セルフキャリアドック制度を導入前にすべきチェック事項

従業員の自発性を促すポイントとは?

ジョブカードを使ったキャリアコンサルティング、制度を導入するだけで中小企業なら50万もの助成金がもらうことが可能になります。

経営者ならその額は魅力的です。導入するきっかけは「助成金がもらえるから」でも良いと思います。

でも、制度導入するためには就業規則にも盛り込む必要もありますし、「制度」なので、定期的に従業員にキャリアコンサルティングを受けさせる機会を継続する必要もあります。

だから、ジョブカードの作成が目的になると意味がないのです。

費用だけ考えると、1人30分で人数をこなす方が短時間ですみます。目先のキャリアコンサルティングの依頼費用も安上がりです。でも、実はこの方法を取ると、長い目で見ると大きな損失です。なぜなら、作ることが目的化してしまうと、

会社から言われて仕方なく渋々カードを書かされている。そんな意識で、”やらされ感”からコンサルティングを受けることになります。

本来、キャリアコンサルティングそのものは、従業員個人のためのものであり、個人の職業能力の開発が目的のはずです。それなのに、「言われて仕方なく…」なんてことになるとものすごくもったいないです。

従業員からすると、

「どうせ助成金が欲しいからなんでしょ?」

そう思われかねません。でも、業務時間を割いた時間も賃金は払っているはずですし、導入した時は助成金が貰えても、その後定期的に受けてもらうための費用も必要になってきます。その費用をかけたとしても、

・現状の課題を解消する

・従業員の自発性を促す

そんな効果を出すきっかけになるなら、安いものですし、会社にとっても大きな意味があるはずです。他社でも通用するような能力がない従業員ばかりだと、これからの企業の将来はありません。だからこそ、会社が費用を使って個々人の職業能力を開発する機会を設けることが必要なのです。

では、どうすれば良いのか?

ジョブカード作成自体が目的化しないキャリアコンサルティングを実施することが必要

そのためには、依頼する前の打ち合わせが重要です。つまり、

キャリアコンサルティング導入後の期待成果を明確にし、その成果を得ることができるかを検討することをお勧めします。

最初の導入時に失敗すると、結局高くつきます。

導入後の期待効果を経営者自身が自らに問うことが重要です。