Atlassian Confluence の必須プラグインはこれだ!! 〜2017年版〜

Narichika Kajihara
@kajinari
Published in
7 min readDec 23, 2017

私はAtlassianユーザグループのオーガナイザーをさせていただいておりまして、このエントリーは、Atlassian Advent Calendar 2017の25日目のエントリーです。

私が2016年1月に以下のスライドで発表した資料を、2017年版に更新したものになります。

JIRA / Confluenceの必須プラグインはこれだ by Kajinari — Slideshare

Confluenceは単体で、必要十分な機能が提供されているので、そんなに量がは多くありませんが、紹介させて頂きます。
一部、Slideshareのものと重複しているものもありますが、私が所属しているeureka, inc. で実際インストールして稼働させているものです。

弊社環境はサーバ版ですので、サーバ版を紹介させて頂きます。

Questions for Confluence

2年前も推しプラグインに上げさせて頂いたプラグイン。Confluenceの利用率を押し上げてくれる文字通り必須プラグインです。
社内版Stackover flowを作る事ができるプラグインです。困ったら、まずはConfluence Questionで聞く。という流れを作る事で自動的にノウハウが溜まって行く事ができます。

また、Questionsに残っていることで、類似の質問などがあればユーザ側で自動解決することができるようになります。 Slideshareでは細かく解説しているので、是非一度ご一読下さい。

弊社では、このように社内に導入したサービスのマニュアルページに「質問リスト」マクロを使ってQandAを自動的に表示させる使い方をしています。

質問リストマクロの使用例

SAML SingleSignOn for Confluence

JIRA側にも触れておりますが、弊社の環境では、G SuiteをIdPにしておりまして、このプラグインのおかげでSingle Sign Onを実現させています。
また、このプラグインの素晴らしい点は以下の点です。

IdPが何でも利用できる様にドキュメンテーションが揃ってる

G Suite, Azure, Okta, Oneloginなどよく使うIdPが事前にドキュメンテーションとしてそろっているので、迷うこと無く設定することができます。

プロビジョニングの自動化ができる

G Suiteにアカウントがあって、Confluenceにアカウントが無ければ自動的にアカウント作成をしてくれます。これでメンテナンスいらずになります。

条件設定によってグループへの追加も自動化できる

Group Attribute設定を使うことで、IdP側のフィールドとデータ連携して、自動的にグループに参加させることも可能です。

Atlassian Marketplaceを見てもらえば、分かるかと思いますが、サポートレベルが高いのも、このプラグインを推薦したい理由です

Slack Connector for Confluence

SlackとのIntegrationは色々試した結果、このプラグインが最高でした。設定も凄く簡単な上に、特質すべき点は以下の2点です。

スペース管理者で設定が完結できる。システム管理者いらず

インスタンスが大きくなりますと、デリゲーションができるのはとても魅力です。システム管理者でしか設定出来ない場合、設定依頼や、その反映待ちなどが必要になります。
これでは、困った事があった時や、少し直したい時の心理的ハードルが無くなるため、Slack連携の普及が進みます。

Configuration of Slack Integration

Slack message formatをスペース毎にカスタマイズできる

これで自分の欲しい通知だけ受け取る事ができるようになります。

Team Calendar for Confluence

もはや説明不要なカレンダーです。特にJIRAと連携させることで、プロジェクトやチームの予定を可視化することができます。

よく、「G Suiteのカレンダーとどう違うの?」って聞かれることが多いのです。 G Suiteのカレンダーは、個人の予定を管理するものという説明をしています。

弊社の環境では、JIRAの日付フィールドと連携させて、「キャンペーンを実施した日」などを可視化しています。
「キャンペーン実施した日を別途、カレンダーに入力して下さい。」という運用ルールにすると忘れたりする事があります。
何故なら、”共有するため”にカレンダーに入れるからです。業務を遂行する上で必然では無いからです。
Jiraとカレンダー連携している場合は、カレンダーへの入れ忘れは発生しません。Jiraに必要な日付を入力しないと業務が遂行できないからです。

このように、Team Calendarを使って、業務遂行する上で必然な情報と連携させることで、入力者に新しい手間をかけさせず、日付情報を”共有する”ことができます。

弊社セミナースペースで開催するイベントのTeam Calendar

最後に

Confluenceの必須プラグインについて、解説させていただきました。 この他にも、便利なプラグインがあるので、触っては解説していきたいと思います。

また、AtlassianユーザグループではFacebookでグループを作って、情報交換させて頂いています。 もしよろしければ参加してみてはいかがでしょうか?

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Narichika Kajihara
@kajinari

Agileコーチとして、開発チームのチーム・ビルディングを担当し、チーム支援を行っている。 その他には、モダンな情報システム担当、エンジニア採用、技術広報など