最短で Magic Leap 1 の開発環境を構築する

- はじめに
- 動作環境
- 開発者アカウントの登録
- Magic Leap 1 の開発用ツールをダウンロードする
- 開発用に Magic Leap 1 をセットアップする
- 本体の初期設定を行う
- 開発者モードをオンにする
- Magic Leap 1 開発時に必要な証明書ファイルを発行する
- Unity で Magic Leap 1 の開発を行える環境を構築する
- Unity で Magic Leap 1 のテンプレートプロジェクトのシーンをビルドして実機で動作確認する
- 生成した mpk ファイルを Magic Leap 1 にインストールする
- おわりに

はじめに

現在 Kadinche では Magic Leap 1 を利用した MR アプリケーションの開発を行っています 😎 今回は開発環境セットアップ時の知見を活かし、最短で開発に着手するための手順を記事にまとめました 📝

動作環境

  • Unity 2019.3.8f1
  • Lumin OS 0.98.10
  • Lumin SDK 0.24.1
  • Magic Leap Unity Package 0.24.1

開発者アカウントの登録

アカウント登録作業は Developer Portal から行います。

1. ページ右上にある Log in リンクからログインページに遷移します。

2. ログインページに遷移したら、会員登録に利用したいメールアドレスを入力して Let’s go! ボタンをクリックします。

3. ログインページからサインアップページに遷移するので、必要な項目を入力して Let’s go! ボタンをクリックします。

4. シークレットコードの入力ページに遷移したら 2. で入力したメールアドレス宛にシークレットコードが記載されたメールが届くので確認して入力します。

1. Magic Leap からシークレットコードが記載されたメールが届く
2. 1. で控えた番号を入力 or コピペして認証を通す

5. 無事に認証が通ると利用規約への同意ページに遷移するので、利用規約への同意を行い Onwards ボタンをクリックして、会員登録作業完了です。

※ 4. の手順はアカウント登録時だけでなくログインする度に求められます

Magic Leap 1 の開発用ツールをダウンロードする

Magic Leap 1 には開発用ツールとして The Lab が用意されています。開発に必要な SDK のインストール等々は The Lab を利用して行います。早速 The Lab のインストーラーを ダウンロードページ からダウンロードします。

インストーラーのダウンロードが完了したら、インストーラーを起動して、手順に従って PC に The Lab をインストールします。

インストールが完了したら、The Lab を起動して開発者アカウントでログインを行うことで、The Lab を Magic Leap 1 の開発用ツールとして利用可能になります。

Mac で The Lab を起動してログインが成功した時に表示される画面

開発用に Magic Leap 1 をセットアップする

本体の初期設定を行う

基本的には Magic Leap 1を起動して、画面に表示される手順に従ってセットアップ作業を進めていけば良いだけですが、1点注意事項があります。

作業の途中でログインが求められた時に、
開発者アカウント登録時のメールアドレスを入力してログインします。
※ 開発者アカウント以外でログインしてしまった場合、現状は Factory Reset を行い、再度セットアップ作業から始める必要がある模様です

Magic Leap 1 の本体設定が完了したら、
Devices から登録した端末が確認出来るか確認します。

開発に利用可能な端末は Devices から確認可能

開発者モードをオンにする

Magic Leap 1 で開発者モードをオンにします。

1. 画面上部にある歯車アイコンを選択して、設定画面に遷移します。

2. 設定画面に遷移したら Device を選択します。

3. 左側に表示される項目の最下部に表示される Developer を選択して、開発者モードをオンにします。その際 3点注意事項があります。

  • 事前に Wi-Fi 接続しておかないと Developer は表示されない
  • Developer は Device の設定を開いてから数秒後に表示される
  • Developer ではなく Creatorと表示されている端末も存在する

この状態で Magic Leap 1 と PC を USB 接続すると、Magic Leap 1 側に USB デバッグの許可を確認するダイアログが表示されるので、許可します。

USB デバッグ許可済みの状態で Magic Leap 1 と PC の接続が行われると、 The Lab を起動した際に画面右下の接続数が 1 と表示されるはずです。

Magic Leap 1 と PC 接続時に The Lab アプリ右下に 1 と表示があれば開発端末として認識されている

Magic Leap 1 開発時に必要な証明書ファイルを発行する

Magic Leap 1 で開発を行う際に実機で動作確認を行うには開発用の証明書ファイルが必須となります。開発用の証明書ファイルの発行は Developer Portal から行います。

1. Developer Portal ページを開き、公開 リンクをクリックします。

2. 公開 リンクの下に新たに 証明書 リンクが出現するのでクリックします。

3. 証明書発行用ページに遷移するので、新規追加 ボタンをクリックします。

4. 証明書を識別するためのラベル名を入力し、生成 ボタンをクリックして証明書を発行します。

5. 無事証明書の発行処理が実行されると privatekey.zip ファイルのダウンロードが開始します。zip ファイルには <ラベル名>.privkey という暗号鍵ファイルが含まれています。暗号鍵ファイルは開発の際に必要となるので無くさない場所に保存します。その後 3. の証明書ページに戻るので証明書が発行され次第、証明書をダウンロードします。

6. 暗号鍵ファイルと証明書のダウンロードが出来たら、それらを同一フォルダに保存しておきます。

5. で “Development” というラベル名で証明書を保存したのでファイル名が development.* となる

Unity で Magic Leap 1 の開発を行える環境を構築する

Unity で Magic Leap 1 のアプリ開発を行うため、The Lab の Package Manager を用いて Unity の開発用 SDK をインストールします。

1. The Lab の右上の Package Manager をクリックします。

2. Unity の項目にチェックを入れた状態で、Apply Changes ボタンをクリックして Magic Leap 1 の開発に必要な Lumin SDK と Unity Package をインストールします。

Unity で Magic Leap 1 のテンプレートプロジェクトのシーンをビルドして実機で動作確認する

Unity の Getting Started を手順に従って 1.1 から1.2 まで進めます。

1. Lumin SDK の 0.24.x では Unity 2019.3.xx での開発が求められるので Unity Hub 経由でダウンロードします。もし見つからない場合はアーカイブページからダウンロードします。

Unity Hub で Unity 2019.3.xx 系列 の Unity Editor をダウンロードする
Unity のアーカイブページから Unity 2019.3.xx 系列 の Unity Editor をダウンロードする

2. Unity 2019.3.xx のダウンロード時に Lumin OS (Magic Leap) Build Support にチェックを入れます。

3. Magic Leap の Unity テンプレートプロジェクトをダウンロードします。
※ 基本的に Magic Leap 1 の開発を行う際は、このテンプレートプロジェクトを改変していく形で行うことになります

https://developer.magicleap.com/en-us/learn/guides/get-started-developing-in-unity

4. Unity Hub から Magic Leap 1 の Unity サンプルプロジェクトを追加し、 Unity バージョンに Unity 2019.3.xx を指定して開きます。

2019.3.4f1 以上で起動すると Unity バージョンのアップグレードが求められるので実行する

5. プロジェクトを開いたら、Unity -> Preferences -> External Tools から Lumin SDK のパスを設定します。

Mac の場合は /Users/<ユーザ名>/MagicLeap/mlsdk/v0.24.1 に Lumin SDK が存在する

6. File -> Build Settings から Lumin を選択して Platform を切り替えます。

Magic Leap 1 は Lumin OS 搭載の端末

7. Player Settings からアプリの署名に使用する証明書を設定します。
指定した証明書と同じディレクトリに必ず暗号鍵ファイルも配置します

8. Build ボタンをクリックして mpk ファイルを生成します。

mpk ファイルは Magic Leap 1 のソフトウェアパッケージとなっており、端末に転送することでアプリのインストールを行うことが出来ます。

生成した mpk ファイルを Magic Leap 1 にインストールする

1. PC と Magic Leap 1 を接続した状態で The Lab を起動し、Device Bridges を開きます。

2. Apps タブを選択し、Install App ボタンをクリックして mpk ファイルを Magic Leap 1 にインストールします。
※ アプリの初回インストール時は Magic Leap 1 側で確認ダイアログが表示されるので承認する必要があります

アプリの初回インストール時のみ上記の画面が表示されるはず

3. Magic Leap Unity Template というアプリが表示されていればインストール成功です。

Magic Leap 1 の All Apps にも表示されていることが確認出来るはず

あとは Magic Leap 1 の Launcher もしくは All Apps に Magic Leap Unity Templateというアプリが表示され、起動できるところまで確認出来れば作業完了です! 🎉

おわりに

お疲れさまでした 🏝 今回は色々躓いた点を避ける形で Magic Leap 1 の開発環境セットアップの手順を記事にまとめました✍️ 今後 Magic Leap 1 で MR アプリケーションを作る方の一助になれれば幸いです 🙌

また Magic Leap 1 は2020年 5月以降に一般販売予定です👾

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Kadinche is an IT venture company established in 2008. We are engaged in joint research and contract development for virtual reality (VR), augmented reality (AR), mixed reality (MR), deep learning, machine learning, etc.

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Nikaera

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I’m a software engineer working in Tokyo. I love programming, games and music. https://selekted.club/

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