リモートワーカーとして心がけていること

Yoshihide Jimbo
Kaizen Platform のモノ作り
5 min readAug 12, 2016

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太陽の塔ってかっこいいですよね

どうも。フロントエンドエンジニアの神保です。

Kaizen Platform に入社してもうすぐ3年になります。入社以来、ずっと大阪でリモートワークを続けています。

入社したばかりの頃は、社員も5, 6名で、全員がただひたすら突っ走っていた感じでしたが、今や社員数は100名近くに増え、プロダクト開発の現場もかなりしっかりとした体制が組まれるようになりました。現在は複数のチームが存在し、それぞれのチームが、

・プロダクトマネージャー
・UI デザイナー
・フロントエンドエンジニア
・アプリケーションエンジニア

といったメンバーで構成されています。

Kaizen Platform では創業当初からリモートワークが認められているため、多くのエンジニアは週の半分はオフィスに来て、残りの半分は自宅で働く、といった働き方をしていますが、地方でフルリモートワークをしているのは、私を含め、現在3名います。(私以外の2人は福岡在住。)

リモートワークにはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。特にフルリモートの場合だと、難しさを感じる場面も多くなります。

今回は、3年間続けてきたリモートワークの経験から、私がリモートワーカーとして普段どういったことを心がけているかについて、軽く紹介したいと思います。

人は様々な手段を使ってコミュニケーションを取りますが、直接向き合って話をすることに優るものはありません。対面コミュニケーションにおいては、人は、言葉だけではなく様々な「非言語的な手がかり」を使ってメッセージを伝え合っています。

しかし、リモートワーカーには、この最も有効なコミュニケーション手段を取ることができないという絶対的な制約があります。日常的なコミュニケーションは Slack や Qiita:Team などのテキストベースがメインです。せいぜいビデオチャットが使えるぐらいですが、伝達できる情報量は、同じ空間の中で顔をつき合わせて行うコミュニケーションには到底及びません。

リモートワーカーは、このことに人一倍自覚的になる必要があると思います。つまり、こちらがどれだけ一生懸命伝えているつもりでも、相手には伝わっていない可能性は多分にあるし、逆もまたしかりということです。

そのことを自覚した上で、それでもなお伝えることを諦めない、そして相手を理解しようと努力する姿勢をもち、さらに周囲にも同じことを粘り強く求めていくことが、組織としてリモートワークを成功させる秘訣のひとつなのだと思います。

これ、何だかわかります?

また、リモートワーカーにとって、情報は生命線です。

共有される情報量が少なかったり、共有の頻度が少なかったりすると、一人で働いているリモートワーカーの孤独感、疎外感はいとも簡単に膨らんでいきます。他の人は知ってるけど、自分には知らされてない。オフィスで交わされた会話だけで話が決まっている。そういうことが何度かあると、「もしかして嫌われているんじゃないか」「自分は必要とされていないんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまうのです。

長い間一緒に仕事をして信頼関係ができてしまえば、「相手もそこまで気が回らなかっただけだろう」と気にすることもなくなり、「今度からもうちょっと早く共有して欲しい」と冷静に要望を伝えることができるようになるのですが、そうでないとついつい感情的になってしまうものです。

また、情報共有が足りていないと、自ら考え、判断するために必要十分な材料が不足することになるため、いちいち質問をしたり、ちょっとしたことで判断を求めたり、勝手な思い込みであさっての方向に開発を進めてしまったりといったことも多くなりがちです。

このように、リモートワークでは、情報共有のしかたが非常に重要になってきます。このことがリモートワーカーだけではなくメンバー全員で理解されていないと、リモートワークを制度として続けるのは難しくなると思います。

以上、リモートワークの難しさについて書きましたが、もちろん、リモートワークにはいいことがたくさんありますし、働き方の選択肢の一つとして、もっと世の中に広まって欲しいと個人的には思います。リモートワークに興味のある方にも、現在リモートワーカーと一緒に仕事をしているという方にも、少しでも参考になれば幸いです。

最後に、Kaizen Platform では新しい仲間を募集しています。興味のある方は、ぜひご連絡ください

正解は、太陽の塔の一番上にある「黄金の顔」の横顔でした!

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