Bon voyage!

パリからこんにちは。こちらは日が長くなり少し春めいた陽気の日も続くようになりましたがまだまだ冷え込みは厳しいです。

今月のブログのテーマの案の中にあった「旅行先からみた自分の留学している国」というものが面白そうだったので、ちょこっと書いてみようかと思います。

エストニアの首都・タリン

実はワタクシ、留学に来てからJISSメンバーの中でも一番旅行に行っている自信があります。元から旅行好きな性格なのに加えヨーロッパの交通網が発達していること、そしてその移動の中心にパリがあることが影響しているでしょうか。また、学期の途中にある1週間の休み(バカンス)があるのですが、「バカンスを楽しんでもらうために宿題は無しにします」という先生さえいて休暇は楽しむべきというフランス人の価値観の恩恵を受けている感じもあります(笑)

留学に来てから行った場所にピンを差してみた。

数えてみたらフランスを除いて15ヵ国(*パレスチナを国として含める)に行っていたようです。さすがに自分でもびっくりして今何度か数えなおしましたが15ヵ国でした。しかもヨーロッパでは飽き足らず1月にはモロッコに、そしてつい先週まではパレスチナ・イスラエル・ヨルダンに足を延ばしてきました。この後ベルギーとイタリアにも行こうと思っているので最終的に17ヵ国くらいになるのでしょうか。ちなみにほとんどはバックパック一人旅で、現地に留学中の友達などを訪ねています。

ヨルダン・ペトラ遺跡

とは言っても遊んでばかりいるわけではなく、一応勉強に無理のないようにはしています。留学先の大学では火・水にだけ授業を入れて毎週末旅行に行く人などもいて(こういう人たちは遊びに来てます笑)、タイ人がパリから日本に旅行に行ったときは「タイから行った方が簡単じゃん…」とツッコミをいれざるを得ませんでしたが。

そんな旅行する中で日本とフランスに関して気づいたこと。

・ フランスは若者への待遇が手厚い。EU圏の25歳以下の学生は美術館すべて無料、Zone1–5までカバーする定期(メトロ・バス・トラム共通)も26歳以上の半分程度の値段。留学生にも適用されます。授業料も圧倒的に安く、若者の金銭的負担を抑えた上で能力を養わせる姿勢が垣間見られます。

・パリの街の昔ながらの街並みを残しつつ近代的な建物を取り入れ、しかしそれが上手く調和する様は鮮やか。観光地としての「旧市街」、ビジネスの中心・生活圏としての「新市街」を明確に線引きする街が多い中、生活圏でありつつビジネスもありつつ観光が成り立っているのはなかなか特殊だと思います。もちろん郊外に行けば雰囲気は変わるのですが、その区切りがそれほど「隔てる」という感じではない印象。

・フランス人に限ったことではないですがこちらの人は扉を必ず次の人のために押さえてあげる、お店での簡単な挨拶を欠かさない、電車でもお年寄りに席を譲る(優先席はありません)などの行動が当たり前です。女性であるという理由だけで席を譲られたときは驚きました。逆に日本も礼儀の正しさは他の国よりも相当徹底していると思いますが、少し性質が違うかもしれません。また、困った人を助けるという点においては日本は相当遅れている(という言い方も変ですが)ように思います。

・日本の公共交通、高い…!新幹線に1万円払っていた自分が信じられません。その代わり時刻通りに動いたり、サービスなどは類を見ないくらい質が高い。また、公共の場所でマナーを守るところもさすがだと思います。(ヨーロッパの深夜バスでは電話しはじめる人や酒を飲んで騒ぐ人もいてあまり快適ではない)

・日本人のサービス、本当にすごいです。こちらではレジで店員が座ったまま、隣の店員との会話に盛り上がって操作ミスをする、間違いを指摘すると謝りもせず面倒そうに直す、というのが日常茶飯事。しかしカッチリしていないが故に逆にユーモアたっぷりの会話ができたり、コミュニケーションが円滑になるのはなかなか好きです。

・余談ですがフランス人からした日本のイメージは「経済発展・テクノロジー・宮崎アニメ」の3つらしいです。どこに行っても日本の評判は良く、日本のパスポートを見ただけで税関で通してくれたり、良い印象を持たれているなと実感します。もちろんお金を持っている印象のためスリやぼったくりの対象になりますが…印象の話とは違いますが、「イスラエル・パレスチナ問題に積極的に介入する日本の市民社会が少ない」という理由でイスラエルに入国しやすい(らしい)という話も興味深かったです。

他のメンバーからみた日本像も気になるところです。長くなってしまいましたがこのへんで。

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