キャリアコンサルティング活用の視点1

配置の材料(Career Development Evaluation)

セルフキャリアドック制度の導入効果を高めるためには、導入前に経営者自身が期待する効果を明確にすることが重要だと前の記事で書きました。

「セルフキャリアドック制度を導入前にすべきチェック事項」

期待する効果をどのように考えると良いのか?注目すべき視点は3つあります。今回は1つ目の視点についてです。

1)配置の材料にする

ジョブカードは、個人の過去の仕事歴、学習歴や研修歴、免許・資格などを記入します。

その中で最も重要なのは「何を学んだか?」です。

何を経験したか?(何をしたか?)ではありません。その人が仕事をするときに成果を出すために使っているスキルが必ずあるはずです。

専門用語ではその能力のことをコンピテンシーと言います。

成果をあげる行動特性。つまり、個人の強み(転用できる能力)をこれまでやってきたことから引き出し言語化するのです。

ジョブカードそのものは、個人のものですし、私が会社に公開できませんし、キャリアコンサルティングには守秘義務もあります。でも、ご本人の了解を得て、個人の強みについては、別途資料を作成することもできます。本人にとって都合の悪いことではなく、どちらかという会社で能力を発揮するための事項なので、むしろ歓迎されるはずです。

そして、各自の強みが把握できていれば、部署の異動や、新しいプロジェクトを立ち上げるなど配置を検討する際に大いに参考になるはずです。