自分たちにとって「ちょうどいい」結婚式を挙げるために
コスト的にも、ゲストの距離感的にもちょうどいい結婚式を
僕は数年前、今の家内と結婚式を挙げました。親族だけで気楽でアットホームな雰囲気で挙げることができ、また自分と家内にとって、コスト的にもゲストの距離感的にも「ちょうどいい」結婚式が出来て良かったと思っています。
ありふれた結婚式にはなりますが、家内と時間をかけて考えてきたことは、オープンにすることで、読んでくださっている方々に少しでも役に立つのではないかと思いました。ここでは結婚式に至るまでに考えてきたことを書いていきたいと思います。
「結婚式を挙げること」自体に疑問を投げかけてみる
結婚式に何度か参加された方であれば、これまでに参加した結婚式のことを、自分の結婚式を考える上での参考にされることが多いのではないでしょうか。
確かにそこで、「よし、自分も結婚式を挙げよう」と思えたとしたらそれも素敵なことなのですが、個人的には敢えて「そもそもなぜ結婚式を挙げる必要があるのか?」ということを、伴侶となる方ととっくり話してみると良いのではないかと思っています。
「入籍したら結婚式を挙げることは当たり前ではないか」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はナシ婚という結婚式を挙げないカップルも増えているそうです。いざ2人で話してみると、意外と自分と相手の価値観が合致しているところとそうではないところが見えてきて面白いです。
話した上で改めて、自分たちが結婚式を挙げる意義を見出すことができれば、それは素敵なことだと思いますし、挙げずとも良いという結論に達すれば、それも良いと思います。そういう話をするという事自体に価値があると思っています。
一旦世間体を考えずに招待するゲストの範囲を考える
おそらく結婚式を挙げるときに悩むことになるのが、招待するゲストの範囲ではないでしょうか。どこまで招待すれば知人・友人・親戚の気を悪くせずに済むだろうか…と考えることになると思います。
個人的には、世間体は一旦考えず、自分たちが招待したいと思える人たちをそのまま招待すれば良いと思っています。
僕達の場合は、家内と親族の希望もあり、親族だけをゲストで招待することにしました。周りに親族だけで結婚式を挙げている方は少なかったですし、世間体的にどうかなと不安もありましたが、特に大きな問題になることはありませんでした。
結婚式に招待できなかった方々には別途顔合わせの機会を作ったり、SNSなどで報告すれば良いと思います。その上で「なんで招待してくれなかったんだ!」と怒る方はほとんどいないと思います。(もしいらっしゃった場合は、誠心誠意謝りましょう。。)
一旦世間体を考えずに国内か海外かを考える
「親族だけで結婚式を挙げるならば、海外で挙げれば後ぐされないよね」ということもよく言われていると思います。僕達の場合は親族だけでしたので、確かに海外という選択肢もありましたが、結果的には国内で挙げました。
ゲストの範囲を考えたときと同様、一旦世間体を考えずにどちらで挙げたいかを考えてみると、国内で挙げても特に問題無いのではと思いました。
僕達の親族は高齢でしたので、海外に旅行するだけでも大きな負担になることは想像できました。なるべく負担を軽く、気軽に結婚式に参加してもらいたかったので、国内で挙げるという選択をしました。
持ち込み可能な会場を探す
ゲストの範囲、国内か海外かが整理できれば、次は会場選びだと思います。コスト的にちょうどいい結婚式を挙げるということを念頭に置くと、「持ち込み可能な会場」が良い選択肢になると個人的には思っています。
持ち込み可能とは文字通り、ペーパーアイテム(招待状や席次表など)や衣装、会場のデコレーションなどを個人的に式場に持ち込むことが可能な会場のことを指します。
結婚式場をいくつか見学してみるとわかるのですが、式場によっては持ち込み不可で、ペーパーアイテムや衣装は会場付属のものしか選択できないというところがあります。
式場を運営する側もビジネスですので、式場代に加えてそれらのオプションにも利益を乗せた価格がつくため、比較的割高になることが多いです。
僕達の場合は、なるべくコストを抑えたいよねという思いがあったので、持ち込み可能な式場を探すことにしました。
「結婚式 持ち込み可能」でググるとたくさん候補が出てきます。小さな結婚式というサイトも参考になりました。
結果的に、僕達は「vento moderno」というウエディングもできるレストランで結婚式を挙げました。
余談ですが、最近では結婚式場でなくても結婚式を挙げられる会場が増えていますので、結婚式場に縛らずに探してみると良い選択肢が見つかるかもしれません。以下は僕達が旅行に行ったときに見つけた美術館なのですが、どちらも持ち込み可能で結婚式ができる素敵な場所でした。
持ち込むアイテムを準備する
式場が決まれば、結婚式の準備が始まっていきます。そこで持ち込み可能な会場であれば、会場に持ち込むアイテムも併せて準備していくことになります。
こちらはオリジナリティを出せるところだと思うのであまり詳しく書きませんが、僕達の場合はざっと以下のような物品を準備して持ち込みました。
- タキシード・ウエディングドレス…インターネットで探してレンタル
- パンフレット・結婚証明書…自作(家内が大学でデザインを専攻していたので)
- ウェルカムボード・会場装飾…100均で準備
最近ではInstagramに結婚式に関する写真が投稿されることが多いようです。写真からどんなアイテムを準備するかをイメージしても良いかもしれません。参考になりそうなハッシュタグをいくつか載せておきます。
終わりに
今までに書いてきたようなことをコツコツ実施してきて、僕達は無事結婚式を挙げることができました。
結婚式の準備にあたり、もしかしたらここで書いていないようなことを考える機会があるかもしれません(食事、挙式のタイプ、etc)。そこで大切なのは、2人の価値観で何を大切にしたいかを照らし合わせて考えることだと個人的には思っています。
この文章がこれから結婚式を挙げる方々にとって少しでもお役に立てば幸いです。