何のための効率化なのかという視点

Shinichi Sasaki
Just A brick in the Wall
2 min readFeb 27, 2017

ITを使って、顧客に何を与えられるのか?ということを少しばかり考えていた。

「価値を与える、効率化を進める」というような、どうしようもなくベタな言葉が浮かんだ。それだけではベタで何も現していないので、その次のステップに進んで考えてはいる。

このうち、効率化というのはよく言われていることである。ITによってだけではなく、そもそもこの国は個人あたりの生産性が悪いから効率化しましょうというお題目をよく見かける。

うん、効率化、基本的にいいことだ。しかし、それが何故必要なのかということをもう少し突っ込んで考えたほうがいい気もする。企業であれば効率化することで、コストを下げることが出来るメリットがある。それはそれでいいことだ。

個人で考えると、効率化することで単位時間あたりの作業を増やし、一日における作業時間を減らすメリットがあるだろう。20%ルールのようなスカンクワークスに充てる時間ができると、創造性が増しそうな気がする。

夢物語か?しかし突き詰めるとディストピアが待っているような気もする。僕たちは人間だ。極限までチューンアップされた効率化を施されると、それは人間ではなくマシーンではないのか。そこだけが懸念だ。

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