How’s it going?

Koshi
JISS blog
Published in
5 min readSep 19, 2015

はじめまして。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)に留学しているKoshiです!日本ではJISSの2期代表を務めていました。

さて、渡米から早5週間、授業が始まって4週間とあっという間に今学期も4分の1が過ぎてしまいましたが、今回は僕が住んでいるChampaignという街とアメリカに来てから感じていることについて少し紹介してみたいと思います!

留学先が決まったのはいいものの、実はアメリカに行くのが初めて、かつ大学受験で地理選択でもなかった身にとって、「Champaignってどこ?そもそもイリノイ州の場所さえ分からん…」といった状況でした。イリノイ州は五大湖の1つミシガン湖の南西に位置していて、NY, Los Angelesに次ぐ大都市のChicagoがある州といえば少しイメージが湧くでしょうか。

しかしChampaignはそんな華やかなChicagoから電車で2時間、バスで3時間強離れたところにあるド田舎の街です。JISSメンバーの中で一番田舎に住んでいる自信があります笑

キャンパスから少し離れれば、見渡すかぎりトウモロコシ畑。

Champaignは市街というよりも大学生のための街、勉強も遊びも広大なキャンパスとバスで行ける距離の小さなダウンタウンで完結してしまいます。あまりに広いキャンパスのために着いて1週間ほどは自分がどこにいるのかどちらの方角を向いているのか分からなくなることが多々ありました…。

さてさてキャンパスの中はというと、

やっぱり欧米圏の大学といえば芝生ですよね、晴れた日は本当に気持ちがいい。教室では、ドラマで見るような終業のベルが鳴った瞬間に授業の進行と関係なく学生が立ち上がって次の授業に向かう、そんな生活を送っています。

そこら中にリスがいます。日本のハトみたいな感覚。

景色が素晴らしいだけでなく学内の施設も充実していて、24時間開館の図書館、トレーニング機材が完備されたジム、学生なら$10で鑑賞できる音楽ホールなどありがたい限りです。寮の食事だけは辛いものがありますが…

さて、アメリカに来てからは自然と日本と対比してものごとを見るようになっているのですが、一番強く感じるのは「言葉の力」でしょうか。

ちょうどヨーロッパで移民受け入れが国際問題になっていますが、アメリカも元々が移民の国。人種が違って当たり前、肌の色が違って当たり前。はじめから皆が自分と同じようなことを考えているであろうなどという前提は存在しません。各々のバックグラウンドに基づいた意見を表明し、それを受容することが求められます。言葉にして初めて他者に伝わる。当たり前のはずなんですけど21年間日本で育ってきた自分にとってはやはり新鮮に感じます。授業についていけず発言できないと非常に肩身が狭い思いをすることになります。

逆に素晴らしいスピーチは共感を呼び効果は絶大です。新歓イベントでのバスケットボールチームのコーチ(どこにでもいるような普通のおじさん)の新入生に向けた10分ほどのスピーチが想像以上に素晴らしく感動してしまいました。記憶に焼き付いているフレーズがあります。

”Do not forget why you are here.”

freshmanにはfreshmanなりの捉え方がある言葉だとは思いますが、交換留学生として1年しかUIUCにいない自分にとっても刺激的な言葉でした。日本では均質性が浸透しているあまりに「たぶんあの人も自分と同じような人だから、別に自分が難しいことを考えなくても他の人がやってくれるだろうしそれで上手くいくんじゃないか」という、考えて議論することを放棄する無責任な空気が充満しているように感じます。

9月はじめの週末が3連休だったのでWashignton DCに遊びに行ったのですが、そこで見た博物館や観光スポット、あらゆる展示に印象的なフレーズが添えられていました。年月の長さを超えて言葉の力は人々に届くのだと痛感しました。

もちろんアメリカが是、日本が非というつもりは毛頭無く、この先も比較しながら過ごしていけたらなと考えています!

他のみんなが留学の抱負など書き連ねる中全然別の方向に突っ走ってしまいましたが、それは普段の生活の様子も含めて次回に回したいと思います〜!

DCにて!

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