Iijima Mika
Journey to Africa 2019
11 min readAug 18, 2019

--

アフリカ旅 day5 (タンザニア)

コーヒー農園へLet’s go!

一つ前の投稿で少しお話しましたが、友人が訪れたフェアトレードアフリカのケニア支社にて、タンザニア支社のフェアトレードアフリカの方を紹介していただき、コーヒー農園に行くことができました。現地に行って実際に人と人とのつながりでツアーの参加が決まるなんて、旅らしさを感じました。

まずは朝ごはんを紹介します。

ホステルのレストランにて

飲み物はコーヒーかティーを選べます。さらにスイカとバナナが出てきました。私はウリ科の食べ物があまり得意ではなく、友人に1つあげました。が、バナナもスイカも美味しかったです。大きなプレートには食パンとスクランブルエッグ、パンケーキがでてきました。卵はオムレツかスクランブルエッグか選ぶことが出来ました。

こちらの朝食は宿泊料金に含まれており、タダでした😋

この時点で8時40分くらいでした。9時にホステル近くの「UNION HOUSE」で前日約束していたフェアトレードアフリカ、タンザニアオフィスのトゥマイニーさんとコーヒー農園のガイドをしてくださるデニスさんと落ち合う予定だったので慌てて食べました。

洗濯物も溜まっていたので、朝ホステルに15000タンザニアシリングで頼みました。量ではなく、1回でこの値段だったので、溜まっていた分、助かりました。笑

洗濯物が出し終わると既に9時を過ぎてしまっていたので、急いでUNION HOUSEへ向かいました。

トゥマイニーさんとデニスさんと無事会うことができ、デニスさんを紹介してくださったトゥマイニーさんにチップを渡そうとすると、「チップはいらないから、日本でフェアトレードを広めてくれれば十分だよ」とトゥマイニーさんは言い、受け取っていただくことはできませんでした。せめてもの感謝の気持ちだったのですが、さらに有難い気持ちでいっぱいになり、私は日本で私の使命を果たそうと強く思いました。

デニスさんは現地のトレーディングカンパニーで働く方で、ツアー中、幅広い知識の量にデニスさんのお話を聞きながら感動することが多々ありました。

デニスさんが1日ドライバーとガイドをしてくださいました。ウルという村にあるコーヒー農園に向かい、途中、Manbo Coffeeの社員の方であるシャイルさんも加わり、2人からコーヒーの生産過程を学びました。とても情報量が多く、忘れないうちに整理したいと思います。

到着です。

キリマンジャロのコーヒー農園からの景色

コーヒー農園に着くと、まず↑の景色が見えました。晴れているとキリマンジャロが見えるみたいなのですが、この日は霧が出ていて見ることができませんでした。良い眺めのキリマンジャロを見たかったです。。

まずはコーヒー農園内でのガイドをしてくださるケイシーさんの紹介があり、ウェルカムコーヒーを出してくださいました。

タンザニアのコーヒーはプレスの抽出方法でコーヒーを淹れると聞いたことがあったので、下にコーヒーが溜まり、やはりそうなのかと再確認しました。とても濃くて美味しかったです。

いよいよ、コーヒー農園ツアーが始まります。

まずは農家の方々が行う、コーヒー豆のオークションの会場を見学しました。

コーヒー豆のオークションとは、市場に売ることが出来るかの選別と価格設定が行われます。右下の写真は以前行われたオークションのレシートで、見せてもらうと、4kgのコーヒー豆が8000タンザニアシリングで取引されていました。1kgが日本円で400円ということです。これは間違いなく安すぎるし、全く妥当とは言えない値段であると思い、衝撃を受けました。ショックでした。

オークション会場の次は、少し歩き、コーヒー農園へ連れて行ってもらいました。

コーヒーの木(左)、コーヒーチェリー(右)

赤い皮を剥き、中の豆を少し舐めさせてもらうと、甘かったです。木の実のような味でした。

また、歩いている途中、バナナやアボカドがコーヒーの木とともに植えられているところを多々見ました。

これは、バナナやアボカドを一緒に育てることでコーヒーを育てる際、日陰になってくれることや、コーヒーの木の下にアボカドを置き、アリにアボカドを食べさせることで、コーヒーを食べられる被害をなくすことができることなど、一緒に育てることにメリットがあるようです。

さらに、ケイシーさんは「Diversification」という言葉を何度も言っておられました。1つの作物に頼ることなく、多様な作物を育てているようです。(メイズ、バナナ、アボカド、ヤムなど)

コーヒー農園に着きました。

ケイシーさんは、コーヒーの木に成る葉を見せてくださり、葉の色はより緑の方が良く、後ろが虫に食べられていたり白くなっていたりしているのはだめだと教えてくださいました。

実際に私たちもコーヒーの実の収穫を行いました。赤くなっている実を収穫したのですが、さすがは慣れているケイシーさん、1人だけとても速く、ケイシーさんだけで半分以上は収穫していたと思います。

収穫した実は、回すと皮と中の実に分けられるようになってる選別機(↑)に入れ、分けます。この機会は、小さな農園にしかないとケイシーさんはおっしゃっていました。

中の実は、洗い、12時間ほど水につけておくみたいです。

近くに、たくさん豆が置いてあるところがあったので、これは何のための豆か聞くと、農家が自分が飲むためのコーヒー豆だとおっしゃっており、そのまま農家の方がやる、コーヒーの淹れ方を教わりました。

すり潰す→ザルに移し、皮との選別→煎る→再びザルへ

再び臼へ入れてすり潰す→沸騰したお湯の中へ入れる→濾す→できあがり

美味しくいただきました。とても濃く、飲んだのは小さなカップ1杯でしたが、たくさん飲んだ満足感がありました。

↑は、ケイシーさんが木から1杯のコーヒーになるまでを並べてくださいました。ケイシーさんの教えることを惜しまない姿勢にとても感動しました。

さて、ツアーが終わり、お昼ご飯。

右の写真は、バナナスープで初めて飲みました。どんな味がするのだろうとどきどきしましたが、チキンスープのような味がし、温かく、冷えていたからだに沁みました。

お土産屋さんでは、コーヒー豆とピアス2個を買いました。ピアスは1つ3000タンザニアシリングでした。

コーヒー農園をあとにし、デニスさんの奥さんが働いている露店でチップスを食べました。

チップス(1500タンザニアシリング)

このとき18時ごろだったのですが、デニスさんの職場であるManbo Coffeeのオフィスへ案内してくださいました。日本の大手総合商社である丸紅と取引をしているそうです。アフリカのタンザニアに来て、しかもコーヒー農園ツアーで、丸紅という言葉を聞くとはまさか思っておらず、驚きと日本と少しでもつながりがあることに嬉しさを感じました。

オフィスの中を見せていただき、

コーヒーのテイスティングを行い、評価をつける場所にも案内してくださり、実際に使われている会場に足を踏み入れることが出来たことが貴重な経験でした。

一番下の写真はコーヒー豆の大きさを篩にかけ、大きさの選別をする器具です。穴がそれぞれの段で違く、番号がふられていました。

さらに、興味深かったことは、同じ木からは、PB・AA・ABといったように様々な豆の種類が取れるのに対し、1つのチェリーからは同じ種類の豆が2個ということです。

また、普通は1つのチェリーから2粒のコーヒー豆が取れるのに対し、PBは1つチェリーから1粒のコーヒー豆だそうです。

コーヒーにしてもまだまだ知らないことだらけでコーヒーの奥深さを改めて感じました。

オフィス見学のあとはデニスさんがホステルまで送ってくださりました。19時半頃で辺りは暗く、ホステルの近くで降ろしてもらう予定だったのですが、観光客と分かると何人かの人が車のそばに寄ってきてしまったので、デニスさんが車をおり、ホステルの前までついてきてくださいました。

とても優しく、博学な方でした。

ホステルのレストランで

チキンピラウ(10000タンザニアシリング)

キリマンジャロビール(2500タンザニアシリング)

を頼みました。

ここのホステルで食べた料理はどれも最高に美味しかったです。

この日は朝から夜まで動き、学ぶことがとても多く、

もっとたくさんの知識を身につけたいと改めて感じた1日でした。

--

--