後半戦開始!

Koshi
JISS blog
Published in
7 min readJan 22, 2016

前回の記事から随分とご無沙汰してしまいました、Koshiです。1ヶ月の冬休みを経てキャンパスに戻り、新学期の初週を終えたところです。

キャンパスは雪に覆われています

前に投稿したのが11月あたまだったのでそれから3ヶ月ほど間が空いている訳ですが、その間には学内外で様々なことがありました。11月下旬にはThanksgiving BreakがありBostonでのキャリアフォーラムと観光・Mexico旅行、羽根を伸ばして帰ってきたと思ったら2週間で授業が終わり12月上旬に怒涛のFinal Exam、そこから1月中旬まで1ヶ月間の冬休み。

Final Examは試験というよりもその前週が締切のペーパー達に苦しめられていた気がします。開示された成績も納得行くものだったので満足。

冬休みは日本に一時帰国せずに、アメリカ大陸中を旅行し続けました。

アリゾナのHorseshoe Bendにて
広大な大地に真っ直ぐ伸びる一本道を130km/hで走る気持ちよさ
マチュピチュへも登ってきました

試験が終わった翌朝にはChicagoから西海岸に飛び、久々の太平洋を眺めたあとは日本から主に北米地域に留学している友人知人らとキャンピングカーをレンタルしてLAからNYまで16泊17日の横断旅行を敢行。年越しはルイジアナ州の片田舎のバーで偶々居合わせた人たちとカウントダウンというものでした。大型トラックほどの大きさのキャンピングカー、意外と運転はすぐ慣れるもので、今や日本で右ハンドルで運転した距離よりも今回左ハンドルで運転した距離の方が遥かに長いでしょう…。

1月4日に極寒のNYで解散したあとはドミニカ共和国に飛び常夏のカリブ海ビーチを堪能し、8日からは一週間かけてペルー&ボリビアに一人旅。アジアから見れば地球の反対側にある南米へはアメリカにいる間に少しでも行っておきたいと思い、スペイン語なんて何も話せない身でありながら「まぁどうにかなるだろう」と楽観視して飛び込んでいきました。ご想像の通り冬休み中一箇所に留まるということはほとんどなく、車・バス・飛行機・列車その他交通機関に合計何時間乗っていたのかは分かりませんが、様々な風景や個性豊かな旅人たちにたくさん出会えた充実した1ヶ月間でした。

そんなただただ楽しかった冬休みを終えて1ヶ月ぶりに戻ってきたChampaignはというと、一面雪の世界です。冬休みの最後に訪れたペルー・ボリビアが位置する南半球の季節は夏、25℃の世界から-15℃の世界へ。もちろんマフラー・手袋・帽子は欠かせません。渡米前にUIUCに過去滞在していた方々から聞いていた「寒いというよりも痛い」という感覚が嫌というほど分かります。気温が-20℃を下回る日に外を歩いているとまつ毛や鼻毛が凍っていくのが分かります…笑 最近は-5℃と聞くと「おお、今日は暖かい!」と思えるまでになってきました。寒い地方に滞在している人、お互い頑張って冬を乗り切りましょう。。

キャンパスに戻ってきた当初は「あぁまた授業が始まるのか憂鬱だな…」と学生なら長期休暇終わりに誰しも思うあの気分に陥っていたのですが、そんな気分は新学期初日に雲散霧消してしまいました。やはり授業が楽しい。

話が少しそれるのですが11月にBostonを訪れた際にHarvardの寮に知人のご好意でずっと泊まらせてもらっていました。キャンパスを覗いたり授業に潜ったりしていた日に、Harvard Law Schoolに日本から研究員としていらっしゃっている地裁の裁判官の方や某大学の法学部/法科大学院教授の方、弁護士の方と偶々お会いしてお時間を割いていただきお話を伺うという機会がありました。不勉強でその際初めて知ったのですが大学教授になるのには教員免許は必要ないのだそう。すべての教授が熱意を持って学生に、授業に向き合っているかと問われると否と答えざるを得ない日本で自分が過ごしていた環境と比較して、いま過ごしているキャンパスでは教授から大学院生まで教員陣の熱意がまるで違うように思います。

今学期は履修する授業をより日本での専攻に近づけ、法律・政治分野に集中させ、先学期よりも授業のレベルを上げました。
”Basic Constitutional Law and Individual Rights” (Law Schoolの学部長による合衆国憲法概論)、
”International Law” (国際法)
“Judicial Policies” (アメリカの司法/裁判官制度)
などを履修しています。まだまだ始まったばかりですがこれから先本格化するのが楽しみです。内容もインテンシヴで中間・期末試験に加えてペーパー、プレゼン、ポスター発表など盛りだくさんのため、学期中どこかのタイミングで死にそうになっているかもしれませんが…。

また、今学期何かに注力しようと考えた結果、Champaignで可能なインターンにチャレンジしてみようと思っています。昨日Political Science専攻の学生に特化したインターンのinformation sessionがあり、基本的に今学期が最後の学期となる4年生が優先されるのですが、自分は交換留学生で今学期でこのキャンパスを去るのだと伝えると学部の担当者も関心を示してくださり正規の4年生と同じフィールドで選考に臨めることになりました。そもそも空きがあるか、そして自分がそこに食い込めるかは未知数ですが、今年は大統領選ということで議員事務所などで働くチャンスもありうるということで貪欲に自分をアピールしていきたいと思っています。

先日2016–2017年度で東大からUIUCに交換留学での派遣内定をもらったとい後輩からメッセージをいただき、1年前の同じ時期、学部の試験勉強に追われながらUIUCへの提出書類を準備していたのを懐かしく思い出しました。

2学期目とはいえ同時に留学最後の学期でもあります。「1年の留学はあっという間に終わってしまうよ」と帰国してきた友人みんなに言われました。折り返し地点を過ぎた今、この場所で過ごせる幸せを日々噛み締めながら今学期もがむしゃらに歩んでいこうと思います。

さて、JISS3期の応募締め切りまで残すところあと数日です。僕は今回審査には携わりませんが、まだ応募を迷っている方がいらっしゃいましたら是非アプリケーションを出してみてください。ちなみにこのブログの共同執筆者を含め、去年は駆け込み応募も結構ありましたよ笑 JISSをさらに魅力あるコミュニティにしたい、そんな自発的な熱い思いがあればきっとメンバーに選ばれるはずです!

それではまた!

旅の最終目的地、ウユニ塩湖にて

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