRTCのサンプルが存在します。そのサンプルを環境構築から動作方法までを説明します。

必要なもの

Unity Editor 2020.2.x

Lumin SDK 0.25

Unity Template 0.25

Python

Magic Leap 1 (Lumin OS 0.98.20)

条件

Magic Leap 1と PC(シグナリングサーバー)は同じネットワークであること。

準備

Unity Hubを起動し、Unity Template 0.25をリストに追加します。その後、追加したUnity Template 0.25 を開きます。

External Tools で Lumin SDK 0.25 のパスを設定します。

開発証明書の設定も行います。(画面キャプチャは割愛。)

MagicLeap/WebRTC/Scenes/WebRTC.sceneを追加を行い、Build And Runを実行します。

Magic Leap 1にインストールされたWebRTCの画面。

シグナリングサーバーの起動

Assets/MagicLeap/WebRTC/ExampleSetip/Server/server.py をダブルクリックして起動します。

シグナリングサーバーが起動しました。

ML WebRTC Test : Browser Client から シグナリングサーバーに接続

Assets/MagicLeap/WebRTC/ExampleSetip/Browser/index.htmlをブラウザで開きます。

ML WebRTC Test: Browser Client の Hostにシグナリングサーバ(セットアップしたPC)のIPアドレスを入力後、Connectボタンをクリック。

接続に成功するとPCのカメラ画像が映し出されます。(カメラとマイクがPCに接続されていない場合、NotFoundErrorが発生します。

Magic Leap 1 から シグナリングサーバーに接続

Connect to server のボタンを選択しながら、Triggerを押します。

シグナリングサーバ(セットアップしたPC)のIPアドレスを入力後、最後にエンターを選択してTriggerを押します。

Magic Leap 1 と ブラウザ間によるWebRTC

左はブラウザのWebカメラによるストリーミング動画がで映し出され、右にはMagic Leap 1のカメラで映し出されたストリーミング動画が映し出されます。

テキスト情報を送りあうこともできます。

WebRTCの実演動画になります。

MRコンテンツを含めた映像をストリーミングを行う時は、Video Source を MLMRCameraに変更後、Connect to server で接続を実施する必要があります。

参考

https://developer.magicleap.com/en-us/learn/guides/unity-webrtc-guide

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