ルワンダ・キガリが綺麗な理由。

Marin Endo Pon
Journey to Africa
Published in
3 min readDec 7, 2016

アフリカのイメージって、ゴミが落ちていたり放置されていたり、赤土で茶色のイメージありませんか?少なくとも、私はそう思っていました。

しかし、ルワンダの首都キガリはそんなイメージを見事に壊してくれました。

見よ、このクリーンさ!!

通学中の子供達。
整った道路ときれいな道。

ごみひとつ落ちていない。もはや東京の渋谷よりもきれい。

もちろん地方にいくと道路なんてないし、たまーにごみも落ちているけど(バナナの皮とか)そこまでひどくない。

なぜ、渋谷でも成し得ないことがルワンダでできているのか。

いろいろな要因や歴史背景があるとは思うが、いちばん衝撃をうけたものがある。「ウムガンダ」だ。

ウムガンダとは何か。

月に1度の最終土曜日に、国民全員が総出でコミュニティ活動をするという行事だ。活動の内容は、地域でのミーティングなどもあるが基本「大掃除」なのである。

私もルワンダにいるからには、参加しないといけないという使命感で何度か参戦させてもらった。

基本は自分が住む地域にコミュニティがあり、そこで集まって活動をするイメージだ。日本の公園とかで集まってやるラジオ体操に近いかもしれない。

自分で掃除用具は家から持参。

コミュニティによって内容や時間も変わるが、基本は朝9時〜11時半くらいまでの間活動する。

4人家族であれば、そのうちが1人でも参加すればよいことになっているが、不参加は認められていない。参加者チェックもあるので、逃げられないのだ。

ウムガンダの時間は全ての公共機関、車や商店などすべてがCLOSEする。

そして大統領も参加するほど、国をあげての行事なのだ。

大掃除のあとは、全体ミーティング。この日は「家のセキュリティ」について話した。キニアルワンダ語でやるので、ぜんっっぜん理解できず。そしてルワンダ人は話が長い傾向にあり、ひとりが15分とか普通に喋り続ける。。

毎月大掃除をするからか、ルワンダの人もきれいであることが習慣になるのであろうか。政策としてもそうだけど、1人1人の意識が日本とは違う気がする。

そして結構疲れる。ヒールを履いていった自分を恨んだ。

まあでも、観光だったり生活水準を上げる上で、街がきれいなことはとってもいいことだと思う。続けてほしい文化である。

ただ、3時間全ての公共機関や店が閉まるのは結構一大事なので

ルワンダならではだなあと感じるのであった。

続く。たぶん。

遠藤

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