ルワンダ・キガリが綺麗な理由。
アフリカのイメージって、ゴミが落ちていたり放置されていたり、赤土で茶色のイメージありませんか?少なくとも、私はそう思っていました。
しかし、ルワンダの首都キガリはそんなイメージを見事に壊してくれました。
見よ、このクリーンさ!!
ごみひとつ落ちていない。もはや東京の渋谷よりもきれい。
もちろん地方にいくと道路なんてないし、たまーにごみも落ちているけど(バナナの皮とか)そこまでひどくない。
なぜ、渋谷でも成し得ないことがルワンダでできているのか。
いろいろな要因や歴史背景があるとは思うが、いちばん衝撃をうけたものがある。「ウムガンダ」だ。
ウムガンダとは何か。
月に1度の最終土曜日に、国民全員が総出でコミュニティ活動をするという行事だ。活動の内容は、地域でのミーティングなどもあるが基本「大掃除」なのである。
私もルワンダにいるからには、参加しないといけないという使命感で何度か参戦させてもらった。
基本は自分が住む地域にコミュニティがあり、そこで集まって活動をするイメージだ。日本の公園とかで集まってやるラジオ体操に近いかもしれない。
自分で掃除用具は家から持参。
コミュニティによって内容や時間も変わるが、基本は朝9時〜11時半くらいまでの間活動する。
4人家族であれば、そのうちが1人でも参加すればよいことになっているが、不参加は認められていない。参加者チェックもあるので、逃げられないのだ。
ウムガンダの時間は全ての公共機関、車や商店などすべてがCLOSEする。
そして大統領も参加するほど、国をあげての行事なのだ。
大掃除のあとは、全体ミーティング。この日は「家のセキュリティ」について話した。キニアルワンダ語でやるので、ぜんっっぜん理解できず。そしてルワンダ人は話が長い傾向にあり、ひとりが15分とか普通に喋り続ける。。
毎月大掃除をするからか、ルワンダの人もきれいであることが習慣になるのであろうか。政策としてもそうだけど、1人1人の意識が日本とは違う気がする。
そして結構疲れる。ヒールを履いていった自分を恨んだ。
まあでも、観光だったり生活水準を上げる上で、街がきれいなことはとってもいいことだと思う。続けてほしい文化である。
ただ、3時間全ての公共機関や店が閉まるのは結構一大事なので
ルワンダならではだなあと感じるのであった。
続く。たぶん。
遠藤