Kaizen Platformに今感じる変化と飛躍への可能性 ~ 現場からは以上です~

Yu Kawabe
Kaizen Platform のモノ作り
6 min readFeb 16, 2017

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Kaizen Platform でプロダクトマネージャーをしている河部です。

Kaizenでは先日CTOが交代しまして、プロダクトチームが新体制となっています。
僕が入社したのはもう2年半くらい前になりますが、今年は今までで最も飛躍の可能性を感じています。
そこで今日はKaizenの歴史を振り返りつつ、いま僕らがどういった指針でプロダクトをつくっているかをお話します。

プロダクトフルリニューアルによる成長~そして停滞期へ

丁度2年くらい前に、創業来から稼働していたサービスを一新する大規模なアップデートを行いました。

https://kaizenplatform.com/pressrelease/2015/03/16/k2-release.html

このアップデートからKaizenは多くのお客様にも恵まれ1年ほど順調に事業を伸ばしてきましたが、次第に成長が伸び悩んでいく時期に入りました。

今振り返ってみると改めて感じることですが、「成長期のプロセスが正しかったけれど市場トレンドが変わった」といった事ではなく、元々なるべくしてなった停滞期だったのかなと感じています。

当時はプロダクトチームとセールスチームが物理的/心理的に離れていて、どういうお客様にどのような売り方をしているかをプロダクトチームであまり感知できておらず、それをフィードバックとしてプロダクト開発に活かすというサイクルがうまく回せていませんでした。(こう書いてみるとあるあるな感じですね)

その結果、サービスのアップデートは既存の改修や機能のカバレッジを拡げることがメインとなっていて、本質的にどんな価値を世の中に提供するのか、それによってどれくらい事業を伸ばしていくんだということが薄れてしまっていました。

そうすると会社の雰囲気も芳しくなくなっていき、会社を離れてしまう人も増えていた時期がありました。

転換期をむかえての再出発

そんな時期を乗り越えて、この数ヶ月で大きく会社が変わってきているのです。色んなきっかけがあったものの、一番大きいのはやっぱり新CTOの入社とそれによる新しい体制づくりですね。

この記事でも挙げているように、会社の雰囲気が変わりました。「リーダーが変わることで組織もガラッと変わる」ということを耳にすることがありますが、僕自身三十年ほど生きてきてそういった現象に出会ったことがなかったので、これは都市伝説だと思っていたんですけど。意外とありました。

もちろん、CTOが全てを仕切って決めているという訳じゃないんです。CTOはプロダクトチームとして何を達成するのかと指針を示すけれど、それをどのように達成するのかは各プロジェクトチームに任されているので、現場ではとても動きやすいなと感じています。

※画像はイメージです

プロダクトチームとセールスチームの距離も以前よりぐっと縮まってきているなと感じています。

僕自身も過去の反省をふまえてお客様の生の声を聞こうと営業現場へ出向くことを増やしているのですが、お客様のニーズがそもそも想定していたものと違ったり、Kaizenが今後目指していきたい方向とは少し逸れた形で話が進んでしまう事があるということに気づきました。

これは機能として出来る/出来ないよりももっと根本的な話で、この認識がズレてしまうと僕らも何をつくり売っているのか分からなくなってしまうし、お客様に対しても価値提供ができずお互いに不幸になってしまいます。

こういった気づきをもとに、プロダクト/セールスチームで認識を合致させ、ワンチームとしてプロダクトを進化させていこうと考えています。
こうした流れが新体制になったことで、会社全体で一気に加速しています。

プロダクトで事業をドライブさせる ~すべてはトップライン~

Kaizenは「21世紀の新しい働き方を創造する」というミッションを掲げてサービスをつくっていますが、その中身は別の機会にゆずるとして、ここでは現プロダクトチームが大事にしている指針を一つ紹介します。

ここでは「エンジニアが事業のトップラインを決める」とありますが、大事なことは「プロダクトで事業のトップラインの上限値を押し上げること」です。(ちなみにトップラインとは売上のことです)

トップラインをつくることはプロダクトだけでなく全社チームでやっていくことですが、上限値を押し上げることは、プロダクトでやるべきことだと捉えています。じゃないと、段々と労働集約的になってしまうので。

もう一つトップラインの文脈で大事にしていることは「コスト最適化は今じゃない」ということ。サービスを大きく成長させていく段階では時間がもっとも重要なので、ローンチを早められるのならサーバーコストをかけてでも時間短縮をしようというスタンスでいます。
もちろんずっと垂れ流しにするわけじゃないんですが、節約コストと時間を糧に、今はよりプロダクトを良くすることに投下しようとしています。

おわりに

これから僕らは数年後の上場も見据えながら事業を一層おおきく成長させようと、新しい仲間を探しています。興味がある方は、ぜひこちらも覗いていって下さい!

現場からは、以上です。

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